2020年1月8日水曜日

忖度の末

ぼや川より
ホラ吹きと・太鼓持ちとで・なる会社
・・・ツブれそう・・・

林鄭月娥行政長官(左)のボス、習近平も幻想を見せられていた
香港デモ隊は一握りの暴徒で、その他の声なき多数派は親中派を支持している
それは中国が仕組んだプロパガンダではなく信仰だった
香港で2019/11/24区議会議員選挙の投開票が行われた
夜になって開票作業が進むなか民主派陣営は熱狂に包まれていた
選挙妨害や不正の可能性を懸念しつつも勝利を見込んでいた民主派だったが、ここまでの圧勝は想定外だった
投票率は過去最高
夜半までには民主派が獲得議席数を前回選挙の3倍(452議席中389議席)に増やし、親中派(61議席)に逆転勝利
民主化デモに対する警察の強硬姿勢に市民の怒りが高まるなか、親中派の候補者たちが次々と民主派候補に敗れた
この結果に中国の報道機関はパニック
なんとか中国共産党に有利なように情報操作ができないかと・・・
香港では民主派の勝利が予想されていたが中国メディアの編集者たち(と背後の中国政府当局者たち)は、親中派の圧勝を確信していた
自分たちが発信するプロパガンダに操られていた

中国の政府系英字紙チャイナ・デイリー、共産党機関紙人民日報系のタブロイド紙である環球時報、および人民日報の編集者とジャーナリストたち(中国人と外国人の両方、いずれも匿名希望)
それによれば各紙とも選挙前夜には親中派圧勝の予定稿を作っていた
その中には親中派の大物議員として知られる何君堯のような候補が得票数を伸ばすという予想もあった(あとは実際の数字を加筆すればいいだけになっていた)
何君堯はデモ隊に対する悪意に満ちた言動から香港では嫌われ者だったが、環球時報はたびたび彼の発言を紹介
この見当外れの予想から中国共産党の上層部が、香港について自分たちが発信したプロパガンダを信じ込んでいたことが・・・

報道機関が結果を想定して異なるバージョンの原稿を用意しておくか
少なくとも事前になんらかの原稿を作成しておくのは珍しいことではない
今回、中国の各種メディアが予定稿を用意していたのも、単にその後の作業を楽にするため
民主派の勝利を予想する別バージョンの原稿は政治的な理由から用意ができなかっただけ?
チャイナ・デイリーと環球時報は投票日当日に出した記事でも親中派の勝利を予想
高い投票率は
「香港の混乱がこれ以上、続かないようにという市民の願いのあらわれ」
中国共産党の指導部は選挙前に親中派が主張していた言葉を、本当に信じていた
親中派は、林鄭月娥行政長官が繰り返しサイレント・マジョリティー(声なき多数派)と呼んできた香港の一般市民は、抗議デモを続ける民主派に批判的だと主張してきた
だがこの主張は事前の世論調査によって覆されていた
各種世論調査、香港の一般市民が警察に不信感を抱いており、抗議デモにおける暴力には不満を感じながらも、その責任は主に政府にあると考えていることを示していた
多くのアナリストにとって今回の選挙での最大の注目は
民主派が過半数の議席を獲得するかどうかだった
それなのに中国の各種メディアは、親中派が前回以上に民主派に差をつけて勝利すると予想して原稿を作成していた
なぜ、これほどの大きな誤算が生じたのか
最大の問題は中国共産党から香港の世論操作を任されていた人々が
その成果の報告も自分たちで行っていたことだった
これを行っていたのが中国政府の香港出先機関である香港連絡弁公室
同機関は本土と香港の統合を推し進めるのが表向きの任務だが、実際には親中派の政治家をまとめたり共産党系の会報を出す役割などを果たしている
また、中央政府のスパイもする
香港で長引く抗議デモは連絡弁公室にとって大きな失態
サイレント・マジョリティー(声なき多数派)説は彼らにとって、名誉挽回のための策だった
この説を裏づける資料のみを中国側に提出
否定的な材料は全てもみ決していた?
もちろん共産党指導部が一つの情報入手経路にだけ頼るということはない
かつて清の皇太子はイギリス軍との戦いに勝ったと皇帝に嘘の報告をした
旧ソ連の農民たちは存在さえしない作物の収穫を報告した
独裁体制において情報にまつわる問題はつきもの
共産党もそれは自覚しており情報は複数の手段を使って入手
時には真実を見つけ出すために意図的に非公式な情報源を用いており国営新華社通信のスタッフなどが作成する内参(内部参考資料)もその一つ
問題は、ますます疑い深くなってきている習近平体制の下では、こうした内参さえもが、その内容を指導部の望む情報に合わせるようになっていること
計画の失敗は「誠心が損なわれている兆候」仕立て上げられる可能性があるに分離主義に関連のある問題についてはその傾向が強く、習は2017年分離主義との戦いの失敗を理由に新彊ウイグル自治区の共産党員1万2000人以上を調査している
香港は(習にとって)政治的には新彊ウイグル自治区ほど危険な場所でなないがリスクが高い地域であることに変わりはない
だが政治的なインセンティブがあることで複数の情報源が指導部にとって、聞こえのいい論調を繰り返し、指導部はそうした情報の信頼性が高いと確信するように
香港に住む大陸からの中国人も北京指導部や富裕層と信仰を同じくしており区議選の勝利を信じていたため今回の結果には衝撃を受けている
この選挙戦で中国メディアの良心の危機はますます深まった
現役記者と元記者数人に聞いたところでは彼らはだいたいにおいて北京政府の立場を支持しているし、香港人の大陸嫌いを偏見だと思っている
が、それでも自社の極端な偏向報道には面食らっている
うち2人は裏切り者という言葉の使用頻度が上がったと
1人は自社の新聞の報道は有毒で香港有権者の支持を得る上で逆効果だったと

大敗の結果を受け、考え方も変わるかもしれない
しかし今のところは、これまでの信仰をさらに強化する方向の報道ばかり
国有メディアはすべてをデモ隊と、アメリカの選挙干渉の責任とし
中国共産党の根深い外国スパイ恐怖症を悪化させている
いずれ誰かが詰め腹を切らされることになるのだろうが、それもきっと人違いである可能性が・・・

・・・なんか
強すぎる方は情報も忖度され
こうして感覚がニブってくのか・・・
歴史をみると
なんでアノ時あんなコトを・・・って
よくあるけど
こういうメカニズムだったのかも
裸の王様?
トラさんも?
トラさん周りはイエスマンばかりにしちゃったし

今日は~
マスデバリア ピンクガール/Masdevallia Pink Girl
去年の年末
最近アげたコとは別のコ
なんとか維持したい

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