2022年5月7日土曜日

AIで酵素を・・・

アメリカ テキサス大学オースティン校の研究グループ

ペットボトルでお馴染みのPETだが、自然環境では分解されるまで400年かかると
しかし新しい酵素を使えば、1日から1週間で24時間で分解できるそう
研究グループの化学エンジニア、ハル・アルパー氏
「この最先端のリサイクル法を活用できる業界は無限にあります」
「廃棄物処理業界だけでなく、あらゆる分野の企業にとっても自社製品のリサイクルを進めるチャンスになるでしょう」
その酵素をFAST-PETase(ファストペターゼ)という
FASTはFunctional(機能的)、 Active(活発・能動的)、 Stable(安定)、Tolerant(耐性)の頭文字をとったもの

ペターゼは、もともとPETプラスチックを分解する細菌が持つ酵素
これをもとに、機械学習で分解速度を高めるだろう突然変異5つを予測させて開発されたのがファストペターゼ
ファストペターゼは、プラスチックを基本的な分子にまで切断(脱重合)してくれる
その過程は最短で24時間、長くても1週間
ペットボトルが自然に分解されのに約400年かかることを考えれば超高速
しかも脱重合された分子を化学的プロセスで再度結合(再重合)させれば
新しいプラスチックになる
酵素の開発にあたっては、使用済みのプラスチック容器51種、ポリエステル繊維5種、PET製の繊維・ボトルで試験が行われている
これらの試験では、50℃以下でファストペターゼが有効であることが確認された
実はこれが重要
アルパー氏
「環境をきれいにするなら、常温で働く酵素が必要です」
ファストペターゼはこの要件を満たしており将来的にも大きな優位性がある

ペットボトルでお馴染みのPETは、世界の廃棄物全体の12%
しかもきちんとリサイクルされるプラスチックは10%以下
研究グループによれば、比較的安く、持ち運びができ、産業レベルに規模を拡大するのもそう難しくはないと
現在、プラスチックを廃棄処理する主な方法は埋め立て
焼却することもできるが、これは高コストで、大量のエネルギーが必要
有害なガスまで発生
それゆえにもっと持続可能な別のプラスチック処理法が求められている
・・・この辺は
銭をかければ改善されてる

研究グループのアンドリュー・エリントン氏
「合成バイオテクノロジーから、化学エンジニアリングや人工知能まで、異分野を融合させる威力を実証しています」

・・・これイロイロな分野で
酵素に限らず触媒とかも?
ただ中には
環境とかにヤバイものも・・・

今日は~
キクザキイチゲ/Anemone pseudoaltaica濃色大輪種

4月のはじめ
これだけ群れると
なかなか
しばし見つめる

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