2021年10月4日月曜日

国民よりダイジなモノ

アメリカの穀物農家
日本に送る小麦には、発がん性に加え、腸内細菌を殺してしまうことで、さまざまな疾患を誘発する懸念が指摘されているグリホサートを雑草ではなく麦に直接散布
収穫時に雨に降られると小麦が発芽してしまうので、先に除草剤で枯らせて収穫
枯らして収穫し、輸送するときには日本では収穫後の散布が禁止されている農薬イマザリルなどの防カビ剤を噴霧
グリホサートは日本の農家も使っているが、日本の農家はそれを雑草にかける
問題なのは、アメリカからの輸入穀物に残留したグリホサートを、日本人が世界で一番たくさん摂ってる
アメリカで使用量が増えているので、日本人には小麦のグリホサートの摂取限界値を6倍に緩めるよう要請された
2017/12/25日本政府は基準を緩めてしまった
農民連食品分析センターの検査によれば、日本で売られているほとんどの食パンからグリホサートが検出されている
国産や十勝産小麦と書いてある食パンからは検出されていない

大豆製品では、Rubio ほかがフィラデルフィアで購入した醤油中のグリホサートを分析
検査した醤油の36%で基準より多いグリホサートが検出された
有機醤油からグリホサートは検出されなかった
日本国内の醤油についての検査は?
日本人の毛髪検査からの輸入穀物由来とみられるグリホサート検出率も高い(28人中19人に検出、検出率68%)
世界的にはグリホサートへの消費者の懸念が高まり規制が強化されてる
日本は逆に規制を緩和しているので、日本での儲けに期待が高まる?

2018年3月末に、消費者庁
「消費者の遺伝子組み換え表示の厳格化を求める声に対応した」
として、GM(遺伝子組み換え)食品の表示厳格化の方向性が示された
アメリカからは、日本に対してGM表示を認めないとの圧力が強まると懸念されていたなかでGM表示の厳格化を検討する?
アメリカが問題視しているのは
遺伝子組み換えでない(non-GM)という任意表示について
「日本のGM食品に対する義務表示は、対象品目が少なく混入率も緩いから、まあよい。問題はnon-GM表示を認めていることだ」
と日本のGM研究の専門家の一人から聞いていたからなのだ。
「GM食品は安全だと世界的にされているのに、そのような表示を認めるとGMが安全でないかのように消費者を誤認させるからやめるべきだ。続けるならばGMが安全でないという科学的証拠を示せ」
日本のGM食品に関する表示義務は
①混入率については、おもな原材料(重量で上位3位、重量比5%以上の成分)についての5%以上の混入に対して表示義務(注1)を課し
②対象品目は、加工度の低い、生に近いもの(注2)に限られ、加工度の高い(=組み換えDNAが残存しない)油・醤油をはじめとする多くの加工食品(注3)、また遺伝子組み換え飼料による畜産物は除外とされている

(注1):GM原材料が分別管理されていないとみなし、遺伝子組み換え不分別といった表示が義務となる。
(注2):トウモロコシ、大豆、じゃがいも、アルファルファ、パパイヤ、コーンスナック菓子、ポップコーン、コーンスターチ、味噌、豆腐、豆乳、納豆、ポテトスナック菓子など
(注3):サラダ油、植物油、マーガリン、ショートニング、マヨネーズ、醤油、甘味料類(コーンシロップ、液糖、異性化糖、果糖、ブドウ糖、水飴、みりん風調味料など)、コーンフレーク、醸造酢、醸造用アルコール、デキストリン(粘着剤などに使われる多糖類)など

これは、0.9%以上の混入があるすべての食品に、GM表示を義務付けているEUに比べて、混入率、対象品目ともにユルユル
厳格化されたのは、遺伝子組み換えでない(non-GM)という任意表示についてだけ
現在は5%未満の意図せざる混入であれば、遺伝子組み換えでないと表示できたのを
不検出(実質的に0%)の場合のみにしか表示できない
と、そこだけ厳格化した(違反すると社名も公表される)
・・・全ての原材料を確実にnon-GMに
これ、大変

この表示義務の厳格化が、2023/4から施行されれば
表示義務の非対象食品が非常に多いなかで、可能な限りnon-GMの原材料を追求し、それを遺伝子組み換えでないと表示して、消費者にnon-GM食品を提供しようとしてきた
GMとnon-GMの分別管理の努力へのインセンティブが削がれてしまう?
そして、小売店の店頭から遺伝子組み換えでない、という表示の食品は、一掃される可能性が・・・
例えば、豆腐の原材料欄には、”大豆(遺伝子組み換えでない)”といった表示が多い
が、国産大豆を使っていれば、GMでないから、今後も”遺伝子組み換えでない”と表示できそうに思うが、流通業者の多くは輸入大豆も扱っているので、微量混入の可能性は拭えない
・・・使用してる機器はほとんど共用
なんでドッカに残ってた輸入大豆が混じるかも・・・

実際、農民連食品分析センターの分析では
遺伝子組み換えでない大豆製品26製品のうち11製品は不検出だったが
15製品に0.17パーセントから0.01パーセントの混入があり
今後は、これらは”遺伝子組み換えでない”と表示できなくなる。
”GM原材料の混入を防ぐために、分別管理された大豆を使用していますが、GMのものが含まれる可能性があります”といった任意表示は可能としているが
これではわかりづらくて、消費者に効果的な表示は難しい
そこで、多くの業者が違反の懸念から、表示をやめてしまう可能性も
すでにnon-GM表示をした豆腐などからの撤退が始まっている

GM表示義務食品の対象を広げないで、かつ、GM表示義務の混入率は緩いままで
このようなnon-GM表示だけ極端に厳格化したら、non-GMに努力している食品がわからなくなり、GM食品ばかりのなかから、いったい、消費者は何を選べばよいことになるのだろう

・・・本来、国民の健康が大事なはず
が、政治的事情?が優先
なんかな~

今日は~
ネリネ ?/Nerine ?

9月末
発芽
サビ病がでなければイイが・・・

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