2024年7月1日月曜日

誰も彼女のことを知らない

フィリピンの小都市の市長が中国のスパイという疑惑が
35歳の女性市長は市長室のすぐに後ろにあった中国人を対象としたオンラインカジノの敷地の半分を所有していたが
このオンラインカジノは事実SNSを通じて異性に接近してお金を巻き上げるロマンス詐欺」犯行の巣窟だった
市長選挙には出馬するわずか1年前に有権者登録をして当選

2024/6/20BBC放送など
フィリピン北部バンバン(Bamban)市のアリス・グォ(Alice Guo)市長が全国的な注目を浴びている
バンバンは小さな農村で、最近までグォ市長は特別な関心を集めることはなかった
フィリピン当局は今年3月、バンバンにあるオンラインカジノを急襲して中国人202人とその他外国人72人など700人に近い職員を救出
ここに閉じ込められた職員はオンラインで他人に親しげに近づき
相手をその気にさせて金品を巻き上げる詐欺行為を行うために動員された人々だった
調査の結果、グォ市長は該当の施設があった土地の半分を所有していた
8ha達する敷地にはプール・ワイン貯蔵庫などもあり、グォ市長所有のヘリコプターもあった
グォ市長は2年前市長選挙に出馬する前に土地を売ったと主張

もう一つの疑問はグォ市長の出身背景についてほとんど何も知られていない点
地方公務員が地域の有志と関係がある場合が相当あるフィリピンでは異例
グォという姓も珍しいという
グォ市長は上院公聴会で自身が病院ではなく家で生まれ17歳のときに出生届が出されたとしている
またホームスクーリングを受けたと主張
グォ市長は自身の父親がフィリピン人だと明らかにしたが、事業記録などからは中国国籍者であることが確認されたとBBCは伝えた
グォ市長は2022年の選挙遊説演説ではタガログ語で
「母はフィリピン人で父は中国人」
と話していたことがある
グォ市長は選挙に出馬して当選する1年前の2021年、バンバンで有権者登録を行った

リサ・ホンティベロス(Risa Hontiveros)上院議員
グォ市長の背景に対する回答が明確ではないと指摘
「彼女のように謎の背景を持っている人々が中国の資産で働いているのだろうか」
「フィリピンの政治に影響力を行使できるように植え付けられたのだろうか」

Sherwin Gatchalian上院議員
「グォ市長は質問にいつも『分からない』と答え、自身がどこに住んでいたのかさえ覚えていない」
「信じがたいこと」
グォ市長はスパイ容疑に対して言及せず、上院に出席した後にはインタビューを避けている

2024/6/16マルコス大統領
「誰も彼女のことを知らない」
「我々は彼女がどこから来たのか知りたいので、移民局と共同で彼女の市民権に対する問題を調査している」

フィリピン政府はグォ市長が不法に公職を遂行していないかを調査しているところで
不法行為が立証された場合その職位を解除することができる

フィリピンは中国と南シナ海領有権問題を巡ってナチバチ
マルコス大統領はグォ市長に対する調査が
「ある国だけを対象にしたものではない」
外国人がフィリピンで公職につけないようにすると明らかに

フィリピンで、中国のスパイと疑われてきた女性市長が中国人であることがわかり議論が拡大
現地捜査当局の調査の結果、女性市長の指紋は2003年にフィリピンに入国した中国人女性と指紋が一致したことが明らかになった

2024/6/28インクワイアラーなどなど現地メディア
リサ・オンティベロス上院議員が前日に声明を出し
フィリピン北部ルソン島タルラック州バンバン市のアリス・グォ市長の指紋が
中国人女性グォ・ファピンの指紋と一致するものとフィリピン国家捜査局(NBI)が確認したと報道
グォ・ファピンは13歳の時である202001月に中国人のパスポートを所持して特別投資居住ビザでフィリピンに入国

シャーウィン・ガチャリアン上院議員
フィリピン投資委員会と移民局から入手したグォ・ファピン名義の特別投資居住ビザ写本と中国パスポート写本を根拠に
グォ市長が中国人グォ・ファピンという疑惑を提起
ビザにはグォ市長と同一人物と推定される写真があり
パスポートにはグォ・ファピンが1990年8月31日に中国福建省で生まれたと書かれている

オンティベロス議員
グォ・ファピンがアリス・グォという名前をフィリピン人から盗用したとみられると
「彼女がフィリピン人に偽装したことはバンバン市の有権者と政府機関、すべてのフィリピン人に対する侮辱」
「グォ・ファピンは中国人であり、フィリピン市民の身分を不正に得て市長職に出馬、力があり影響力のあるフィリピン人の信頼と友情を得た」

先週フィリピン大統領直属の組織犯罪対策委員会(PAOCC)
グォ市長とこの施設の設立者など14人を密入国斡旋・人身売買関連容疑で起訴
PAOCCの公訴状はグォ市長がグォ・ファピンと言及している

フィリピン域外ゲーム事業者(POGO)と呼ばれる中国系オンライン賭博場は賭博が禁止された中国本土の顧客を狙った中国人の投資で2016年ごろからフィリピンで爆発的に増えた
だが今年当局の取り締まりの結果
これら業者で密入国斡旋、人身売買、ボイスフィッシングなどの詐欺や売買春のような各種犯罪が起きていることが確認された
また取り締まりの過程で中国人民解放軍の軍服、勲章、階級章と銃なども見つかっており
これら業者が中国と関連しているという疑惑が一層拡散している

・・・日本で云うと
草・・・ってやつ?
日本にもいそう

今日は~
ツマグロニョウモンの幼虫

画は4月終
4月からコレだと先が・・・
と思ってたら
ぜんぜん見なくなった
親もいない
他の蝶もいない
極たまにしか見ない

お天気?
ちとコワい

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