Windows 11のリリースから2年以上経ち、来年にはWindows 10のサポート終了
なかなか移行が進んでないと・・・
Windows 11のどのへんが問題なのか
要らないアプリがてんこ盛り
クリーンインストールもできず、ポップアップをいちいち消したり、デフォルトアプリを変えたり
Apple製品がよく箱庭と言われるのに対し、Windowsはオープンなのが特長とされてきた
でもAppleのシェアを奪いたいMicrosoftは、むしろ独自の箱庭を作り出そうと躍起になってる?
その結果Windowsユーザーが増えたわけでもなく使い勝手が悪くなって逆効果
4月にあったWindowsアップデートMoment 5」はいくつか前向きな変化も
Microsoft EdgeやPaint、Photosといったアプリをアンインストールできるように
ただそれも、わかりやすくはありません
このアプデはEUのデジタル市場法(Digital Markets Act)対応が目的
Microsoftが自発的にユーザーのためにやったわけじゃない
とはいえ正しい方向への一歩ではあり、スナップレイアウトも改善されるなど、今後はよりユーザー重視の方向に行くのではと・・・
最悪と言われたWindows 8や、もっと言えばWindows Vista以上に、Windows 11を使っていてイライラすることが
OneDriveやMicrosoft 365、そして最近ではCopilotなど、Microsoft製品やサービスへの誘導があまりにしつこい
さらにMicrosoftは、あらゆるラップトップやキーボードにCopilotキーを付けてクイックアクセス可能にしたがっていますが、それが本当に役立つのか?
単にWindowsをますます重くするだけなのかは?
Windows 11にだって、良いところも
いろんなデバイスで動くし(最近3年以内とかに出た、一定以上の性能のCPU搭載が要件となりますが)
ゲーミングもネイティブでいろんなものができます
でもやっぱり今のMicrosoftにとってのユーザーとは、人質というかブタの貯金箱というか・・・
Internet Explorerはブラウザー戦争に勝てるべくもありませんでしたが、少なくともブラウザーのベースラインであり、それを通じて皆が自分の選ぶソフトウェアを入手できました
2015年にChromiumベースのMicrosoft Edgeが登場したときは、Chromeを超えるか?
なんて期待もありましたが、実際Edgeに乗り換える人は多くありませんでした
そのせいかEdgeはより貪欲になり、ある意味有害
たとえばEdgeからBingでGoogle Chromeを検索すると、検索結果トップで
「新しいWebブラウザーをダウンロードする必要はありません」
DuckDuckGoやFirefoxといった他のブラウザーではそうじゃないし、Chromeもダウンロードできないわけじゃありません
Edgeの説得を無視してChromeをダウンロードしたとしても、それをデフォルトブラウザーに設定するのが一苦労
Googleは設定ページへのリンクを送ってきますが、それでも簡単じゃありません
デフォルトはファイルタイプ別に設定しなきゃいけないので、.htmlから.pdfまで、ブラウザーで開いているいろんな種類のファイルに対して選択する必要がある
ここでデフォルト変更を忘れると、PDFを開こうとしたことで数カ月ぶりにEdgeが立ち上がる・・・
またこのデフォルトアプリのリストは、ブラウザーとかフォトビューワーみたいなわかりやすい表記になってなくて
ファイルの拡張子とアプリ名が並んでるだけ
しかもそのリストには、だいぶ前に消されたはずのCortanaも残ってたり・・・
Windows 11では、Microsoftのサービスを勧めるポップアップ通知が
「OneDriveに十分な空き容量がありません」みたいな通知が
それも自動バックアップのせいでOneDriveアカウントがいっぱいになったりするせいで出てくる
あとは「Xbox Game Pass Ultimateが付属しています」とか言うから無料でゲームできるのかと思いきや1カ月だけのトライアル
でもこの手のポップアップは、設定>システム>通知とアクションに行って、消すことが可能
ただMicrosoft StoreとOneDrive、その他デフォルトで入ってるいろんなアプリ(Nvidiaのアプリとか)のバナー、とそれぞれボタンを押して消さなきゃならない
Windows 11 Home Editionの入ったPCを初めて立ち上げるとMicrosoftアカウントにサインインするよう求められます
なのでたいていの人はサインインしないと先に進めないと認識してサインインすると思います
またMicrosoftアカウントなしでも使えなくはないんですが、そこまでするならWindowsじゃない方がいいのでは?
Microsoftアカウントにサインインしておけば、Microsoftのアプリを使うときに簡単なの?かと思いきやアプリを使うときは再度ユーザー名・パスワードを入力しなきゃいけない
Xboxアカウントにサインインするときも、アカウント有効化のためにいくつかステップを踏まなきゃいけない
MicrosoftアカウントがGame Passアカウントにリンクされていることを確認しつつMicrosoft Storeへのリンクを開かないといけない
本来ならMicrosoftアカウントにサインインすることでいろんなサービスをシームレスに使えればうれしいんですが
実際はあらゆる場面でOneDriveやGame PassやMicrosoft 365を勧めてきて
そのたびにユーザーの動きを止めてくるのがMicrosoftアカウント
Windows 11改善のためにできることをひとつだけ選ぶとしたら、広告の削除を選びたい
MicrosoftはWindowsに自社サービスの広告をさせてる
Microsoftはスタートメニューにも少しずつ広告を入れようとしていましたが
これらのバッジはまだ開発中
でも設定のホームに行くと、Microsoft 365やGame Passなどなどのバッジ広告が出てくる
マウスをうっかり左に寄せすぎてると、画面左にボックスが出てくることが
このウィジェットメニューと称するボックスには、天気からOneDriveの写真から株価まで、いろんな情報が満載
でもその適切さは疑問で、たとえば交通情報は、位置情報共有を許可してても正確な場所を把握してなさそうだし
載せてるニュースはしっかりした情報源じゃなくジャンキー
ちゃんと作れば便利なツールになりうるのにウィジェットはWindows 11のUIの問題点の縮図のよう
自分自身にこだわりすぎてユーザーが本当に求めるものよりも、ユーザーが求めているとMicrosoftが勝手に思ったものを押し付けてるだけ
MicrosoftがAIに総力を注いでるのはわかりますが、Windows 11のタスクバーにCopilotを貼り付けるのは時期尚早
Copilotはまだ、メジャーな役割を担うほど完成されてない
プロンプトに対して間違った答えを出したり、ときには有害な結果を出したり
というか、Copilotが出してくる答えはBing検索とまったく同じ
デバイス上では何も処理してなくて、プロンプトは全部クラウドに飛ばされ
アプリを立ち上げるくらいのことはできますが設定を変えたりはできない
レスポンスを早めたい場合$20/月、必要
Microsoftは5/20にAIに関するカンファレンスを予定してるので、そこでWindows向けの新機能も発表されるかも?
CopilotがもっとWindowsと深く統合していけば、チャットするだけでデフォルトアプリを変更するとか、作業効率を高めるために診断をしてくれるとかがあるかも?
逆にCopilotからもOffice 365やOneDriveをやたら勧めてくる?
新しいPCを買うときに余計なアプリが入ってこないように指定できればいいんですが、それは不可能
MSI CenterとかiBuyPowerのリンク集とか、要らないアプリを削除するにもWindowsを立ち上げて、個々にアンインストールしないと・・・
OneDriveを使うか使わないかとか、ひとつひとつのアプリが要るか要らないかとか、いちいち考えずにWindowsを使いたい
でもそれができたのはWindows XPの時代まで
今のWindowsは、ユーザーにいかにたくさんのアプリやサービスを使わせるか、それで頭がいっぱい
・・・でもWin11にするしか・・・
どうすべ
まあ外部に繋ぐのだけだけど
本気で他を考える?
今日は~
イカリソウ/Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
が、今年は、かなり盛り返した
強いワ
手前にコゴミ
食べごろには遅い?
でも柔らかく喰える