2020年4月8日水曜日

早くもワクチンが・・・臨床試験に

ぼや川より
どうせなら・若い女性に・習いたい
・・・んだ・・・

ピッツバーグ大学医学部とピッツバーグ大学医療センター(UPMC)の研究チーム
指先サイズの貼る新型コロナウイルスワクチンを開発
査読付き医学誌のEBioMedicineに発表
査読付き医学誌に掲載された新型コロナワクチンは世界初
Microneedle array delivered recombinant coronavirus vaccines: Immunogenicity and rapid translational development - PIIS2352-3964(20)30118-3.pdf
(PDFファイル)https://www.thelancet.com/pdfs/journals/ebiom/PIIS2352-3964(20)30118-3.pdf
COVID-19 vaccine candidate shows promise in first peer-reviewed research
https://medicalxpress.com/news/2020-04-covid-vaccine-candidate-peer-reviewed.html
Coronavirus vaccine: This new velcro-like patch could be a major step toward one
https://www.inverse.com/mind-body/coronavirus-vaccine-pitt
ワクチン開発に当たって注目したのが新型コロナウイルスの表面に突出したスパイクタンパク質と呼ばれるタンパク質
スパイクタンパク質はウイルスが細胞に侵入する上で重要
新型コロナウイルスと密接な関係にあるとされるSARSコロナウイルスやMERSコロナウイルスにも同様のタンパク質が存在
新型コロナウイルスのスパイクタンパク質は、ヒトの呼吸器系や消化器系の細胞に存在するACE2受容体と結合ヒトの体内に侵入して増殖
このスパイクタンパク質を模倣したタンパク質を実験室内で作り
ワクチンとしてヒトの体内に送りこんで抗体を作らせるPittsburgh Coronavirus Vaccine(PittCoVacc)というワクチンを開発
論文の共同上級著者であるAndrea Gambotto准教授
「この手法は実際の新型コロナウイルスを用いないため
ワクチンを投与されたヒトが新型コロナウイルス感染症にかかるリスクも低い」

既に臨床試験がスタートしているmRNA-1273というワクチンは人工的に生成されたメッセンジャーRNA(mRNA)を利用したワクチン
PittCoVaccとは基本的な仕組みが違う
mRNAを用いたワクチンはスパイクタンパク質をヒトの体内で作成するように促しますが、PittCoVaccは直接タンパク質を送りこむため、より早く効果が出ると研究チームは考えてる

ワクチンの効果を高めて迅速に抗体を作らせるため薬物を伝達する方法にマイクロニードル配列というアプローチを
これは指先サイズのパッチに400本ものスパイクタンパク質を模倣した人工タンパク質と糖で作られたマイクロサイズの針を並べ皮膚にバンドエイドのように貼り付ける
皮膚は免疫反応が強い部位であるためワクチンとなるタンパク質を含んだ針が皮膚に刺さって解けることで効果的にワクチンを体内に送りこむ

UPMCの皮膚病科長を務めるLouis Falo氏
「私たちはマイクロニードル配列のアプローチを、天然痘ワクチンの接種方法に基づき、より効率的で多くの患者にとって再現性の高いハイテクバージョンとして開発しました」使われる針は患者が痛みを感じないほど小さい

また、他の多くのワクチンと違ってPittCoVaccは常温保存も可能
パンデミック時に必要となる大規模生産にも対応可能
ワクチンに使用するタンパク質は培養細胞を用いた細胞工場で大量生産でき
マイクロサイズの針もタンパク質と糖の混合物を遠心分離機を利用して型に流し込むことで生産できる
Gambotto氏
「多くのワクチンでは、スケーラビリティに取り組む必要はありません。しかし、パンデミックに対するワクチンを迅速に開発しようとする時、スケーラビリティは最初の要件となります」
実際に研究チームがマウスでPittCoVaccを試験したところ
ワクチンの接種から2週間以内にマウスの体内で抗体が急増
まだ開発されてから間もないため長期間マウスが追跡されたわけではありませんが
接種して1年間にわたり十分な量の抗体を産生し続けたMERSコロナウイルスのワクチンを受けたマウスと抗体量の推移は同じ傾向
研究チームはPittCoVaccの臨床試験を行うための承認をアメリカ食品医薬品局(FDA)に申請中
Falo氏
「このワクチンを迅速に開発できたのは、さまざまな分野の専門知識を持つ科学者たちが、共通の目標に向かって共に取り組んだからです」

今日は~
シュンラン/Cymbidium goeringii
古株・大株
3月終わり
アチコチにツボミが見える

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