2018年10月2日火曜日

靖国さん

ぼや川より
ヤブカにも・難攻不落の・厚化粧
・・・ツラの皮が・・・

靖国神社は来年、天皇の代替わりと創立150年が重なる大きな節目が目前
2018/6/20靖国神社の社務所会議室で行なわれた第1回教学研究委員会定例会議
今年3月に第十二代靖国神社宮司に就任した小堀邦夫氏(68)が、創立150年に向けて新たに組織したのが教学研究委員会、これからの靖国神社がどうあるべきかを・・・
第1回の会議には、小堀宮司以下、ナンバー2である権宮司など職員10人が出席
ここで前代未聞の問題発言
小堀宮司
「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ。そう思わん? どこを慰霊の旅で訪れようが、そこには御霊はないだろう? 遺骨はあっても。違う? そういうことを真剣に議論し、結論をもち、発表をすることが重要やと言ってるの。はっきり言えば、今上陛下は靖国神社を潰そうとしてるんだよ。わかるか?」
「あと半年すればわかるよ。もし、御在位中に一度も親拝(天皇が参拝すること)なさらなかったら、今の皇太子さんが新帝に就かれて参拝されるか? 新しく皇后になる彼女は神社神道大嫌いだよ。来るか?」
・・・
皇室ジャーナリストの久能靖氏
「今上天皇が靖国を参拝されない理由はわかりません。が、あえて推察すれば、昭和天皇が1978年のA級戦犯合祀以来、靖国においでにならなくなった、その思いを咀嚼されたのではないかと考えられます。今上陛下は戦争体験をお持ちで、戦中の国民の苦しみは直接ご存じでした。だからこそ、国内外にわたるすべての戦地で慰霊を行ないたいというお気持ちになられていたと思います。天皇陛下の慰霊の旅は、強い信念に基づいて行なわれているものでしょう」
「小堀宮司からすれば、英霊の御霊は靖国にこそあり、戦地にはない。にもかかわらず、今上天皇は靖国よりも慰霊の旅を選んでいるとなると、靖国の存在意義を否定することになってしまうという思いがあったのではないか」
この発言は靖国神社内でも問題視
「勅祭社(天皇が例祭などに勅使を派遣し、奉幣を行なう神社)としての靖国神社の性格を考えると、天皇陛下を批判するような発言は、宮司として問題ではないかという声が上がっています」

靖国神社は来年までに天皇の参拝を実現させようとしていた
靖国神社職員
「平成の御代のうちに天皇陛下にご参拝をいただくことは、私たち靖国神社からすると悲願なのです。小堀宮司は、“平成の御代に一度も御親拝がなかったらこの神社はどうするんだ”と口にしていました。そうして宮内庁に対し、宮司自らが伺って御親拝の御請願を行なうための交渉を内々にしているのですが、まだ実現の目処は立っていない」

小堀宮司は専門紙「神社新報」で
〈(創立)五十年目に大正天皇が行幸され、百年目には昭和天皇が皇后とお揃ひで行幸されてゐます。そして来年、百五十年といふ大きな節目の年がやってくることの重大さは、御代替りと相俟って深刻に考へてゐます〉(7月30日付)

この日の会議は、靖国の創立百五十年史略年表の作成・出版などについて話した後に
"戦犯に対する誤解や東京裁判の不当さについて調査考証”するという議題に入った
そこで出席者の職員が”富田メモ“”について言及したことが、小堀発言に繋がった
富田メモとは
富田朝彦元宮内庁長官(在任は1978〜1988年)が昭和天皇の非公開発言を記したメモ
靖国にA級戦犯が合祀されたことに関し
「だから、私はあれ以来参拝していない。それが私の心だ」
2006年に日経新聞がメモの存在をスクープ
「昭和天皇の真意が分かる超一級史料」と評価される一方
「陛下の真意とは限らない」と否定的意見も
真贋をめぐる大論争と
それに伴い、A級戦犯の靖国神社への合祀の是非や、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝議論も過熱
靖国神社はこの富田メモについて、現在に至るまで一切コメントしていない
この富田メモについて、職員が
「もしそれが本当の昭和天皇の発言だったらどうするんだ、ということで私は真剣に考えましてですね」と言い出し、合祀の経緯を振り返った上で、こう熱弁を振るった
「このまま時代を50年、100年経過していったときにどういうふうな説明をして、国民が理解していけるのか、というところの先読みしたような考え方を持っていく必要があるんじゃないか」
ここで小堀宮司はいきなり遮り、切って捨てた。
「お前の説教、聞きたくないよ。しょうもない。お前のどこに戦略があんねん。『これ知ってます、私はこれ知ってます』っていう話ばっかりやないか。どうやって戦うかを考えるんがこの仕事やないか。何も恐れる必要はない。間違ってたら間違ってたと言えばいい。

戦略を考えるのは俺が考える。君らが考えんでいい。一番大きな問題はあの慰霊の旅です。気がつかないのか君たちは」
そうして、冒頭の発言が飛び出した
靖国神社関係者?
「富田メモについては靖国神社の中でも“タブー扱い”されてきた。昭和天皇、今上天皇の御親拝が途絶えている真意についても触れないできたわけです。
小堀宮司は、そうした空気の中で、トップとしての風格を見せる狙いもあってああした物言いをしたのではないか。『戦う』『戦略』といった言葉からは、どんな事情が背景にあるにせよ、とにかく天皇の御親拝を実現させたいという強い意思を感じます。しかし、それが実現しないことの不満となれば、天皇陛下への批判となってしまう。靖国神社が抱えるジレンマが、ついに噴出してしまったということでしょう」

小堀宮司は、3つの大学、大学院を出たあと伊勢神宮に奉職
以来、伊勢神宮一筋で、宮司を補佐する禰宜(ねぎ)に
靖国の前宮司・徳川康久氏が
戊辰戦争の“賊軍”である幕府軍や会津軍の戦死者も合祀に前向きな姿勢を示したことなどが問題視され
一身上の都合で辞任したのを受けて、靖国の宮司に就任した
伊勢神宮時代には、メディアにも何度か登場している
2016年に天皇が生前退位のお気持ちを表明された際には
中日新聞(2016年8月9日付)の取材に
〈苦心されてお言葉を選ばれたのだろう。天皇陛下が『伝統の継承者』であり続けるため、現行制度の問題を問い掛けているのでは〉
ところが、教学研究委員会では、まったく別の意見を
「あのビデオメッセージで譲位を決めたとき、反対する人おったよね(中略)正論なんよ。だけど正論を潰せるだけの準備を陛下はずっとなさってる。それに誰も気がつかなかった。公務というのはそれなんです。実績を陛下は積み上げた。誰も文句を言えない。そしてこの次は、皇太子さまはそれに輪をかけてきますよ。どういうふうになるのか僕も予測できない。少なくとも温かくなることはない。靖国さんに対して」
生前退位に反対だったという本音をにじませ
皇太子に代替わりしても靖国との距離は広がるばかりだと危惧している?

一連の小堀宮司の発言について、宗教学者の島田裕巳氏
「伊勢神宮は神社の世界では別格扱いで、そこにいたという自負が小堀宮司にあるはず。その感覚には少し浮き世離れした部分があり、発言がどのような問題を引き起こすかを認識しないまま思った通りに本音を話してしまったのではないか。
ただし、現在の天皇が靖国神社を参拝されないのは、好き嫌いの問題ではなく、政教分離の問題が大きいはず。なにより宮内庁が止めるはずです。昭和天皇の参拝が途絶えた経緯においても、A級戦犯の合祀より、当時の中曽根康弘首相が国際社会の反発を予想せずに公式参拝したことの影響が大きい。それは安倍首相が強行した参拝も同様で、首相参拝へのハレーションが、ますます靖国神社と天皇の距離を遠くしているという状況がある。果たして小堀宮司はそうした複雑さを理解した上で発言しているのでしょうか」

本誌は一連の発言の真意を確認するため、9月26日早朝、小堀宮司の自宅前で本人を直撃
6月20日の教学研究委員会で話されたことについてお聞きしたい。
「何も知らないですよ」
いや、小堀さんが話されたことですよ。
「教学研究委員会、僕、出てませんよ」
教学研究委員会ですよ。
「ええ、出てませんよ」
そう質問を遮って、迎えの車に乗り込んだ。
靖国神社に会議での発言について見解を求めた
広報課
「教学研究委員会は、社外公開を前提としたものではございませんので、各委員の発言を含め会議内容などの回答は控えさせていただきます。また当委員会では、世代交代が進む御遺族・崇敬者のみならず、多くの人々に当神社をご理解いただくべく、神社運営や教学について研究・協議を始めたばかりです。その過程において、協議内容の一部分を抽出し、神社の見解とすることはございません」(広報課)

・・・小堀さん
神社をなんとか盛り立てよう~
って意味では熱心・優秀?
けどトップとしてシャバを見回して・・・が?
モノゴトに対する理解・感覚がチョット・・・

今日は~
セミの抜け殻
冬に雪でボロボロになるアセビ
に夏のオミヤゲ
台風にもメゲず
今も着いたマンマ

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