2023年10月1日日曜日

自治会トラブル

かつては入るのが当たり前という暗黙の風潮があった自治会
加入者はいま減少傾向ですが、自治会と未加入者のトラブルが全国で多く確認されています

鳥取県米子市に住む女性
「ごみ収集について、自治会入っていない人は出してはいけないという、理不尽な事を言い出して、数人で家まで押しかけ、今後市役所の担当者も引き連れて家に来ると、ある意味脅しをかけられています」
女性によると、1997年ごろに市内に家を建て、およそ10年間自治会に所属
子ども会の班長なども務めましたが、子どもが成人したのを機に退会

自治会退会後も、これまで通りゴミを捨てるなど変わりない生活を送ってきましたが、去年10月と今年6月、女性の元に封書が届き、7月には自治会長らが女性宅を訪問してきたと

自治会を退会した女性
「夕方家に来られて、これからはゴミステーションもできたので、自治会の管理下のもとなので、入ってない方は捨てないようにと言われました」

実際に送られてきたという文書を見せてもらうと、新設されたゴミステーションは自治会が設置し管理するもので、会員以外は使用できないとの記載が
合わせて、自治会加入の可否について問う文章も

自治会を退会した女性
「自治会加入は本来は任意のものだから、理由を言う必要はないと思います。私は以前自治会を経験していますが、色々なことでちょっと納得いかないので、自治会は辞めることにしましたと言いました」

そもそも自治会の入退会自体は、法律上の義務はありません
ただ、自治会内のルールは自治会ごとで決められるため、対象の地区で暮らす住民は、そのルールに従うのが習いと

自治会長
「あまりにもゴミが散らばるということがありました。前日に出したりとかね。
そういうことで、ネコ・イヌ・カラスが、以前のネットをかけただけの集積所をつついてしまったんです」

以前、この地区の収集所は県道沿いにあり、自治会員で管理をしてきました
しかし、分別や指定日などルールが守られていない状況が続いたほか、鳥獣の食べ荒らし被害も散発したため、米子市が管理する近くの緑地に、ネット式ではないゴミステーションを自治会費から捻出して新設

自治会員の男性
「自治会に入っているときは(女性も)当番していたと思いますが、抜けられたあとは当番をしていません。
『自治会に入ってない人が捨てることをこれまでは黙認していましたが、これまでのゴミ置き場はなくなって捨てれなくなるので、もう1度自治会に入り直しませんか?』とさせてもらって。
でも『入りたくない』って。まあ、そこを強制するつもりはないので、その代わりに我々が設置して管理しているゴミステーションには捨てられないよと。
他の自治会の皆さんからも、その特例の了承は得られないという話を差し上げた次第です」

これまで自治会に入っていないとゴミを捨てられない、という明確なルールはありませんでしたが、今回は経費も発生したため、利用法を見直すことになったと

米子市クリーン推進課の担当者
「まずは自治会内でお話をいただき、場合によっては、市の担当者が両者の間に入ってトラブルの解消に努めています。
仮にステーションの横などにゴミを出されても回収業者は回収はしないので、最終的にはクリーンセンターへの直接搬入か、市の許可業者に有料でゴミ収集に来てもらうなどの方法を未加入者には案内しています」

自治会加入率は以前と比べ、減少の一途
例えば米子市では自治会加入率が2013年には64.6%でしたが、年を経るごとに低下し、5年後の2018年には61.8%に。さらに5年後の2023年(4月30日現在)は58.1%と、6割を割り込みました

米子市地域振興課の担当者
「自治会に入っておられない方というのはごくごく少数で、どちらかというと若い世代が多いと感じています。
自治会に入らない理由は、よく口にされるのが
「だってメリットがないでしょ」
自治会費を払って、役まで受けて。地域の活動に興味がない方が多いんじゃないかなという印象です」

自治会に入ると、役員や班長業務が定期的に回ってくるほか、一般の会員も市の一斉清掃や出水期前の用水路清掃などに参加することになります
そして、地域に設置している防犯灯の電気代なども自治会費で負担している部分がある
また、地域のゴミ収集所の中には、自治会メンバーが私有地を無償で提供している場所も少なくありません
そのほか、半行政的な仕事を自治会が担っていることも多い
加入率の低下が著しい今、会員の負担は大きくなっているのでしょうか

自治会員の男性
「(自治会業務は)増えていません。そもそも前から多いです。
大半の人が役員を兼務しています。うちはなり手がないので、総務と防災が兼務していたり、会計と交通が兼務していたりします。ゴミの当番でも役があって必ず班長をしないといけません。
そうなると、自治会費を使って作ったステーションに未加入者でもゴミが捨てられる、そういうサービスを認めるってわけにはいかないんです。それは他の自治会のメンバーさんからしたら納得がいかないと思います」

こうした実態を行政も把握していますが、抜本的な改善策がないのが実情
仮にゴミの収集所の維持管理、地域の清掃活動などの自治会が担っている仕事を行政に任せたとして、結局は外部の業者に委託することに
そうすると税金の使い道を再考する必要も

米子市自治連合会事務局の担当者
「自分の住んでいる地域も、何もしなくても安全に暮らせているかっていうとそうじゃなくて、何か道路に支障があったら地域の誰かが言って直したりとか。そうやって今の私たちは安全な暮らしをしていると思うのですが、皆が助け合って暮らしていること、そこを分かっていただけると良いのかなと思います」

自治会未加入の女性
「多分、自治会さんも上から色んな指示とかされて大変な仕事が多いと思います。
その中で自治会と未加入者のトラブルが起きているという可能性もないとは言い切れないと思うので、本当に市自体が、自治会連合から何から全てをちょっと変える方向性で考えていただきたいと思います」

そこに住む以上、地域に無関心というわけにはいきません
住民も自治会も行政も、それぞれが街づくりの仕組みについて改めて考えてみても良いかもしれません

・・・自治会のヤっている役務を利用する
なら、それなりの負担はあって当然
誰かが、自分がヤりたくないコトを、ヤっている
ただソレに、ノっかるのだけってのは?
あと、その役務を業者に委託すると
対人な部分が大きいので想像するよりたいへんで銭がカカる
増税?
コレを納得でるのか?

災害が増え、規模も大きくなる昨今
地元の消防団・自治会etcは心強い存在
例えば避難所に・・・
ソコでツンケンしていて協力できる?
共助がデキる?
って考えない?のが不思議

今日は~
ツマグロヒョウモン

拉致られたコ
衣装ケースで成虫に
羽化したばっかりは羽が濡れていて
しばらく静かに静養
ここでバタバタすると
羽が痛む
なんで、脅かさないように・・・
近くでモノを落としたり
大きな音をたてると
教育的指導が・・・

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