2024年10月27日日曜日

アメリカ大統領選挙の賭け・・・

少数の大口ユーザーからの巨額の賭け金が分散型予測市場ポリマーケット(Polymarket)
でトランプ氏勝利の確率を引き上げたとして
市場操作の懸念が高まる中、アメリカ予測市場Kalshiの創設者でCEOのTarek Mansour氏は、この疑惑を真っ向から否定

・・・ポリマーケット(Polymarket)については↓に

アメリカ大統領選挙が2週間後に迫っているがポリマーケットでは
共和党候補のドナルド・トランプ前大統領が選挙を制する確率が60.5%
民主党候補のカマラ・ハリス副大統領は39.3%
20ポイント以上の差
2024/10/18ウォール・ストリート・ジャーナル
合計3,000万ドル(約¥45億)を賭けたポリマーケットの4人のユーザーが
トランプ氏勝利の確率を急上昇させた可能性があると指摘
市場操作の懸念が高まった
6月から今月初めの間に作成されたこの4人のアカウント全てが、暗号資産(仮想通貨)取引所Krakenから資金を預け入れており
入金直後に大金を賭けるなど賭けのパターンも似ていることから同一人物/団体であると見る向きもある

Mansour氏
ポリマーケットの予測は、自身が運営する予測市場Kalshiのデータとも類似していることから人為的な操作の結果ではないと主張
またハリス氏への賭け金の中央値($85)は、トランプ氏への賭け金の中央値($58)よりも大きいと指摘
現在、ポリマーケットの大統領選市場の賭け金は、$19億2,700万(約¥2,874億)まで膨れ上がっている

Kalshiは9月、アメリカ商品先物取引委員会(CFTC)とのほぼ1年に及ぶ法廷闘争に勝利
アメリカ人を対象とした選挙の予測市場を立ち上げた
Mansour氏によるとアメリカで選挙の予測市場が認可されたのは100年ぶりのことだと
Kalshiプラットフォームでは、1アカウントに対し$700万(約¥10億)までの賭け金が許可されているが
機関投資家やファンドなどが特別の申請を行うことで、$1億(約¥150億)まで増額可能
なお、それぞれの賭けの内容については同社が把握し、規制当局へ報告される

Mansour氏
実際にお金を賭けるユーザーは、予測結果に対して自らリスクを背負っているため
「結果に嘘をつくことはない」と主張
さらに、そのようなユーザーが集まる市場で集合的に導き出された答えは、より精度が高いと強調
予測市場は偏見のない新しい真実の源である・・・

イーロン・マスク氏
「お金が絡むと結果ははるかに正確になる」
分散型予測市場は世論調査よりも選挙結果を予測する上で、より正確である可能性がある

しかしポリマーケットのアメリカ選挙予測市場は
アメリカ人による賭けへの参加禁止を条件に、CFTCから認可を受けている
このプラットフォームの予測結果の妥当性に疑問を呈する向きもある

Mansour氏は、Kalshiとポリマーケットの違いを説明
予測の正確さや市場操作の懸念について
Kalshiはアメリカ人のみが自国の選挙予測を行う
規制された市場であることを強調することで、優位性と安全性を示した

・・・安全って?
バクチでしょ・・・

暗号資産(仮想通貨)ベースの賭けサイト、ポリマーケットで
同社が実施した調査の結果、金融業のバックグラウンドがあるフランス人だった
2024/10/24ポリマーケットの広報担当者
大口の4口座を持つ同ユーザーについて
「豊富なトレーディング経験と金融サービス業での経歴」を有する人物
「調査の結果、このユーザーは個人的な選挙の見解に基づいて賭けの方向を決定していることが分かった」
「これまでの調査では、このユーザーが相場を操縦した、あるいは操縦しようとしたとの情報は確認されていない。ユーザーは通知なしに新たな口座を設けないことに同意した」

Polymarket Bettors Favor Trump | Former president's chance of victory varies widely between markets

ニューヨークに本社を置くポリマーケットにとって、大統領選を巡る賭けは最も人気が高く、その規模は今年これまでに$24億近くに膨らんでいる
24日時点にポリマーケットで想定されているトランプ氏の当選確率は61.6%
同業カルシーの59%やプレディクトイットの57%を上回る

ついで
Polymarket(ポリマーケット)は、スポーツ、政治、ポップカルチャーなど幅広いトピックで、将来のイベントの結果にユーザーが賭けられる分散型予測市場
従来の市場とは異なり、ポリマーケットはブロックチェーン技術を活用
仲介者不要で契約を執行するスマートコントラクトを使用して実行される
さらにイーサリアムのレイヤー2ソリューションであるPolygon(MATIC)によってスケーラビリティが向上し、手数料も削減されてる
ユーザーは、アメリカ$連動型のステーブルコインUSDCなどの暗号資産(仮想通貨)などをデポジット(入金)して
特定のイベントに対する予測市場で取引を行う
自分の予測とタイミング、そして現実世界の結果に基づいて利益を得る

・・・損もする

また、経済的インセンティブによって、より多くの賢明なトレーダー?が参加することで
市場価格(確率)は現在の実際のオッズをより正確に反映するように変化します
結果として、予測市場はリアルタイムでのイベント発生確率を知るための最良の情報源となります?

ポリマーケットはシリーズA及びシリーズBの資金調達ラウンドで$7,000万(約¥107億)を調達
直近のラウンドは著名投資家ピーター・ティール氏のベンチャーキャピタルFounders Fundが主導し
仮想通貨投資企業Dragonfly Capitalやイーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏も参加

大統領選での使われ方
トランプ前大統領の暗殺未遂事件や突然のバイデン大統領の撤退など、目まぐるしく変わる2024年米大統領選の政局は、将来のイベントの結果に賭ける予測市場にとっては格好の対象

Polymarket(ポリマーケット)では、2024年大統領選の勝者や、民主党大統領候補にハリス氏が指名されるかどうか、州別の選挙戦など、さまざまな予測市場で賭ける機会が提供されています

アメリカの金融調査会社バーンスタイン・リサーチ
ポリマーケットのオッズ(配当率)が
「選挙の動向を伝えるメディアがよく引用するデフォルトスタンダードになっている」

実際、2024年のアメリカ大統領選挙では、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズなどの主要メディアが
従来の世論調査とともに、ポリマーケットにおけるオッズに言及するまでになりました
また、7月にポリマーケットは、選挙世論調査分析で有名なネイト・シルバー氏を顧問に迎た

ブロックチェーンデータ分析ツール デューンよると
ポリマーケットの月間アクティブユーザー数(MAU)は4万3000人を超え
7月の月間取引額は約$3億9,000万(約¥580億)に達し
6月の$1億1,100万、5月の$6,300万から大幅に増加
アメリカ大統領選挙をめぐる熱狂的な憶測が、記録的な取引量増加の原動力と

ポリマーケットの仕組み(プラットフォームの特徴)
Polymarket(ポリマーケット)では、分散型取引所で使用されるスマートコントラクト 自動マーケットメーカー(AMM)を活用
市場での取引をサポート
AMMは、市場で取引が常に成立するように流動性を提供
特定のアルゴリズムに基づいてオッズ(価格)を自動的に決定
一般ユーザーは、いつでも予測市場に参加し、予測の売買が可能

Polymarketでは、流動性提供者(LP)も重要
流動性提供者は市場に必要な資金を供給し、ユーザーがスムーズに予測市場で取引できるようにします
ユーザーが取引を行う際に少額の手数料が発生
この手数料はPolymarketと流動性提供者に分配される
取引量が増えるほど収益が増加するため
彼らには市場の流動性を維持し、取引を促進するインセンティブが生まれる

アメリカ大統領選挙は、8/1時点でポリマーケットで最大の予測市場となっており
掛け金は約¥670億($4億4900万)を超えてる
この市場は”勝者総どり”形式で、Yes に賭けた人たちが勝者となり
総ベット額が勝者間で分配されます
分配額は、総掛け金と勝者の数に応じて変動

例えば、Yes 株を59セントで購入するということは、$1(全額の分配を受ける権利)の価値があると予測していることを意味する
予測が的中し、トランプ氏が当選すれば、Yes 株は1ドルの価値に
この仕組みはオプション取引に似ています
オプション取引では、特定の条件が満たされた場合に資産を購入または売却する権利を取引
同様に、予測市場でも参加者は将来の結果に基づいて、Yes 株や No 株という価値を持つ権利を取引
期日が近づくにつれて、予測の確率が変動し、それに応じて権利の価値も変わる
また、結果が出る前に、Yes 株や No 株を売却して利益を確定させることも可能
特に大金を投じた参加者は、リスクを避けるために早めに利益を確定する動機がある
このようにして予測市場は柔軟な取引機会を提供し、オプション取引に似たダイナミクスを持つ
また成行注文だけでなく、指値注文も可能なため、さらに高度な投資戦略を展開することができます
トレーダーは、現在のオッズに同意できない市場で取引機会を見つけ、さまざまなイベントに関する知識と予測からそこに賭ける

・・・予測市場は偏見のない新しい真実の源・・・?
しょせんバクチ
とうぜんブラフとか虚々実々の駆け引きも・・・
さて結果は、どうなることやら

ところで暗号資産が↑ってことは
浮世が混乱するという予感がアる
ってコト

今日も~
カノコユリ/Lilium speciosum 赤

のサクカ
白はできなかった
種が採れる?

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