2024年5月28日火曜日

Google Cloudやらかす

2024/4The Guardian
UniSuperが管理している年金の総額は日本円にしておよ¥そ17兆2500億
UniSuperにお金を預けている62万人が1週間以上も自分の口座にアクセスできない状況が続いた

実は、このような事態を防ぐためにでしょうか、UniSuperはふだんからクラウド上で2カ所にデータを保存しておいて、万が一どちらかがダウンしても別の場所からデータを復元できるようにしていた
ところが今回はアカウントそのものが削除されてしまったため、せっかく別々に保存しておいたデータが同時に消し飛ぶハメに

幸いUniSuperは別のプロバイダ元にもデータを保存していたため、5/2には復旧
預金も無事だった

5/8にThe Guardianが入手した異例の共同声明
Google Cloud最高責任者のトーマス・クリアン氏、そしてUniSuper最高責任者のピーター・チュン氏が連名で謝罪
この度起きた単独で比類のない事態は、これまで世界中のGoogle Cloudクライアントの誰ひとりにも起こったことのないもの
これは、断じて起こるべきことではありませんでした
Google Cloudはこの途絶の引き金となった一連の出来事を把握し、今後このようなことが二度と起こらないよう対策を講じました・・・

Googleはこれまで今回のようなミスが発生したことはないと言ってはいるものの、企業の間では
「もしも自社のクラウドサービスにも同じようなことが起こったら…?」

クラウド上にデータを移行する企業や政府は年々増えてきています
Googleによれば、世界でもっとも規模の大きい企業1000社の6割はGoogle Cloudを使っており、生成AIを扱うユニコーン企業にいたっては9割が顧客

世界中でGoogle CloudをPaaS(Platform as a Service:サービスとしてのプラットフォーム)として利用している企業はおよそ50万社
その中にはフォルクスワーゲンやカナダロイヤル銀行も

近年ではアメリカの政府機関や情報機関もデータ管理にクラウドサービスを利用するところが増えてきています
アメリカ国家安全保障局は、Amazonのクラウドサービス上に情報監視データを移行するために¥1.4兆の契約を結んだばかり
さらに、アメリカ国防総省はMicrosoft、Google、OracleとAmazonとのクラウドサービスに¥1.2兆の契約を結んでいるそう

今回のミスについての詳細は明らかにされていません
ただ、いくら世界的な規模を誇るサービスだからといって、こんな致命的なミスが起こらないとはかぎらない
損害を防ぐためには複数のクラウドに分散してひたすらバックアップ、でしょうか

・・・改めて
なんの為のクラウド?

今日は~
キクザキイチゲ/Anemone pseudoaltaica

4月の半ば
普通種と濃色大輪種の混生
普通種が負けて呑み込まれる?
どしよ
今は地上部はホボ無い

0 件のコメント:

コメントを投稿