2017年10月10日火曜日

今時AIの闇?

ぼや川より
同じもの・食べて兄貴は・東大生
・・・知人・・・

知の死角
東京大学五神真総長
「近年AI技術の中で注目されている機械学習や深層学習の相当部分は、ベイズ統計という確率統計理論に依拠したもので、従来の技術とはやや異質なところがあります」
「インプットした情報からアウトプット(結論)を出すまでの計算の過程がブラックボックスになっていることと結果がステップごとの論理の積み重ねで出ているわけではないのです」
「普通の計算機プログラムであれば、エラーが起きると、プログラマーがそれを取り除く作業をして、その積み重ねで正確なプログラムを作っていきます。(中略)先のようなAIの場合はそうではありません。AIが出した結果が正しいのかどうかは証明できないのです」
「いまうまく機能していると思っていたとしても、全く想定しないくらい大きく間違った結論を急に出してしまう可能性がないとは言えません。(中略)実は、人間の脳も同じ意味で処理プロセスが明らかでない部分が多いにもかかわらず、人間が社会を形成しています」
こんなふうにクリアに認識している人が、どれほどいるか?
少なくとも東大内で学部学生に質問しても、とりわけ1~2年生なら9割方、何も分かっていないと・・・
・・・ま・使う側からすると動いて正しい?結果でればイイ
ただ・もしかしたら・間違いが・・・

第2次世界大戦後、ジョン・フォン・ノイマン主導による電子計算機の発明以来、20世紀型の人工知能は古典的に跡づけられるロジックを用いて、いわば因果的、あるいは職人的精密加工型で演算をプログラムし、実行してきた
一つひとつのプロセスが明確、少し難しく言うならニュートン型のクラシカルな推論が行われていた
ところが、2010年代の人口知能は、統計的な推論を積み重ねて結果を帰納していく、古典的な因果律とは大いに異なる知性として発展
現代の物理になぞらえれば古典論ならぬ量子論に近い確率・統計型の知性
「現代のAIは人間の目に見えないブラックボックスの面がある」(知の死角)
「それを人間がていねいに跡づけていく必要がある」(知の翻案・知の架橋)
これは2000年時点での東京大学、小宮山知識構造化のAI-IoT対応の2030年モデルにアップデートするベクトル知識構造化のメイン・ステートメント
・・・たぶん大部分は、はっきりした因果は解明されないで終わると
・・・とてつもない手間・暇がかかるし1円にもならない

今の第3次AIブームの最大の落とし穴がブラックボックスによる知の死角を避けられない
第3次があるということは第1次と第2次もある
第1次AIブームとは、フォン・ノイマン型汎用電子計算機の発明(1946年2月14日のENIAC完成を端緒とする)の直後
単なる汎用計算機ではなく、それを人工的な頭脳として、通信やロボット工学などに応用できるよう、拡大する取り組みからスタート
主導者はマサチューセッツ工科大学(MIT)教授のノーバート・ウィーナー
彼の提唱した人口知能学は、ギリシャ語で操舵する人の意を持つキュベルネテスからサイバネティクス(Cybernetics)と呼ばれた
現在でもサイボーグ009とかサイバー空間といった言葉にサイバネティクスの片鱗は残っています
なにぶん当時は通信工学も制御工学も未発達
実際にはフィードバックなど現在では古典化した基礎的な概念と技術を生み出しつつ、サイバネティクスそのものは下火に
発明当事は真空管をスイッチング素子に組み立てられていたコンピューターは、やがてトランジスタなど固体素子を用いることで、はるかに安定動作するように
分かりやすいのはメインフレームによる放送の制御
日本では1953年2月1日、NHKのテレビ放送が開始
放送を支えていたのが第2世代コンピューター
さらに、トランジスタやダイオードを組み合わせて半田づけしていた段階から、固体素子の技術が向上してIC(インテグレーテッド・サーキット=集積回路)を用いることで、コンピューターが様々な技術分野に応用されるように(第3世代コンピューター:1965-)
この第3世代コンピューターが支えた技術としては
1969年7月20日、ニール・アームストロング宇宙飛行士らが月面着陸したアポロ計画
第2、第3世代コンピューター発達の主な駆動源は米ソ冷戦による核ミサイル防衛網
悠長にトランジスタの半田づけなどしてられるか!という第3世代への進化を推進したのは1962年のキューバ危機
政治と国際緊張、軍事技術開発がイノベーションの元
こうして集積回路の技術が進展し、米ソ冷戦を背景に
大型集積(LSI=Large Scale Integration)
超大型集積(SLSI=Super Large Scale Integration)
と技術革新と世代交代が進む中で発表されたのが
1971年11月に発売された米インテルのマイクロプロセッサー4004
これ以降、世界はワンチップコンピューター、第4世代コンピュータの時代に
皆さんお手持ちのPCにもインテル入ってると表示があるかと思いますが
これを発注したのが日本企業ビジコン
開発も日本人、嶋正利氏が決定的な貢献を果たしている・・・
・・・知らなんだ
1960年代、高度成長に沸く日本では熾烈な電卓戦争が
1970年代初頭に確立された第4世代コンピューターの土台が、基本的に約半世紀変わっていない・・・第一世代?から同じ考え方で作られてる

日本は世界に先駆けて、PCMの国際特許保持者、猪瀬博先生が率いられる文部省の学術情報センター(現「国立情報学研究所」)が独自のネットワーク、学情ネット(現SINET)を走らせており、その先にネットークラウド~今日に至る主要な展開がある
ビジコンにしても学情ネットにしても、日本は真の意味で世界のパイオニアと言える個人が独創的な働きをして、この分野を牽引してきた
逆にだからこそ、坂村健さんたちのTRONを筆頭に、オリジナルな日本の技術は必要以上に恐れられ、政治的にシェアを制限されるなどされた
1970年代のエキスパートシステムから2000年代のクラウド・コンピューティングまでと、2010年代以降の機械学習の本質的な違いは確率・統計的なクラスタリングと、それに伴うブラックボックス
知の死角が・・・

たしかテスラの自動運転?で事故っても
テスラにお咎めナシってアったっけ
その点スバルは支援システムって・・・

今日は~
ミカワシノブ
流通名、別名ダバリア
来歴が?
ウチでは添えモノなんで・・・
ただ釣り場とかで湿度管理?保持?に便利
なんで単独で玉にすることも
このコは玉が劣化
仕立て直し
本来コケを使うところを
コケが無かったんでミズゴケで

2021/10/20
ラベル変更
ミカワシノブ⇒ダバリア?/Davallia ?
2021/10/21
ラベル変更
ダバリア?/Davallia ?⇒ダバリア トリコマノイデス/Davallia tricomanoides

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