2024年2月1日木曜日

中国経済の今?

中国本土と香港の株式市場は前回のピーク時から計$6兆相当の時価総額を失い、習近平指導部にとって痛みを伴う現実が・・・
世界2位の規模を誇る中国経済の先行きに対する人々の見方は極めて厳しく、こうした悲観論はますます・・・
中国本土株のCS1300指数は今月に入り大きく下落
過去3年間の下落率はほぼ40%
こうした容赦のない下げで、個人投資家が中心の中国株式市場は悲鳴を

約2兆元規模で検討されている市場安定化策や、中国人民銀行の潘功勝総裁が24日に突如発表した預金準備率の引き下げは
何としても相場下落に歯止めをかけようとする当局の焦りを示している?
しかし海外の投資家や個人投資家はいずれも、一連の措置が持続的な株価回復を促すのに十分なのか懐疑的
長引く不動産危機や人口動態上の問題に比べれば、株安はまだ表面的な問題に見える?
家計資産に占める株式の割合は不動産と比較すればごくわずかであり、金融の安定を脅かすようなシステミックリスクの兆候も今のところ見られない
だが金融関連のコメントや経済データに対する政府の統制が強化されつつある中国
住宅価格の下落から貿易対立の激化に至るまで、実体経済が抱える問題を公に再認識させることができるのがマーケット
株安で個人消費や設備投資が伸び悩み、中国経済の問題がさらに悪化する恐れも

中国東部・江蘇省蘇州にある西交利物浦大学のフランク・ツァイ非常勤教授(国際学)
「中国経済は順調に推移しているとの主張を繰り返しても、それを実現するためにできることは限られている」
「習氏は共産党の認識が中国や世界の投資家の見方と一致しているかどうかに関心を向けるべきだ」

中国当局が国内株式市場に対してこれほど強い懸念を示すのはほぼ10年ぶりだが
2015年とは経済状況が大きく異なる
当時、政府は中国経済のけん引役だった不動産に大規模な刺激策を講じる用意もあった
3兆元を超える人民銀の資金を使って、老朽化した集合住宅の取り壊しや新たな物件の建設や販売を進めた
また当局は大幅に金利を引き下げ個人消費と設備投資を後押しした
15年10月には一人っ子政策の撤廃が発表され投資家の関心も再び高まった
公式データでは、15年の国内総生産(GDP)成長率は7%に
23年の中国経済は5.2%成長と、5%前後に設定されていた通年の成長率目標を達成した
昨年12月の住宅価格は約9年ぶりの大幅下落
輸出が伸び悩んでいるほか人口は減少し、職のない新卒者も多い

さらに重要な点は当局が市場の支援に向けて介入する用意があるように見える一方で
債務増で調達した資金で不動産セクターや経済全般の成長を促す従来の刺激策からの方向転換を明確にしている
政策措置は控えめで国家安全が成長と並ぶ優先事項となり、党トップへの権力集中が進んでいる中、政府当局者が危機への迅速な対応に苦慮する可能性も
レイリアント・グローバル・アドバイザーズの許仲翔最高投資責任者(CIO)は非常に多くの融資が不動産に結び付いていたため
中国の政策転換は市場からの信用撤退につながったと
つま、現在の落ち込みは15年よりもはるかに大きいと
「これは全般にわたって富にマイナスの影響を及ぼす。信頼感が弱まり、より広範なベースで将来に対する悲観論につながる」

この数十年で最も市場に対する見方が低迷する中
中国経済がアメリカを追い抜けるのか、それとも1990年代の日本に根付いたような停滞に向かうのか、議論が・・・

ギャブカル・ドラゴノミクスの中国調査担当副ディレクター、クリストファー・ベダー氏
「ここ1年の株式相場の下落は、明らかに中国経済に対する評価だ」
「中国の株式市場は名目の経済成長が加速すると上昇する傾向にあるが、国内外の投資家は今のところそれが起こりそうにないと結論付けている」

ダルトン・インベストメンツのベリタ・オン会長
「新型コロナウイルス感染症対策のロックダウンの突然の終了など、習氏は迅速な行動が必要な状況下では、素早く行動できることを示してきた。彼がそうすることを選択すれば、事態を好転させることもできる」と話す。

とれる手段が少なくなり、懐疑的な投資家層を納得させる必要があるため
中国当局にとって持続的な好転は難しい注文に

ナティクシスのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、アリシア・ガルシア・エレロ氏
「15年よりも状況ははるかに厳しい」
「大きな刺激策を打ち出す必要はあるが、それを実現するための財政余地があるのか、あるいは十分な利下げができるのかも分からない」

王 青:日中福祉プランニング代表
先日、3年ぶりに中国を訪れて驚いた。以前とはまったく異なる光景が
街に人がいない、景気が悪い。社会に活気がない
多くの中国人が「中国と日本は何もかも逆転した」と口を揃える
空港はガラガラ、デパートに人はおらず、レストランは閑古鳥
上海に着いた時からして、数年前とは様子が全く違っていた
上海浦東国際空港には静寂が広がっていた。以前は出国するにも入国するにも長蛇の列で、入国審査を通過するのに長い時間を要していた
しかし、今は空いていてスイスイ進む
数年前までのあの空港の喧騒はどこへ行ったのか、こんなに空いている空港を今まで一度も見たことがなかった
一方、日本に戻ってくる、成田国際空港は出発ロビーも到着ロビーも、大勢の人々でにぎわっていた
免税店では買い物客が長い列を作り、入国時の税関荷物検査も混雑していた
上海の空港とはまったく違う
中国の昔のことわざに「三十年河東、三十年河西」というものがある
長い歴史の中で、あらゆる物事は変化するし、世の中の盛衰は移ろいやすいという意味
今の中国と日本の逆転現象は、果たして本物なのか。そして、いつまで続くのか……両国の未来は、誰にも予測できないのではないかと・・・

さらに
中国で規制擦り抜け暗号資産投資が拡大、株や不動産から逃避
上海在住で金融機関の幹部として働いているディラン・ルンさん
2023年初め、中国経済と中国株がこれから落ち込んでいくとの実感を持ち、手持ち資金の一部を暗号資産につぎ込み始めた
中国では21年以降、暗号資産の取引および採掘が禁止されている
だがルンさんは地方の小規模な商業銀行が発行したカードを利用し、いわゆるグレーマーケットのディーラーを通じて暗号資産を購入
また監視の目を逃れるため1回当たりの購入額を5万元までに制限
「ビットコインは金のような安全資産だ」と語るルンさん
現在、運用資金の半分に当たる約100万元相当の暗号資産を保有し、配分比率は中国株の40%を上回っている
ルンさんが投資した暗号資産の価値は45%上昇した半面、中国株は3年にわたって下落が続く
ルンさんのように規制を擦り抜ける巧妙な方法を駆使し、ビットコインをはじめとする暗号資産を手に入れようとする中国の投資家は増えるばかり
背景には国内で低迷したままの株式や不動産よりも暗号資産は安全な投資先だとの考えがある

彼らが取引するのがグレーマーケット
中国本土の暗号資産取引は禁止され海外に資金を移すのも厳しく制限されているも
人々はOKYやバイナンスといった交換所経由だったり、相対取引を介したりして、引き続き暗号資産の売買はできる
本土の投資家は、海外の銀行口座を開設することによる暗号資産購入も可能
中国市民は23年に香港でのデジタル資産取引が解禁されたことを受け、年間5万ドルの外貨購入枠を利用して資金を香港の暗号資産口座に移動させつつある
本来、この購入枠は海外旅行や留学のためにしか使うことができないと定められている
香港のある暗号資産交換所幹部は、中国経済の悪化で
「本土(資産)への投資はリスクが高く、不透明で期待外れになってしまったので、人々は海外に資産を振り向けようとしている」
ビットコインや他の暗号資産がそうした投資家を引き付けていて
「ほぼ毎日、本土投資家が香港市場にやってくる光景を目にしている」
暗号資産データ・プラットフォームのチェーンアナリシス
中国における暗号資産取引が拡大し、相対取引規模の世界ランキングは22年の144位から23年に13位まで躍進
中国では公式には禁止されているにもかかわらず22年7月~23年6月までの認証前ベースの取引記録で見た暗号資産市場規模は推定$864億と、香港の$640億をしのぐ
個人投資家による$1万~100万までの大口取引が全体に占める比率は、世界平均の3.6%の2倍近く
同社はリポートで、中国の暗号資産取引の大半、非公式なグレーマーケットである相対市場で発生していると
一方香港の繁華街などには実店舗式の暗号資産交換所が随所に見られ、こうした交換所への規制は緩い
ある人気の交換所は利用客が最低500香港ドル($64米)から暗号資産の購入が可能
身元を確認するための書類提出は必要とされない
中国では暗号資産の地下市場もにぎわっている
個人のデジタル資産購入を手助けするディーラーの1人
1日当たりの取引規模は数百万元か、場合によっては数千万元単位になると
株式アナリストのチャーリー・ウォンさんは、香港で公式に認められた交換所を経由してビットコインを買った
「伝統的な資産にチャンスを見出すのは困難だ。中国の株や他の資産は不振で、経済は重大な移行期に差し掛かっている」
さらにウォンさん
中国当局はビットコインがいかに大きな影響をもたらし、潜在的な力を秘めているのかよく分かっていて
だからこそ香港での取引を承認し、ニューヨークやシンガポールなどの金融センターで続く暗号資産ブームとのつながりを保とうとしている?

チェーンアナリシス
足元の事態が「中国政府はもしかすると暗号資産に対して寛容になっていて、そうした方向への取り組みを進めるために香港でテストをしているのではないかとの憶測を生んでいる」

そして
2024/1/272:54 JST
中国当局は市場てこ入れ策を強化、指数は値動き荒い展開
中国株の買い、今や世界で最も魅力的な逆張りとハートネット氏
売り込まれた中国株に、ここ1週間で大量の資金が流入したとバンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが明らかに
中国当局が低迷する株式市場のてこ入れ策を強化したという背景も?
EPFR
マイケル・ハートネット氏率いるチームはEPFRのデータを引用し、24日までの1週間に中国株に流入した資金は総額$119億と史上2番目の大きさだったことを指摘
新興国市場の株式全体への流入額は過去最大の$121億に上ったが、中国株がそのほとんどを占めた

ハートネット氏
中国株の買いは今や「世界で最も魅力的なロングの逆張りトレード」
「それが『投資』だとは誰も考えていない」

この週の中国株は値動きが荒く、中国経済の健全性に対する懸念が膨らむ中でMSCI中国指数は2022年10月以来の水準に下落した
中国政府が対応を強化したことを受けて指数は反発
その後の3日間では過去1年余りで最大の上げを記録
中国人民銀行(中央銀行)は24日、経済への流動性を増やすと発表
一段の市場支援策が続く可能性も示唆
ただ26日のMSCI中国指数は2%安
薬明生物技術や無錫薬明康徳新薬開発などヘルスケア銘柄がアメリカの規制を巡る懸念から大きく売られ、指数を押し下げた

・・・この逆張りは?
短期的にはアリかもだけど
いずれ・・・

今日は~
キクザキイチゲ/Anemone pseudoaltaica濃色大輪種

去年の4月はじめ
今年は何時?
3月末には開花?

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