2023年6月21日水曜日

培養肉は畜産による二酸化炭素排出量の4倍~25倍の二酸化炭素が?

環境にやさしいはずの培養肉だが、新しい研究によると、今の技術で作る培養肉が市場供給の規模にまで拡大した場合
ただし『journal bioxriv』に掲載されたこの研究は専門家による査読はされていない

研究室の培養肉なら、家畜を育てるための土地、水、抗生物質はいらない
しかし本研究にたずさわる研究者たちは、培養肉の市場が拡大するにつれ、二酸化炭素(CO2)の排出が増えるという欠点があることに気が付いた
CO2レベルの増加は、精製プロセス中に、培養細胞に栄養を与えるのに必要な化石燃料と関係していると
培養肉を作る際、その環境にいるグラム陰性菌がエンドトキシンという内毒素を放出
これの除去が不可欠
増殖培地内にこれらの毒素が少しでもあると、細胞の再生が妨げられてしまう

研究著者
「動物細胞の培養は、従来、エンドトキシンを除去、低減するために精製された成長培地成分を使用して行われてきた」
「こうした精製方法の利用は、エネルギーと資源の両方を大量に消費するため、医薬品に関連する経済的、環境的コストに大きな影響を与える」
度に精製された成長培地を継続的に使用すると仮定して、培養肉1kgあたり246kgから1508kgの二酸化炭素を排出すると見積もった
これらの数字に基づいて、培養肉の地球温暖化係数は、小売り用の牛肉の4倍から25倍と算出された

培養肉産業の持続可能性の再評価
本研究によると、もうひとつの問題は
培養肉の気候への影響に関するいくつかの報告が存在しないか、機能しない可能性が低い非現実的な技術に依存していることだと
こうした例として、シアノバクテリア加水分解を利用することによる、培養肉生産の二酸化炭素排出量を計算した研究がある
しかし現在の分析では動物細胞増殖のための技術や原料として
現在、あるいは実現可能なものではないと指摘されている
研究著者たちは、その解決策を提案して、より多くのエンドトキシンに耐えることができる細胞株を作ることを進めている
これによって、エネルギーを大量に使う精製手順の必要性が減り
最終的に培養肉による環境負荷を軽減することができると

これらの研究は、培養肉産業の持続可能性について再評価するきっかけとなる
一方で、この研究がまだ査読を受けていないことから、その結果がどの程度信頼できるのかは不明
これからの研究でこの疑問を解明し、培養肉が本当に環境にとってより良い選択肢なのかを明らかになることが期待されている

・・・だから
豆や虫を喰えばいいんだろ
虫についてコオロギはダメとか・・・確認できてない?
だったら実績のあるイナゴ、カイコ、カミキリムシetcがあるだろ

今日は~
プラティセリウム ビフルカツム/Platycerium bifurcatum

4月のはじめ
ちょっと成長した新しいハッパ

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