2025年6月6日金曜日

アメリカ人の4人に1人がほぼ失業?

アメリカ人の4人に1人がほぼ失業?
現在、アメリカの失業率は50年ぶりの低水準
4月の失業率は4.2%
これはアメリカ経済が比較的健全であり、関税や消費者心理の落ち込みといった逆風にもかかわらず、継続して雇用が維持されていることを示している・・・はず

一方ルドウィッグ共有経済繁栄研究所(LISEP)の最新の報告書
失業者に、ルタイムで働きたいが見つからない人や、生活が困難な水準の低賃金で働く人を加えた実質失業者の割合は4月に24.3%
アメリカ人の4人に1人が安定した仕事がなく、生活できる賃金を得ていないと・・・

LISEPのユージーン・ルドウィッグ所長
実質失業者の割合こそ真の失業率だ、公式の失業率データには欠陥がある
「たとえば、過去2週間の間に1時間でも働いていれば就業者とカウントされ
つまりホームレスでテント村に住んでいても、1時間働いただけで就業者とされる」
ルドウィッグ氏は米政治専門サイトポリティコへの寄稿の中で
公式データは失業率は低く中間層の賃金は伸びており、経済成長がすべての層に恩恵をもたらしていると示唆してきた
しかし国内の各所を旅行し、衰退した都市を見るにつれ
この経済指標に疑問を持ち始めたと
何十年もの間、連邦政府は同じ方法論や同じ情報源に頼って経済統計を出しており
そのデータが現実に即しているかを問う人はほとんどいなかった
これがLISEPを立ち上げた理由であり、はるかにバラ色の現実が描かれた公式統計よりも
一般人の認識のほうが現実を反映していることが分かったと
現在の傾向は改善の兆しをほとんど示していない
厳しい現実は、多くのアメリカ人が依然として生活苦にあえいでいることであり
安定した高賃金の雇用の流入がない限り、経済機会格差は拡大する

失業率が4.2%と低い数字であれば政治家は喜び、人々は実際よりも恵まれていると思い込んでしまう
しかし実際にはそれがあらゆる政策決定を誤らせる
雇用を改善しようとするエネルギーや努力が減り、
果的に中間層や低所得層への打撃となる

・・・アメリカさん
かの国を笑えんぞ

今日は~
キクザキイチゲ/Anemone pseudoaltaica濃色大輪種

4月はじめ
盛りの少し前
安定のコたち

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