2019年11月12日火曜日

非正規公務員

ぼや川より
わが妻は・器用にシワと・金かくす
・・・だ~な~・・・

劣悪な待遇で働く非正規公務員
先週、NHKの"クローズアップ現代+"で放送された"揺れる“非正規公務員”~急増する背景に何が?~"
番組が取り上げたのは手取り16万円で働く児童相談所の職員や学級担任を任される時給900円以下の非正規教員
その内容は低処遇の“非正規公務員”たちが私たちの生命や生活に密接に関わる責任の重い業務を担っている実態
今や市区町村で働く公務員の3人に1人が非正規
多くの自治体で住民サービスを担う基幹的労働力
しかし低処遇の非正規公務員の比率が高まれば自治体の機動力や対応力は低下する
災害など、いざというときに自治体が機能しない恐れも
非正規公務員が急増するなかで教育、保育、医療、災害への対応、文化財の保全など、人々の生活や文化を支える公共サービスが危機に
彼らの待遇を改善しなければ公共サービスの質は低下、私たちの生活や安全が脅かされてしまう
こうしたなか来年4月から”会計年度任用職員”という新しい制度が
しかし、その改革の内容は、非正規公務員の状況をさらに悪化させかねない

非正規公務員とは国や自治体で臨時職員や非常勤職員として働いている人々
2016年に実施された総務省の調査によれば臨時・非常勤職員は全国に約64万人
2005年から約19万人増加
非正規公務員の約75%が女性
非正規公務員が急増した背景には2000年代以降、行政改革が進められるなかで”小さな政府”が目指された
公的な財政支出の削減が図られ正規公務員の定数削減が進み非正規へと置き換えられていった
特に財政状況が悪い地方自治体では人件費を抑えるうちに非正規比率が高まっていった
現在では職員の半数以上が非正規だという自治体も少なくない
一方で、住民のニーズは多様化
行政に求められる仕事はむしろ増加
公務職場では少ない人員で業務に追われ正規、非正規を問わず長時間労働が恒常化
豊富な知識や経験が求められる仕事、生命や安全に関わる責任の重い仕事を非正規公務員たちが担っている
正規とほとんど同じ業務を担っている者も少なくない
それにもかかわらず非正規公務員の賃金は低い
時給に換算すると1000円を下回っていることも多く、年収200万円に満たない者も少なくない
このような状況は“官製ワーキングプア”などと呼ばれ社会問題に
さらに、非正規公務員の多くは任期に上限があり契約期間を更新して長期間働いている
実態としては何年も同じ業務に従事しているにもかかわらず臨時的・補助的な職員として扱われている
一方で勤続の長い者であっても雇い止めを回避することはできない
公務員の場合、民間労働者に適用される雇い止め法理の適用が否定されている
そのため次の更新の際には雇い止めされるのではないかという不安に常にさらされている
このようなぎりぎりの状態で果たして質の高い住民サービスが提供できる?
厳しい状況のなかでも懸命に質の高いサービスを目指している非正規公務員も多い
しかし低処遇の非正規公務員への依存度が高ければ、やはり組織としての力は低下してしまう?
児童虐待のニュースでは児童相談所の対応が問題にされることが多いが、十分な対応ができない背景には予算の削減や非正規化があるとも指摘されている
災害などの緊急時に私たちが頼るのも自治体で働く人々
職員の半数以上が非正規化した自治体が大規模な災害に適切に対応することが?
さらには、自身の雇用に不安を抱える教員が、余裕をもって生徒を向き合うことができるのか
長時間労働に疲弊した保育士が子どもたちの健康や安全を守れるのか・・・
非正規公務員たちは重い責任を担っているにもかかわらず、低処遇かつ不安定な立場
こうした状況を改善する上で労使の交渉が重要に
実際に行政改革に伴う公務員の待遇問題は日本に限らず世界的にも問題に
各国で労使紛争が争われている
イギリスでは2011年に年金改革に反対する全国規模のストライキが決行され最大で約200万人が参加
アメリカでは近年、各地で相次いで発生した教員たちのストライキが注目を集めた
今年ロサンゼルスで行われた公立学校の教職員たちのストライキは3万人を超える教職員が給与の引き上げやクラスの少人数化といった要求を掲げて立ち上がり多くの保護者、生徒がこれを支持しデモに加わったという
日本においても昨年12月に練馬区立図書館の司書たちが区に対してストライキを通告した
問題のきっかけとなったのが指定管理者制度の導入
指定管理者制度とは地方自治体が所管する公の施設について管理や運営を民間企業などに委託することができる制度
民間のノウハウを活用しサービスの向上を図るとの名目で2003年に作られた制度
公の施設をビジネスの道具にしているとの批判も
営利目的の民間企業が低い金額で管理を受託し利潤重視の運営を行った結果
住民サービスの質の低下や“官製ワーキングプア”の増加をもたらしている
このため練馬区の図書館協力員と呼ばれる非常勤司書たちは区が指定管理を拡大しようとしたことに反対し立ち上がった
彼女たちが組織する練馬区立図書館専門員労働組合は指定管理者拡大の撤回を求めて区側と団体交渉を繰り返したが交渉が決裂
2018/12/14には区側へストライキを通告
その後、区側から一定の妥協が提示されたためストライキは回避
彼女たちの闘いは、お洒落なチラシやSNS上での拡散によって全国的な注目を集め
区民や利用者からも多くの共感と支持を得た
非正規でも団結し、また地域社会と結びつくことによって職場を守ることができると示した画期的な争議だった
非正規公務員の雇用を守り待遇を改善していくために、このような取り組みがさらに求められていくだろう
しかしながら今後、このようなストライキの実施は難しくなる
2020/4に新制度が導入され彼らはストライキ権を失う
2017/5の地方公務員法改正により非正規公務員の多くは2020/4から”会計年度任用員”として任用される
この制度の導入により非正規公務員にも期末手当が支給できるようになるなど一定の改善が・・・
しかし期末手当が増加した分、基本給を減らされ全く改善になっていない事例が
人件費が上がらないようフルタイムをパートに切り替えたり、初任給を低く設定したりする自治体も
雇用についても会計年度任用職員は一会計年度末日をもって毎年度任用期間が終了するため相変わらず有期の任用
さらに非正規公務員のうち約22万人を占める特別職非常勤職員(教員、図書館司書など)のスト権が剥奪される
というのも特別職非常勤職員にはこれまで地方公務員法が適用されていなかったため労働組合法が適用されスト権を含む労働基本権を有していた
だからこ、練馬区の非常勤司書たちのようにストライキを実施して雇用を守ったり労働条件の改善を図ったりすることが可能になってた
しかし会計年度任用職員に組み込まれると地方公務員法の適用対象
労働組合法が適用されなくなりスト権を失う
・・・会計年度任用職員=公務員
なんか???
単に公務員の要件を満たされない雇用形態の方々を公務員という枠に入れただけ

公務員にスト権がないことは日本では常識
が、世界の多くの国では公務員にもスト権が認められている
実際に大規模なストライキが行われている
日本においては人事院が公務員の労働条件交渉を肩代わりするという建前
・・・おいしい立場を約束された人事院が・・・

非正規公務員のあまりにも劣悪な処遇がまかり通っていることを考えれば
まともに人事院が彼らの”代弁”をしているとは
・・・だいたい会計年度任用=単年度雇用自体を是正するのが本筋だろ

そもそも労働基本権は憲法で認められた基本的人権
まともに待遇さえ保障されていない非正規公務員に対し公務員としての責任ばかりを要求し、労働条件の交渉をするための法的保護さえも剥奪するのは・・・

・・・ようでもねえコトには銭を使うくせに
こうして日本はコワれていくのね

今日は~
シクラメン
このコ
春?からズ~っと花が絶えなかった
1花だったけど
秋の終わりから数本の花茎が
で・シクラメンって
ハッパの数=花茎の数って・・・聞いてた
けど
今、ハッパがパラパラ状態で花芽がかなり出てる
どういうコト?

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