2021年7月14日水曜日

涼しい布

2021/7/6 中国・華中科技大学の研究者ら
普通の繊維でできた服より体温を5℃も低下させることができる新素材を発表
新たに開発されたこの繊維は、周囲の大気に吸収されにくい赤外線を反射することで、体熱を外部に放出し体を冷却することができる・・・
Hierarchical-morphology metafabric for scalable passive daytime radiative cooling | Science
https://science.sciencemag.org/content/early/2021/07/07/science.abi5484

New ‘mirror’ fabric can cool wearers by nearly 5°C | Science | AAAS
https://www.sciencemag.org/news/2021/07/new-mirror-fabric-can-cool-wearers-nearly-5-c

New 'Metafabric' Passively Cools The Human Body by Almost 5 Degrees Celsius
https://www.sciencealert.com/new-metafabric-could-passively-cool-the-human-body-by-almost-5-degrees-celsius

Smart fabric radiates heat to keep you cooler in the sun | New Scientist
https://www.newscientist.com/article/2283614-smart-fabric-radiates-heat-to-keep-you-cooler-in-the-sun/

太陽光から身を守るため、多くの人は明るい色の服を着ます
これには可視光線や近赤外線を反射して体温の上昇を防ぐ効果がありますが
近赤外線は水の分子に吸収されて体の周囲の空気を加熱
冷却効果は微々たるものに

華中科技大学の研究者
ポリ乳酸と合成繊維に酸化チタンのナノ粒子を塗布
それをポリテトラフルオロエチレンの薄膜で覆った繊維を開発
この生地は見た目は普通の白い布
可視光や紫外線だけでなく、近赤外線より水分子に吸収されにくい中赤外線を反射する

研究チームは半分が新素材の生地、もう半分が綿でできたベストを作成
大学院生に着用させ、直射日光の下で1時間過ごしてもらった
そしてベストの温度をサーマルカメラで計測した結果
新素材でてきている向かって右半分の温度は33.4℃
市販の綿でできたもう半分は36.4℃と、3度の差が出た
ベストに裏側に取り付けた温度センサーで肌の温度を測ったところ
炎天下に1時間いたことで綿の下の肌が31℃から37℃まで上昇
新素材の下の肌は32℃の上昇
5℃の差が出た

炎天下に放置した自動車を用いた実験
新素材で車を覆うと、覆いをつけなかった車に比べて約30℃
市販の自動車用カバーを使用した車に比べて約27℃温度が低くなるという結果

この新素材は通常の繊維と同じ設備で服に加工することが可能
製造コストも一般的な衣類より約10%高くなるだけ
研究チームは論文の中で
「新素材での実験結果は、この新素材がスマートテキスタイルや日光遮断用の製品、ロジスティクスの分野など、さまざまな用途に応用できる大きな可能性を示しています」

・・・中東の方の中には
これはユッタリした服では
服の中で温められた空気が上昇・排気されるって

今日は~
ニガグリタケ

6月
山へウドを採りに行った時
見事な
間違えようのないニガグリタケ発見
・・・ウレシくない

0 件のコメント:

コメントを投稿