2019年1月7日月曜日

ご長寿きのこ

ぼや川より
年金の・元とれるまで・死ぬものか
・・・たぶん無理?・・・

アメリカには、遺伝的に1つの菌糸で生長を続けてきた異常なほど巨大なキノコが
この個体はC1と呼ばれていて、ナラタケ属ワタゲナラタケという種類に属す
トロント大学の生物学者James B. Anderson氏が1992年にこの巨大キノコを初めて研究したとき、そのとてつもない大きさに度肝を抜かれたとか
彼らはこのキノコが樹齢1500年で重さ110t
そしてミシガン州アッパー半島の15haもの森林面積を覆っていると推測
何千とは言わないまでも何百もの樹木の根を得たC1は、地球最大であり最古の生物だと宣言された
それから30年近くたち、Anderson氏は引退前の最後の活動としてC1のもっと正確な測定をしようと、ミシガン州の森に
2015年から2017年にかけてとった何百ものサンプルを調べたAnderson氏はもともとの推定値を修正しなくてはなりませんでした
巨大キノコは実際には樹齢2500年近く重さは訳40万kgつまり440t
キノコが覆っている範囲はおよそ70ha
Anderson氏
「これらの推定値はあくまで下限だとみている」と述べています。「このキノコは、実際にはもっと樹齢が長いかもしれない。とはいえ、1992年のときとは違い、我々はその総面積を網羅したと考えている」
ワタゲナラタケは他の菌類のようにキノコを林床に発生させますが、この種は菌糸体(栄養源を探してくっつくことで巨大な生物を支える地下のツル?のネットワークも活用します
菌類は光合成ができず、そのかわりに腐敗した植物や動物質といった、生きているまたは死んでいる他の生物から栄養分を
ナラタケ属のツルには根状菌糸束と呼ばれる部位があり、ワタゲナラタケの根状菌糸束は生木から栄養を吸える
Anderson氏
ワタゲナラタケは「木が腐敗していき、根腐れを起こす大きな原因となっている」
C1の大きさ、重量そして樹齢を明らかにしたことに加え、同氏はその細胞も研究
ワタゲナラタケのリファレンスゲノム(標準的なゲノム)と比較
245個以上の細胞サンプルの分析は、C1個体のDNA突然変異率は非常に低いことを示しました
変異はいくつか観測されましたが、このキノコの健康状態や外観に影響を及ぼすようには見えなかった
Anderson氏
「その事実が、このキノコには我が身を変異から守る何らかのメカニズムがあるはずということを我々に教えてくれると考えている」
論文の中でAnderson氏ら
このメカニズムが巨大キノコの根状菌糸束の一部分において有害な変異が発生するのを防ぐと推測
研究者らは、このプロセスについてもっと学べばがん治療研究への発展につながる?
Anderson氏
「がんはとても不安定で、高確率でゲノム変異する傾向にある一方、ワタゲナラタケは変異があまりないとても安定した生物だ」
余談ですが
ミシガン州の巨大なキノコは世界最大の生物ではありません
その称号は受けるのは、オレゴン州東部にあり、マルール国有林の2385エーカーを覆う
オニナラタケの固体群
この固体の樹齢は2400~8650歳の間だと推測
他のものさしで言うと世界最長寿の生き物はユタ州にあるアメリカヤマナラシ
クローンの群生地で重量は1300万
悲しいことに死につつある

1個の菌糸体が1,000年以上も行き続けたという訳ではなく
同じ菌糸体に由来する遺伝的に同一の菌糸が入れ替わりを繰り返しながら、森の中で生長を続けた
一般的に若い樹齢の外生菌根菌の寿命は、1~5年と短命であり、古い樹木になるほど菌糸寿命が長くなる傾向

・・・こんなにご長寿なキノコがあったとは
食べられる?
ナラタケなんで、たぶんイケると・・・
喰ってみてえ

今日は~
中国オニマメズタ/Lemmaphyllum pyriforme Chin
先日、水やりしてたら・・・
あれ?カイガラムシ?
油断も隙もねえ
あわててスリつぶしたり、弱ったハッパをとったり
この寒いのに・・・



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