2025年10月4日土曜日

トランプ政権が完全無視した都合の悪い真実
2025/9/10チャーリー・カークがユタ州の大学で質疑応答中
ライフル弾がその首を貫いた
恐怖で凍り付く3000人の聴衆の眼前で、カークは大量に出血しながら椅子から崩れ落ちた
その33時間後、警察はタイラー・ロビンソンという22歳の男性を容疑者として逮捕
動機についてロビンソンは恋人へのメッセージでこう述べている
「あいつ(カーク)の憎悪にはうんざりだった。ああいう憎しみは、話し合いじゃ解決できない」

ショッキングな暗殺事件は人々の強い感情をあおり社会の安定を揺るがす
トランプが君臨するポスト・トゥルース(真実)のアメリカの際立った特徴は
ファクトが二の次になっていること
そして政治の世界で最も大きな意味を持つファクトは
誰がナラティブをコントロールするのか、という点にある

捜査当局がカークの死亡を発表した5時間後
つまりロビンソンが逮捕される1日前の段階で
まだ事実関係が明らかになっていないにもかかわらずトランプはビデオ演説
極左の言説が
「今わが国で起きているテロ行為の直接的原因になっている」
数日後には、バンス副大統領
「左派は政治的暴力を擁護し称賛する傾向がはるかに強い」

2001年以降にアメリカ国内で起きたテロによる死者の75~80%は
右派の過激派によるもの
左派の過激派による政治的暴力の件数は全体の10~15%
全ての死者に占める割合は5%i未満
2021年1月トランプ支持派が連邦議会議事堂を襲撃
大統領選挙の結果を覆そうとした
(トランプはこの事件で起訴された支持者約1600人に恩赦を与えた)

しかし、今回の暗殺事件について、そして社会と政治の緊張が生まれている要因について
ホワイトハウスが広めようとしている見解に異を唱えるのは、今日のアメリカでは勇気が要る
ホワイトハウスと右派の活動家たちは事件後直ちに対立勢力を抑圧
トランプと右派の政策への異論を封じ込めるために、暗殺事件を利用しようと考えた

テレビの人気トーク番組の司会者であるジミー・キンメルは
この事件に関して述べたジョークを理由に、番組の放送を停止された(言論の自由を守ろうとする左右両派の人々の激しい反発により、程なく番組の放映は再開された)
キンメルだけではない
カークのシンパにとって受け入れ難く感じられる発言をした多くの大学教員や公職者たちが職を追われ、非難を浴びいる
カーク暗殺事件の結果として誰もが許せない行為だと非難しているはずの政治的暴力が増える可能性が高まってしまった
楽観的に考えれば、いまアメリカの社会では、一時的に全体主義的な熱狂が高まっているだけなのかもしれない?
この国の歴史を振り返れば、そのような時期がこれまでも時折あった
カークが暗殺されて以降の2週間ほどの間に、アメリカがまたいっそう権威主義体制に近づいた?000
現在のアメリカの指導者たちがおぞましい事件を利用して政治的な対立勢力を攻撃し、悪者として仕立て上げ、憎悪の標的にしようとしている

・・・トラさん、したたか・・・
こういう立ち回りはうまい

今日は~
セッコク/Dendrobium moniliforme

5月はじめ
左が播磨黄花、右が右近丸
今年は花が多い
どした?・・・
土台の松こぶが分解する?
次に備えてコブを探すか・・・

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