2022年5月3日火曜日

あなたもウクライナIT軍(IT Army of Ukraine)

サイバー空間ではロシアの完敗が明確に?
ウクライナ戦争の中でも日本国憲法第9条で禁止されない攻撃

ウクライナIT軍(IT Army of Ukraine)
東側圏で普及しているSN TelegramのIT Army of Ukraineアカウントhttps://t.me/s/itarmyofukraine2022
ホームページも
(https://itarmy.com.ua/instruction/?lang=en

ウクライナ戦争の情報と一見全く関係ないように思われる
イーロン・マスク氏によるツイッター買収と透明化https://news.yahoo.co.jp/articles/ff3952e68f97979a684d78a446a142e017008f21
の議論

この案件の心臓部を射抜くトピックス
今回は焦点が違いますので別の機会に
一点のみ記すなら、イーロン・マスク氏が創業時に出資して軌道に乗せたテスラ・モーターズ(https://www.tesla.com/)
のコア・コンピタンス自動運転技術は、本質的に軍事技術として重要
マスク氏は2017年に国連に向けてAI/ロボット技術の軍事転用禁止を求めるアピールなどを行っている

ウクライナIT軍(IT Army of Ukraine)https://t.me/s/itarmyofukraine2022のテレグラム
ほとんど毎日更新される形で、30~40ほど、ロシア・ドメインのURLが並んでいる
ウクライナIT軍はサイバー義勇兵を全世界から募っており
テレグラムには30万人ほどが登録
ここで日々公開されるターゲットに対して
キットを用いてDDoS攻撃と呼ばれるサイバー・アタックを仕掛けることが可能

DDoS攻撃(https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-185.html)複数のマシンから特定のサーバに大量のデータを送りつけることで
大量の計算負荷を与え機能不全に陥らせるもの
攻撃側のマシンがランダムであると、相互に連関が本質的に存在しないので
犯人の割り出しが困難で、アタックされた側は防御や対策にコマる
攻撃拠点が特定できれば反撃もできますが、見えないパルチザンから散発的に攻撃されてしまうと、ロシア側サーバは打つ手なし
ツイッターはそういうサイバー攻撃そのものをIT倫理・AI倫理の観点から否定
また2013年にロシアで開発、普及しているテレグラムはその種のモラルが低いので
ウクライナのサイバー義勇兵募集も可能

争勃発以降、ロシアのサイバー攻撃が功を奏したケースは、開戦以降目につく形では、ほとんど確認されていない
「何でもあり」の「ハイブリッド戦争」と言いながら
成功しているのは、マリウポリ製鉄所に立てこもるアゾフ連隊+一般避難民を餓死に向かってじりじりと追いつめるなど、弱者迫害的な部分ばかり
冷戦後の戦闘形態であるネット上でのサイバー戦争では、ほとんど戦果を挙げていない?
・・・割とロシア発のサイバー攻撃の被害がアったような・・・

日本では希少な例外
時事通信に掲載された山田敏弘さんのコラム(https://www.jiji.com/jc/v8?id=202204ukrrusyt)
ウクライナは従来、ロシア・サイバーテロの実験場に近い状態
2015、16年と2年にわたってサイバーテロで発電所を外部操作
停電を引き起こして国内を混乱に陥れるといったことをしてた
2022/2/24に先立つ時期
ロシアは非常に頻繁に対ウクライナ・サイバーアタックを仕掛けてたhttps://reliefweb.int/report/ukraine/ukraine-russia-crisis-terrorism-briefing
が開戦してみると、さっぱりロシアのサイバー攻撃が見当たらない

ニューヨークタイム紙なども3月時点https://www.nytimes.com/2022/03/11/opinion/russia-ukraine-cyberattacks.html「なぜない?ロシアのサイバー攻撃」

4/27マイクロソフトはロシアの対ウクライナ・サイバー攻撃の分析を発表
武力侵攻に先立つ2/23~4/8までの間にウクライナ各地37の情報拠点をサイバー攻撃
その特徴は、目立たないけれど成功したケースでは破壊的で容赦のないもの
大きな被害を受けた情報拠点が37か所存在すると公表
サイバー攻撃が成功した場所では、ハルキウやマリウポリの焼け跡のような惨状に
でもそれがちっとも目立っていない
2/23~4/8まで45日間で37拠点
1日1拠点の攻撃にしかロシアが成功していない
つまりロシア大半のサイバーアタックは
事前に準備された防御網によって、一蹴された可能性が
地上の武力侵攻でも思うにまかせないロシア軍
サイバー攻撃でも目立った戦果を収められてない

まず正攻法的には泳がせ捜査による戦術分析に引っかかっていた可能性
銀行など高度なセキュリティを求められる本物のサーバをモデル・ターゲットとして構築
これを、高度な能力を持ちかつ犯罪に加担しないホワイトハッカーによって徹底攻撃してもらい、セキュリティ・ホールを分析
脆弱性を強化する
ロシア側は2月23日に至る過程で、このおとり捜査に引っかかっていた可能性が
つまり、成功すれば褒められる分かりやすい専制ロシア
事前のサイバーアタックで効を奏したと思われる手の内を、どんどん西側サイバーセキュリティ・アナリストに開陳している
それに気づかず、やりたい放題試してみてしまった可能性が
他方、ウクライナ~アメリカ側は、物理的な武力攻勢と同期して
本格ハイブリッド戦に突入するまでじっと我慢、敵側戦術をじっくり分析
いざという瞬間までは伝家の宝刀を抜かずにおいた
そして2/24以降、全面対決となってから
すでに手の内が知れているロシア側の攻撃を徹底して叩いていった可能性が

次にロシアのサイバーアタックが借り物である弱さ
インターネットの基本プロトコルはすべてアルファベット
キリル文字は埒外
つまりアメリカ・ソ冷戦が終わり、アメリカによる平和が確立された
旧東側の優秀な技術者も1990年代に西側流出
21世紀の情報技術はハードもソフトも、アメリカだった
イーロン・マスク氏なども南アフリカ出身
アメリカというステージを選んで成功
ロシアというステージは・・・
アメリカ的な意味でのグローバルITルール
ネット倫理に従わないロシアは、自前の技術力というより
結果的に世界各地のITマフィアに活動の場を与えることに
イギリスのEU離脱(ブレグジット)とアメリカ合衆国大統領選でのトランプ―チン共和党政権の成立にまつわるロシアゲート疑惑https://www3.nhk.or.jp/news/special/45th_president/articles/russia-gate/features/20181126-01.html
このとき、バラク・オバマ政権、民主党の全国委員会サーバなど、ヒラリー・クリントン候補陣営側にサイバー攻撃を仕掛けたのは
その攻撃手口と規模の大きさからいってロシア連邦のバックがあっての犯行であったことは
現時点では疑う余地がない?
この時からまる6年、民主党側は
二度とこうしたサイバー攻撃にやられるまい、という決意のもと
可能なあらゆる対策を立て、ジョー・バイデン政権成立後はそれが国策になっている

そして世界でもトップクラスと思われていたロシアのサイバーテロ能力
実はロシア固有の情報技術力ではなく、舞台としてロシアを選んでいるITマフィアなど、外人部隊、サイバー傭兵の力で、しょせん借り物
ロシアのサイバー攻撃は、大半がすでにすでに手の内を見破られており
ウクライナ戦争以降に目立った戦果を挙げることは・・・
ITマフィアはカネで動く黒いビジネスマン
カネの切れ目が縁の切れ目
彼らはシビアな商売人
ロシアも貴重な戦力であるハッカーに下手な手出しはできない

他方、西側のハッカーとしては、広く知られたホワイトハッカー集団アノニマスが2/25
ロシア連邦にサイバー戦線布告https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00001140X00C22A3000000/
そして着実に相手の体力を奪うウクライナIT軍義勇兵のDDoS攻撃

・・・さて、人民解放軍
アマくはない?

今日は~
カノコユリ/Lilium speciosum

4月半ば
芽がアがってきた

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