2024年1月4日木曜日

世は不況へ?

 中国の習近平主席、経済的苦境に異例の言及

中国ではアメリカは自分たちのGDPの6割を超えて成長する国を全力で潰しにかかる
という説が
その先例が旧ソ連と日本
2022年の中国のGDPは$18.1兆でアメリカの7割を超えた
2023年になって西側のメディアでさまざまな識者が「ピークチャイナ」という言葉を使うように
1978年に鄧小平による改革開放政策が始まって以来の40年間、中国は平均9.5%という高成長を続けてきた
しかし今や・・・
アメリカ ジョンズ・ホプキンス大学のハル・ブランズ特別教授
「中国は国力がピークにあるうちに台湾の武力統一を図る可能性があり、そのリスクが高いのは2020年代だ」
中国には「勝負をかけるなら今のうちだ」と台湾武力統一に駆られる衝動が・・・
という見方が

巨大な消費市場である中国の経済が停滞することのインパクトは大きい
IMFによれば中国の成長率が1%下がれば、世界経済の成長率は0・3%低下?
政治的な思惑をはらんだピークチャイナ論に説得力を与えているのは、中国の総人口が22年に減少に転じたこと
14年まで35年にわたって続いた一人っ子政策の影響は大きく、これから高齢化が猛スピードで進む
中国政府は35年前後には60歳以上の人口が全体の30%を超えると予測
中国では不動産不況が深刻に
21年には不動産デベロッパー大手の恒大集団の経営が事実上破綻
23年には同業の碧桂園でも資金繰りの悪化が表面化
すでに上場しているデベロッパー55社のうち30社以上でデフォルト(債務不履行)が生じており、その多くが民営企業
総人口の減少という事態に直面して、不動産市場の将来に悲観論が広がる
不動産需要の減退は鉄鋼などの素材、家電をはじめとする耐久消費財など幅広い分野に影響する
投資意欲の落ち込みは不可避
バブル崩壊と人口動態の変化によって成長力が落ちていく姿は、日本を連想させる
いま中国で懸念されているのが日本が経験したバランスシート不況が中国で再現されること
資産価格下落を受け、企業が生き残りのためにバランスシート圧縮を最優先するようになる状況
投資よりも債務返済にカネを回す結果、スパイラル的に景気が悪化
中国の企業債務はこの10年で急速に膨らんでおり、家計・政府と合わせた債務残高はGDPの300%を超え、その逆回転が始まると
野村総合研究所・主席研究員のリチャード・クー氏
「かつての日本との最大の違いは、中国政府はバランスシート不況という病気の存在とその対処法を知っていること」
中央政府による大規模な財政出動により不動産不況を打開することを提案
中国の地方政府が借金まみれなのに比べて中央財政には相対的に余裕がある
それでも債務リスクを灰色のサイと呼んで警戒してきた習さんは、景気対策のための財政出動には慎重な姿勢を崩さない
人口動態をめぐる悲観論に中国政府は人口の質向上で対抗する構
教育・訓練による人材の高度化で生産性を上げるという発想
男性は60歳、女性は55歳か50歳の定年を延長して労働力不足を補うための地ならしも進む
そのうえで農村部から都市部への人口移転を一層進め、現在65%の都市化率を90%超の水準まで引き上げることなどが議論されている
生産性改善の切り札はイノベーションだがアメリカ・中対立が激化するなかで海外からの資本や技術の導入は難しくなっている
民間企業より国有企業を優先する傾向が強い習近平体制のもと、技術革新が本当に進むのか?
日本の場合は90年代初頭にバブルが崩壊してから、09年に人口が純減に転じるまでに20年近いタイムラグがあった
中国ではそれが同時に生じているだけに対応は簡単ではない

最大の輸出先である中国の経済下振れは日本経済を直撃
しかも中国企業は国内市場が低迷すれば海外に活路を求め、日系企業はグローバル市場で激しい争奪戦に
日本にとってピークチャイナは決して対岸の火事ではなく、巨大な構造転換がもたらす衝撃に備える必要がある

・・・世界経済を引っ張ってきたとされる中国が・・・
大きなながれで見たら世界は不景気に
今の株etcの上昇は・・・一時の夢
市場が、ココで儲けてやるという意志の表れ

中国政府にゼニがあると云っても
地方政府・企業etcを全部救済できる量じゃない
さらに軍に多額の銭をツっこんでるし
その銭は基本的に富みを生まない・・・ムダ金

日本の轍はフまないと云うけど
日本でも定年延長したり
ミスマッチの解消に人口の質向上?をヤろうと・・・質向上してねえし
これムズい
さらに
農村部から都市部へ⇒地方が疲弊していく
コレが日本の現実なんだけど・・・

まあ、2024は身構えるしかない

2024/1/5 中国シャドーバンク大手、中植が破産申請-不動産危機で急転落

今日は~

てっきりホウライシダ/Adiantum capillus-veneris L.と思ってた
でも・・・
少し大きくなってみると違う
で廃棄

2023/1/6
加筆

0 件のコメント:

コメントを投稿