2024年6月15日土曜日


都知事選に出馬を表明した安野貴博氏33歳
安野氏は9歳の頃、独学でプログラミングを始め、17歳にして初めてのWebサービスをリリース
未来予測の確率論マルコフ連鎖をベースに開発されたもの
開成高校を卒業後は、東京大学に進学
人工知能研究のエキスパートが集まる松尾豊研究室で学びながら、いくつものサービスを開発
国会議員の全発言をAIに学習させ、議員ごとの思想信条を発言から解析させた際には
議員秘書の間で「先生の知能がバレる」と永田町に激震が
その後、外資系コンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)を経て、AIスタートアップ企業を2社創業
経営者兼エンジニアとして手腕を発揮する一方で、2022年にはハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞し作家デビュー
同時期に、世界最高峰の芸術大学ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで準修士も取得
AIを使ったメディアアーティストとしても活動

「いま、私たちは岐路に立たされています。テクノロジーには『いい使い方』と『悪い使い方』があります。テクノロジーをうまく使えば、社会がより発展していくのに、フェイクニュースなどの『悪い使い方』のほうがはびこっている。テクノロジーを良い方向に使えなければこの国は終わります」
出馬にあたってまず安野氏が連絡を取ったのは、元台湾デジタル発展省大臣、オードリー・タン氏
タン氏は2016年、エンジニア出身という異色の経歴を引っさげ35歳の若さで入閣した若き天才閣僚だ
タン氏のデジタル政策と強いリーダーシップで、台湾は見事なコロナ対応を行い
「日本にオードリー・タンがいればなあ」と嘆く声が
そんなタン氏に、安野氏はかねてからシンパシーを抱いていた
都知事選への出馬の構想を伝えると
タン氏は「あなたの考えるデジタル民主主義のやり方が好きだ」と背中を押した

「リーダーがテクノロジーを理解していれば、誰もがテクノロジーの恩恵を受けることができるはずです」
「テクノロジーは、本来は人が苦手なことを助けるためにあるのです。視力が悪い人にはメガネを、計算が得意でない人には電卓を。同じように、AIをはじめとするテクノロジーがきちんと普及すれば、一人ひとりの“苦手”に対応することができる」

安野氏がMacBookを取り出すと
画面の中には安野氏にそっくりなアバターが
経済政策について教えてと打ち込むと、しっかりと答えてくれる

「私の政策や政治信条をAIで学習させています。どんな質問でも答えられますし、要望も受け付けられます。これで、選挙期間中は、24時間いつでもわたしと政策についてお話しすることができます!」
安野氏が進めるマニフェストづくりも画期的
エンジニア向けのシステムGitHubを用いて、GitHubのアカウントさえあれば、誰もが政策への変更提」を送ることができる
これらのキャンペーンに使ったプログラムは、すべて選挙後にオープンソースで無料で公開する予定
今回の安野氏の出馬をきっかけに、出馬と選挙活動のノウハウが誰でも使えるようになる
まさに選挙のオープンソース化が
「今後、あらゆる選挙で、どんな候補者でも有権者とともにマニフェストを改善することができるようになります。こうして、私は選挙のやり方それ自体をアップデートさせたいのです」
「問題の本質は、政治における投票や政策形成のシステムが100年も前につくられたもので、アップデートが必要だということです。皆さんが使っているスマホはどんどん進化していっているのに、政治の世界だけがアナログなままでいる。もちろん、アナログのよさもあるとは思いますが、テクノロジーを導入することで、もっと政治をアップデートできると思うのです」

とはいえ、都知事選で安野を本命視する声はまだ少ない
政治の世界で長く活躍する蓮舫氏がいち早く立候補し、現職の小池百合子氏にも根強い支持者がいる

一部では、赤い狐と緑の狸とか・・・

石丸伸二氏ら一般知名度の高い候補者もいる
それでも安野氏は意に介さない
自身の主張する手法が、これからの政治にとって最適だと強く信じているから

「私が主張している新しい政治のやり方は、私に能力があるから優れているのではありません。『みんなで考え、みんなで決める』から優れているのです。それが、これからの世界に必要なデジタル民主主義のあり方です。私自身が育った東京という都市は、もっと良い方向に変われる都市だと思っています」

・・・つまらない東京都知事選挙だとおもってたけど・・・
ただ情弱にはGitHubの敷居が高い・・・

今日は~
アジアンタム レニフォルメ/Adiantum reniforme

画は4月はじめ
ウチにある全 レニフォルメの元
けっこうタッパのある株だった
けど、不幸が襲いタッパが低く
今春の芽だしでは、なぜかタッパが高く
期待が膨らむ


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