2018年6月29日金曜日

憂鬱な年金

ぼや川より
年金を・カジるネズミが・いるらしい
・・・石見銀山でも飲ましたい・・・

公的年金の保険料は、これまで10年以上引き上げが続いて・・・
日本の年金制度は、現役世代が納めた保険料や税金を、お年寄りの年金として配る“世代間扶養”という仕組み
現役世代は自分で年金を積み立てているのではなく、お年寄りに仕送りをしているところが少子高齢化によって、この仕組みを維持することが難しくなってきた
高度経済成長期と呼ばれる1955年、現役世代11・5人でお年寄り1人を支えていた
いまは現役世代がたったの2・2人でお年寄り1人をサポート
高齢化はさらに進み、内閣府の高齢社会白書(H30年版)によれば、2060年には1・3人で支えることになると・・・
お年寄りを支える世代が減る中で、仕送り方式の年金制度を維持するには、3つの方法しかありません
年金の給付を減らす
保険料を上げる
年金をもらい始める年齢を引き上げる
'04年の年金制度の改正では、保険料の段階的な引き上げと年金給付の抑制が・・・
会社員が加入する厚生年金の保険料率は年々アップしてきましたが、昨年9月を最後に引き上げが終了
厚生年金保険料は、収入に対してひとまず18・3%で固定
国民年金の保険料についても、すでに昨年4月で引き上げが終了
来年から月額100円アップしますが、これは自営業者やフリーランスが産前産後の際、保険料が免除になるためのもので、これまでの値上げとは違う
少子化はどうにも止まらず、労働者人口は減り、高齢化は加速する
そんななか、世代間扶養の仕組みを維持しようだなんて、どだい無理な話
今後、年金制度はさらなる改悪に・・・
少子高齢化の進行とともに、年金給付も引き下げが続いてきた
そのため、年金の受給額に世代間格差が生じている
団塊の世代は“年金逃げ切り世代”などと現役世代からうらやましがられていますけど
人数の多さゆえに、給付引き下げの対象に
1985年の年金制度改正では、生年月日に応じた給付水準の引き下げを実施
昭和21年4月2日以降に生まれた人の年金額は、大正15年4月1日以前に生まれた人と比べると、同様に働いていたとしても約30%↓
もちろん、その後の世代も、あの手この手で年金が減らされていく
平成6年、平成12年の年金制度改正で、老齢厚生年金の受給開始が60歳から65歳に段階的に遅れ
60歳からもらえた世代と比べると、65歳からもらう世代(男性は昭和36年4月2日以降生まれ、女性は昭和41年4月2日以降生まれ)は、5年分の年金がパ~
場合によっては¥1200万
世代間格差を是正しようという動きはある
かつては物価や賃金の上昇に合わせて年金額が引き上げられていましたが、'15年からはマクロ経済スライドという仕組みが発動
賃金や物価の伸びほどには年金額が伸びないようになっている
あと手続きミスなどできちんともらえないケースも
'07年に発覚した消えた年金記録の解決は道なかば
昨年9月には約10万人が年金を過少支給されるという未払い年金が発覚
これは、主に元公務員の妻のうち振替加算という加算金がもらえるはずの人が、日本年金機構と共済組合の連携不足や機構の処理ミスなどが原因で、もらえていなかった
国民ひとりひとりの何十年にもわたる年金データを管理する責任は重大
なのに、それを取り扱っていた旧社会保険庁、その職員の意識がとんでもなく低かった
年金記録問題が発覚して旧社会保険庁が解体され、日本年金機構に変わってからも、その無責任体質は変わらなかった

今、年金の受給開始年齢の引き上げが
すでに法律面での外堀は埋められつつある
例えば雇用保険
かつては“年金を受給できる65歳からは不要”として64歳までしか加入できなかったものが、昨年1月から65歳以降の人でも加入できるように
これは、“年金に頼らずにすむよう働けるうちは働いて”・・・
年金受給者が働いた場合、収入しだいで年金が減らされる在職老齢年金も
高齢者の働く意欲を損なうとして、廃止・・・かも
65歳以降も働ける環境が整えば、現在の年金受給開始年齢も・・・

・・・厚生労働省の・・・
だいたい年金をナイナイした時にナン百人か臭い飯をくわせとけば・・・
なんで、こいつらを養わなければならないのか?
なんで罪に問われないのか?

今日は~
アヤメ/Iris sanguinea
画は月の初め
エントランスから疎開して
まだ間がない?
あんま咲かない

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