2017年10月7日土曜日

土壌動物の集団失踪事件?

ぼや川より
いつの間に・わが胃で泳ぐ・ピロリ菌
・・・駆除した・・・

小笠原諸島の森林には、本来、落葉の下に無数のワラジムシ類とヨコエビ類が生息し、森の分解者して豊かな土壌を作ってた
ところが1980年代以降、これらの土壌動物は急速に姿を消した
まず父島で減少が始まり、今ではほとんどその姿を見ることができなくなった
次いで母島でも、大半の地域で激減
東北大学大学院生命科学研究科の篠部将太朗氏(修士課程1年)らは、実験と野外調査から、長年謎となっていたこの奇妙な土壌動物の集団失踪事件?が、1980年代初めに小笠原に侵入した外来生物、陸生ヒモムシの一種によると・・・
陸生ヒモムシの食性を調べた実験では、ワラジムシ類、ヨコエビ類、クモや昆虫などの節足動物を広く捕食
また、母島の調査からは、陸生ヒモムシの侵入地点でワラジムシ類とヨコエビ類がほぼ全滅
土壌中の節足動物全体も激減
母島南部では陸生ヒモムシの分布域が徐々に南に拡大
土壌節足動物の少ないエリアもそれに同期して南に拡大している
今のところこれを抑止する手段はなく、母島の土壌生態系は遠からず壊滅・・・

外来陸生ヒモムシが生態系に大きなダメージを与えていることが分かったのは世界初
外来生物の侵入が生態系に及ぼすリスクを事前に予想することは困難であることが明らかに
小笠原では、父島と母島以外の島への陸生ヒモムシの侵入状況が不明なため、緊急にその分布調査と、未侵入の島への拡散防止対策を実施する必要があるとしている

論文情報:【Scientific Reports 7】Declining soil Crustacea in a World Heritage Site caused by land nemertean

このヒモムシは体長2~6センチ
沖縄など熱帯、亜熱帯の島で広く生息するヒモムシと考えられていたが、生態がよくわかっておらず、別種の可能性も
研究チームの大学院生篠部将太朗さん
「このヒモムシは食酢で駆除できる。生息範囲を広げないため、小笠原諸島で遊歩道に出入りするときは、設置されている食酢を噴霧し、靴底の泥を落としたり、荷物の確認をしたりしてほしい」

・・・各島の出入り口に酢をしみ込ませたマットを置いとくとか・・・
落ち葉なんかの分解が進まないと表層から岩盤に至る土の構造が変わる
これ怖い
ヒアリより
コッチのが気になる

今日は~
ミツデウラボシ/Crypsinus hastatus
ウチでは主役をハってないのでめったにアがらない
このコはネオラウケラ プルケラの玉に着いてる
左上はミヤマムギラン
・・・今年・花・咲いた? 

0 件のコメント:

コメントを投稿