2024年1月19日金曜日

ヘッジファンドは$安へ向かうとみてる?


アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)の直近データでは、9日までの週の投機筋の主要通貨や新興国通貨に対する$売り持ち($が↓れば儲かる)総額は$127億と、前週の$105億から増加
これは昨年8/22までの週以来の大きさで、$100億と1年余りぶりの買い持ちだった11月半ばから真逆
投機筋は、過去7週のうち6週で$売り持ちを拡大
これは金利先物や短期金融市場が連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ幅は1.5%以上になると織り込んだことと軌を一にしている
ここ数週間でアメリカ国債と他の主要国債の短期ゾーンの利回り差もかなり大きく変動
アメリカとドイツの2年債利回り差は約0.25%と、昨年8月以降で最も小さくなった
だが今年これまでのところ$がほぼ全ての主要通貨に対して上昇
特に3%に達する対円での上昇率が目立つ

HSBCの通貨アナリストチームが指摘するようにCFTCのポジションデータは
他の主要国に比べて力強いアメリカ経済成長や、他の中銀よりタカ派的なFRBから発信されるメッセージ($が↑)とは逆の動き
同チームは14日のノートに
「CFTCのデータはアメリカの例外主義を印象づけ、アメリカ経済やFRBのメッセージは市場の織り込みほどハト派的ではない」

外為市場の投機筋が$売り持ち方向に極めて大きく傾き
金利トレーダーが年内1.5%と、FRBが昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表した想定の2倍の利下げ幅を見込んでいるのは実に興味深い
経済活動は確かに鈍化する公算は大きいが、多くのエコノミストは24年中に景気後退になる見方を捨て
ある程度のソフトランディング、つまり労働市場が雇用創出を続けて企業利益は10%を超える伸びになると見ている

アメリカ国外に目を向ければ€圏は景気後退に入っているかその瀬戸際
国際通貨基金(IMF)によるとイギリスの今年の成長率は1%弱と主要7カ国(G7)で最低に
日銀も予想ほどの引締姿勢にならない可能性がある
結論を言えば、ヨーロッパ中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)、日銀というFRB以外のG4中央銀行は
今年の政策運営経路は市場が数週間前に想定したより金融緩和になると・・・
他の条件が等しければ、そうした事態が各通貨に影響するはず
今年は時間が経過するとともに、外為市場は全体として$高方向に進むように見える
だがヘッジファンドは逆に向かって$安と見ている

・・・ヘッジファンドに、どうゆう目算がアるのか?
まあ中国発の景気後退はある
けど、$の一人負けになるとは・・・

今日は~
シクラメン

元日の、お姿
12月になって白い花芽が
最近やっと色づきだした
いつ咲くやら?

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