2024年7月14日日曜日

お安い車検が無くなる?

OBDとはOn Board Diagnosticという言葉の頭文字をとったもの
On Boardとはクルマに載っている、Diagnosticとは診断をするを意味し
OBDとは車載式故障診断装置を表します
現代のクルマは各部がコンピュータで制御されていますが
制御だけでなく正常かどうかを常に診断する機能がある
コンピュータが制御をしているのは、エンジンやトランスミッション、ブレーキなどはもちろんのこと、前のクルマに追従して走行するアダプティブクルーズコントロールなど
クルマの走る機能、曲がる機能、止まる機能のほとんど
コンピュータは制御を担当している各部の状態をセンサーを使って調べています
そのセンサーの情報をもとに、プログラムに基づいて計算し各部をどれだけ動かそうか決定してる
その結果に応じて、燃料を出すバルブやブレーキ力を調整するバルブなど
各部の機械部品を動かしている
こうした多種多様な部品は、まれに故障することが
故障した状態でコンピュータが制御を行うと、プログラム通りに部品を動かせなくなり、クルマが非常に危険な状態になってしまうことが
そこでコンピュータは制御している部分が故障しているかどうかも同時に診断
故障した場合には警告ランプを点灯させることでドライバーに警告
それだけでなく最低限度の走行が可能な緊急時の制御を行う機能も組み込まれてる

クルマが故障したあと、整備工場ではどのようにクルマを調べているの?
整備工場には、クルマのコンピュータと通信をして故障を読み取るスキャンツールという端末が
メカニックはスキャンツールをクルマに接続して、出力された情報を参考に部品交換などの整備作業をして正常な状態にする
つまりこのコンピュータが故障を判断したり、故障情報を記憶する機能がOBD 車載式故障診断装置
これまで日本の車検制度では、コンピュータ制御装置を検査の対象としておらず
あくまでもクルマの機械部品の状態や排気ガスの状態などが検査の基準になっていた
ですから警告灯が点灯していてもクルマの状態が基準に適合していれば、車検に合格していた

この状況が変わり始めたのが2021年
この年にOBD検査制度の先行版ともいえるOBD点検制度が始った
これは、OBDが正常に機能しているかどうかを確かめる項目
メカニックは車検の際に、エンジンのスイッチをオンにしたときに警告灯が点灯し
始動後に問題なく警告灯が消灯することを確認
もし警告灯が点灯を続けたり、あるいはまったく点灯しない場合は故障
メカニックが必要な整備をして正常に機能するようにしなければ、車検に合格しなくなった
そして今回、より本格的なOBD検査制度が開始される

OBD検査の手順は
高い安全性を提供するADAS 先進運転支援機能の性能維持のためにもOBD検査は重要なチェック項目
高い安全性を提供するADAS 先進運転支援機能の性能維持のためにもOBD検査は重要なチェック項目
まず整備工場は、インターネットに接続出来る専用の法定スキャンツールを用意
車検を受けるクルマに法定スキャンツールを接続
法定スキャンツールをインターネットにつなぎ自動車技術総合機構という国の機関のサーバーにアクセス

・・・新たな利権の臭いが・・・

メカニックが法定スキャンツールを起動すると、スキャンツールは自動でクルマのコンピュータと通信
読み出された故障情報とクルマの車体番号をサーバーに送信
サーバーには、これが示されたら基準に適合しない 故障リストが自動車メーカーからあらかじめ提出されていて
サーバーはこの故障リストと法定スキャンツールが送信してきた内容を比較
故障リストと合致するものがあったら、サーバーは不合格であることと内容を法定スキャンツールに返信
サーバー内には、そのクルマに故障があったことを記録
悪質な替え玉受験?や、故障を修理する整備もせずに合格扱いとするような不正行為を防ぐ効果が期待されてる
メカニックは故障を示さなくなるまで整備と通信
そして故障がなくなれば車検合格

この制度改正は、やがて来る自動運転システムへの準備と?
すでに多くのクルマに装着されている先進運転支援機能(ADAS)は、カメラやレーダーが正常に機能して、初めてドライバーや周囲の交通の被害を減らす
そのシステムが正常に機能しない状態では
突然ブレーキが作動したり、前にクルマがいるのに加速を始めるなどの危険な走行をする恐れが

これまでの車検の項目には電子制御装置の検査がなかったため
OBDを検査することでコンピュータ制御が正確に機能しているか、クルマ全体を含めてチェックしようとしている
ただしOBD検査の対象となるクルマは、おおむね2021/10以降に新発売された車種
エンジン、ブレーキ、エアバッグ、先進運転支援機能が対象装置

ますまず高機能化する新型車の性能を保つためにも定期点検の重要性が高まっています
S県で自動車整備工場を営んでいるAさんは、OBD検査制度開始後のことを不安視
「仕事の進みが遅くなったりユーザーとトラブルになりやしないかと心配しています。
整備を行えばその分だけ工賃が増しますし、部品を交換すれば部品代もかかります。
ユーザーに断りなく整備を行ったり、部品を交換するわけにはいきません。
しかも、作業の必要性が発生する都度ユーザーの了解を得るのは良いけれど、作業をしていたら何十万円もかかった、というわけにはいきませんよね。
もしその金額がかかるのでしたら、クルマを買い替える方もいるからです。
んなことから、OBDの状態を確認したら、必要になりそうな整備を整備着手前に予想し、必要な作業と部品を見積り、ユーザーに説明しなければならなくなると考えています。
私や従業員がうまく説明できるか、ユーザーに正しく伝わるのか、今から戦々恐々としています」
実際の作業のみならず、サービス窓口でユーザーの対応をおこなう担当者の負担も大きくなる

・・・確実な見積もりはムリ
おおよそな見積もりになる
それでも時間。コストがカカるから
こうゆう症状ならイクラとか
かなりハバを持たせた
例えば、1万~50万とか
又は
松・¥100万・竹¥50万・梅¥20万
みたいな・・・

ユーザーの中には、整備工場に全部任せてあるからと、請求書をもらうだけの人もいるかもしれません
クルマに十分お金をかけられる人なら良いかもしれませんが、多くの人はそうもいかない
車検期限の前に余裕をもって自動車整備工場に相談し
メカニックが言うことにじっくり耳を傾けたり、あるいは書面で受け取った内容をじっくり読み、疑問があったら質問を
何より、自動車整備工場と良い関係を持つことが大切
整備士Aさん
「納得したような感じで帰られたあと、クチコミサイトであれこれ書かれてしまうのが一番困ります。
こちらも誠意をもってお客様に臨んでいますので、お客様も疑問や意向をしっかり伝えてほしいと思っています。
一番良いのは、12か月ごとの定期点検整備も受けていただいて、かつオイル交換などで適宜入庫していただき、何度もおクルマの状態を見せていただくことです。
こちらもクルマの状態を把握できますのでいろいろ準備ができますし、車検の際にも良い結果となるはずです」

常にクルマを良い状態になるように維持、管理することが、結果として準備につながる
まずは定期点検整備を受け、気軽に相談してみることが・・・

・・・センサー・コンピューターetc
余計な?モノ?が増える=故障の原因が増える
ことに基盤とか高密度化・複雑化etcしたモノは原因の判断がしにくい
なんでユニット交換とかになる
そして、ソレで不具合が無ければ結果オーライ
けど、はたしてソウだったのか?
という不安が常に残る
あとバッテリー
コイツも不安定要素
物理的にキッチリした余計なモノが介在しない機械、システムは
キッチリ治せ、安心

自動停止、自動運転etc
どう検査?
千回ヤって1回不具合が起きるとか
それこそ万が一の故障があるとして
ソレをどう評価するか・・・
仕方ないと割り切る?

そもそも自動運転とか
結果オーライでできたブラックボックスなソフト
不安しかない

今日は~
デンドロビウム アグレガタム ジェンケンシー/Dendrobium aggregatum jenkinsii

バーク・コケ プラ鉢仕様
5月半ば
今年の初花
咲いたけど2輪
さびしい
濃い黄色が・・・

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