2023/9/27アメリカ国防総省が、イーロン・マスク氏率いるSpaceXの軍事向け衛星プログラムStarshieldに関する契約を同社と締結したと発表
SpaceXは2023/6にもウクライナへのStarlink提供について国防総省と契約を交わしており、今回の新プログラムにより軍事分野におけるSpaceXの役割がさらに拡大される
SpaceX Wins First US Space Force Contract for Satellites - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-09-27/elon-musk-wins-us-space-force-contract-for-starshield-deepening-pentagon-ties
SpaceX wins first Pentagon contract for Starshield
https://www.cnbc.com/2023/09/27/spacex-wins-first-pentagon-contract-for-starshield.html
アメリカ宇宙軍は上空約160キロから1600kmの軌道を周回する通信衛星を用いた
多数展開低軌道(Proliferated Low Earth Orbit:PLEO)プログラムを進めており
2028年までに合計$9億ドルを受注する契約を巡ってSpaceXを含む16社が争っている
宇宙軍の報道担当者であるアン・ステファネク氏
Starshieldに関する契約について、
「$7000万を上限とし、衛星コンステレーションやユーザー端末などを介してStarshieldのエンドツーエンドサービスを提供するもの」
国防総省は以前からSpaceXの大口顧客のひとつ
2023/6にロッキード・マーチンとボーイングの合弁会社であるUnited Launch Allianceと共同で国家安全保障ミッションを受注しているほか
同月にはウクライナへのStarlink提供についての契約も取り付けている
また、SpaceXは9月にFalcon9ロケットで宇宙開発局の人工衛星13基を軌道上に打ち上げた
しかし、アメリカでは国防の分野に民間企業のSpaceXが深く関与することに慎重な声も
国防総省とSpaceXがウクライナへのStarlinkで契約を交わす前、SpaceXはウクライナ軍がStarlinkでドローンを操作できないようサービスを遮断していたことが判明
議員団が調査に踏み切ることを表明するなどの反発を招いた
この問題を調査していた上院議員グループは、ロイド・オースティン国防長官に宛てた書簡の中で
「私たちはSpaceXがマスク氏の気まぐれで主権国家の自衛に制限を加え、事実上ロシアの利益を擁護する目的でそのサービスを中断する能力や意思を持つことを深く懸念しています」
SpaceXは今回の件に関するメディアの問い合わせに応答しませんでしたが
マスク氏は報道に対し
「Starlinkは民間ネットワークでなければならず、戦闘には参加するものではありません。一方、Starshieldはアメリカ政府が所有し、国防省宇宙軍が管理します。これが正しい在り方というものです」
Starlink needs to be a civilian network, not a participant to combat.
Starshield will be owned by the US government and controlled by DoD Space Force.
This is the right order of things.
— Elon Musk (@elonmusk)
・・・日本は
自衛隊がStarlinkを使うとか、なんとか
確実な連絡網としては
独自の契約をしないと・・・
それとも自前でやる?
マイクロ衛星で・・・
今日は~
ニゲラ ダマセナ/Nigella damascena
新芽
このママ越冬
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