2026/3/10イーロン マスク氏
自身のXにX Moneyのベータ版ローンチに関するポストを投稿
日本のタイムラインには
「預金金利6%。買い物には3%還元。メガバンクの金利がギャグに見える」
「資産2億円を移せば毎年1200万円の利子」
「新NISAよりX預金で十分」
ただし、6%という金利は単なる高利回りの預金口座ではない
マスク氏の狙いは、Xアプリ内に資金を滞留させることにある
入金させ、出金の動機を奪い、送金も投資もアプリ内で完結させるX経済圏の構築
高金利はそのための導線で
1999/12
28歳のマスク氏はCBS MarketWatchのインタビューで
「人々がインターネットを“主な金融の保管庫”として使う段階に入った」
その年の春に創業したX.comの構想は、単なるネット銀行ではなかった
銀行口座、投資信託、証券、保険、税務管理
あらゆる金融サービスを1カ所に統合するという、いわばスーパーアプリの先駆け
集客の手法も今回と重なる
S&P500連動のインデックス投資信託を手数料ゼロで提供
客寄せ商品と位置づけた
高利回りで人を集め、そのうえで銀行や保険サービスを売る手法
2000年、X.comはピーター・ティール氏が率いるConfinity(のちのPayPal)と合併
マスク氏はCEO(最高経営責任者)に就いたが、在任4カ月で取締役会に交代させられた
会社はPayPalに名前を変え金融の中枢構想は棚上げされた
2017年のマスク氏の投稿にはgreat sentimental valueの文字があった
しかしマスク氏はこの構想を手放さなかっ
17年にPayPalからX.comのドメインを買い戻し、「感傷的な価値がある」と投稿
22年にTwitterを$440億で買収し、翌23年には社名をXに変える
マスク氏はCNBCのインタビューで
「23年前のX.comのビジョンを最終的に完結させ、それが結実するのを目の当たりにするのは、ある種の詩的な趣がある」
この25年前に描かれた設計図に、再び日の目を当てる取り組みがX Money
X Moneyで何ができるのかベータ版の全体像を整理すると
X MoneyはXアプリの中に銀行口座のような機能を丸ごと組み込むサービス
現時点ではアメリカの一部ユーザーに提供されており、マスク氏は「来月、早期パブリックアクセスを開始する」と予告
当面はアメリカ限定
ウォレットに入金すれば、友人への送金も、銀行口座への出金も、アプリ内で完結する
デジタル版のVisaデビットカードが即時発行され、Apple Walletに追加してそのまま買い物に使える
コンビニでの現金入金やATM引き出しにも対応
預金の保管先はCross River Bankで、FDIC(連邦預金保険公社)の保険対象
最大$25万まで保護される
最大の目玉が、預金に対する最大6.00%の金利
アメリカでも銀行預金は平均0.5%前後、日本の預金金利はさらに低い
ただし最大となる条件、つまり残高や適用期間、給与振込などが必要かどうかはまだ公開されていない
オンライン証券会社Robinhoodは、月額課金会員に預金金利4.5~5%を提示しつつ
非課金の一般顧客には0.01%だった
フィンテック企業SoFiの金利は、利下げ局面で4.60%から3.30%に下がった
フィンテック企業が打ち出した高金利が、看板どおり全員にずっと提供されるとは限らない
機能だけを並べれば、VenmoやBlockのCash Appとさほど変わらない
違いは、その先にある
既存の送金アプリはあくまで銀行口座の出先機関
X Moneyは銀行口座そのものを代替しようとしている
給与が振り込まれ、貯蓄が積み上がり、決済も送金もアプリの外に出る必要がない
そこまで到達して初めてX経済圏は成立
現在のXでは、お金はアプリの外に流れている
クリエイターへの収益分配はStripe経由、チップは暗号資産の外部ウォレット、サブスクの課金もAppleやGoogleを通る
コンテンツはXの上で消費されるのに、お金だけが外に出ていく
X Moneyは、この流れをひっくり返そうとしている
P2P(ピア・ツー・ピア)送金でDM(ダイレクトメッセージ)上の割り勘や投げ銭をワンタップ化する
クリエイター収益をX Wallet内で完結させる
タイムラインにはSmart Cashtagsの導入が予告されており、$TSLAや$BTCをタップすると価格やチャートが表示され、金融商品の取引所への導線が用意される
そして高利回りの預金が、資金をXの中にとどめておくフタになる
入金、送金、決済、投資への導線、出金しない動機づけ
すべてがうまく連携したとき、XはSNSに金融がついたものではなく
金融を内蔵したプラットフォームに変わる
マスク氏が手本にしているのはWeChat
マスク氏
「中国ではWeChatの上で人々が生活している。すばらしいアプリだ」
中国ではWeChatが生活インフラとして浸透している
ただしWeChatが生活インフラになれたのは、中国固有の背景による
カード決済がまだ普及していない社会にコード決済が一気に入り込み、14年のデジタル紅包(お年玉)」が普及の起爆剤になった
WeChat Payは19年末時点で日次決済数が10億件を超えている
メッセンジャーが決済を飲み込めたのは強い競合がいなかったから
アメリカにはVenmo、Cash App、PayPal、Apple Pay、Google Payがすでにある
そしてメッセンジャー起点で同じ構想を試みた企業は、ことごとく壁にぶつかってきた
MetaのWhatsApp Payはインドで当局によって利用者数が制限され、ブラジルでは中央銀行にサービスを止められたこともある
さらに世界通貨を目指したLibraも断念した
マスク氏の構想がうまくいかないとまでは言えない
だが、NSに金融サービスが乗ることへの各国の懸念は根強い
もう1つ、X Moneyで心にとめておきたいリスクが、預けたお金が引き出せなくなる可能性
例えば、PayPalは利用規約で、残高を最大180日間保留できるとしている
Cash Appは口座の長期凍結で、25年1月にCFPB(消費者金融保護局)から是正命令を受けた
Venmoでも送金完了と表示された資金が後から凍結されるケースがFTC(アメリカ連邦取引委員会)に問題視され、18年に和解に至っている
X Moneyでこのリスクが増すのは、凍結の引き金がSNSの側にあるから
投稿内容や通報などでアカウントが停止されれば、金融資産へのアクセスも失う可能性がある
Xのアカウント凍結ルールは必ずしも明快ではなく
凍結されたアカウントの復旧が認められる保証もない
データの問題もある
SNSの「いいね」から見える関心と、実際の消費行動はしばしば食い違う
しかし、この2つが連携されれば個人の行動推測の精度は格段に上がる
アメリカの法学者からもこの構造の危うさは指摘されているが
同国の金融プライバシー法はグループ内でのデータ連携には比較的緩い
規制の側も揺れている
CFPBが策定した大規模決済アプリへの監督規則は、25年5月に議会が無効化した
また、マスク氏が率いたDOGE(政府効率化省)はCFPB自体の業務縮小を図り、裁判所が機能保全命令を出す事態になった
マスク氏は同年5月末に退任したが、在任中にCFPBの弱体化を進めながら自らの金融サービスを準備していた懸念は・・・
日本はXのユーザー数で世界2位の市場であり、展開の優先度は高いはず
ただ、X Moneyを、そのまま持ち込むのは簡単ではない
日本の資金決済法は、アプリ内に100万円以上の資金を滞留させることを基本的に認めていない
高金利で大きな金額を預かる設計にするなら銀行免許が必要
現実的には日本の銀行と提携してサービスを提供する形にならざるをえないだろう
さまざまな金融商品を展開するには、犯罪収益移転防止法や金融商品取引法の壁も加わる
一方で、メッセンジャーと決済サービスの融合を、海の向こうの出来事で片づけるのは早計
PayPayの「送る」機能にはすでに簡易的なチャットが組み込まれていて
決済サービスがメッセージングを取り込みつつある
X Moneyと方向性は違うが「1つのプラットフォームに生活と金融をまとめる」という流れは、日本でもすでに始まっている
・・・はてさて
預けた銭に6%の利金をだす
つまり、それ以上の利益をXが・・・
暗号通貨も取り込むみたい
今日は~
ヒメウラジロ/ Cheilanthes argentea
画は3月の終わり
古いハッパを取り去り・・・少し残ってる
さっぱり
今も、あんま変わってない
もっとモサモサに、と思ってた
天候不順なせい?
庭も、成長にムラがある
同じ種でも
山も、そんな感じ
やっぱ変だわ
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