2018年8月1日水曜日

ゾンビ?な星

ぼや川より
この夫・看取ればアタシ・うふふふふ
・・・長生きしたる・・・

Nature誌で
異例の超新星iPTF14hlsは、爆発したあとも輝くことをやめず、何度も妖しく明滅を繰り返しながら、通常の10倍という長い時間をかけて暗くなっていった
そしてiPTF14hlsは
過去に一度“死んで”いた──それがまるでゾンビのように復活
二度目の死を迎えていた

2014年9月、天文学者らはひとつの超新星を、米カリフォルニア州サンディエゴ近くにあるパロマー天文台の全自動掃天観測システムで検出
5億光年先のおおぐま座に位置するしていた超新星iPTF14hls
爆発からの光度の変化と吸収線スペクトル分析からiPTF14hlsは
水素の吸収線が見られるタイプII-P型超新星と分類
タイプII-P型の超新星爆発は、総じて光度が一定となる約100日間の平坦期を迎えたあと、徐々に暗くなる
iPTF14hlsも同じだと・・・
ところが135日~140日が経っても、iPTF14hlsは変わらず輝き続けた
そればかりか、普通ならはとっくに闇に呑まれているはずの超新星は、徐々に輝きを増していた
それから600日目まで、iPTF14hlsは5度も明滅を繰り返した
さらに過去のデータから1954年にも一度爆発していたことが判明
つまり、60年前に一度“死んだ”はずの星がゾンビのように復活し、再び2014年に爆発していた
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の天文学者イアー・アーカヴィ博士
「この超新星は、超新星爆発がどのように振る舞うのかという知見を、ことごとく粉砕してくれました」
「星の爆発について10年ほど研究していたなかで突き当たった最大の謎です」
研究者らは、iPTF14hlsの質量を太陽の約50倍以上と推定
これまでの超新星爆発のなかでも最大規模
その巨大な質量が従来のモデルで説明できなかったひとつの要因?
これは理論上予見されていた脈動性対不安定型超新星の最初の観測だった可能性が
カリフォルニア大学バークレー校のダニエル・カセン准教授
「今回の超新星爆発は理論上、巨大な質量をもつ星の高温の核のなかで反物質が生成された結果なのかもしれません」
「それは恒星を激しく不安定にし、何年もかけて明るい爆発を繰り返すのです」
対不安定型超新星とは、太陽の95~130倍の質量をもつ恒星が超新星爆発を起こす際にみられる現象
宇宙初期には数多く存在していたと思われる巨大な恒星がたどった結末
PTF14hlsも、最後の爆発が起きてブラックホールに姿を変えるまで
何十年も“爆死”を繰り返す可能性が
ハワイのオアフ島にあるラス・クンブレス天文台のアンディ・ハウエルさん
「恐竜がいまの時代に発見されたようなものです」
「この類の超新星爆発は初期の宇宙にだけ存在していて、もはや絶滅したものと思われていました。もしこんなものを見つけてしまったら、本当に“恐竜”かどうか疑ってしまいますよ」
しかしiPTF14hlsは、対不安定型超新星としてはエネルギーが大きすぎるなど、完全に一致しない部分も
まったく別のタイプの超新星である可能性も
研究者らは異例の超新星爆発を究明するため、ほかにもiPTF14hlsと似たような振る舞いをするゾンビ星が現れるのを心待ちに・・・

まあ人だって生き返るし・・・

今日は~
フウラン/Vanda(Neofinetia) falcata珍竹林
これもコケで保護
少しは増えて・・・

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