2025年4月5日土曜日

現代の赤壁の戦い?が

 人民解放軍、台湾上陸を想定しての演習か、超巨大はしけ3連結
台湾・民進党政権への圧力を強めるため中国人民解放軍が台湾周辺で軍事演習を行う中
ここ数週間、中国広東省沖で巨大バージ船(はしけ)3隻と民間貨物船、フェリーを使った演習が行われているとニューヨーク・タイムズ(4/1)が報じた
3隻のバージ船は連結され、海岸まで延びる長さ800メートル以上の橋に早変わりNYT紙
「巨大バージ船のデビューは中国軍が台湾の海岸に数万人の兵士と武器、車両を上陸させる能力に一歩近づいたことを示唆する」

世界の海軍動向を伝えるネイバルニュース(3/25)
バージ船は2/27ごろ広東省湛江市沖の南三島に到着
3/22まで、少なくとも2隻の民間ロールオン・ロールオフ(RORO)フェリー
バージ船のプラットフォームにドッキングする試験を実施
さらに南に18.5km離れた東海島に移動
同月24日まで作戦を展開
3隻のタイプが異なるバージ船は長さ135~185m幅35~38mで、脚が4~8本ついている
延長ランプ(連結道路)がなく、ウォータージェット推進機能を備える浅瀬用もある
中国人民解放軍が台湾に侵攻する可能性について昨年4月
ジョン・アクイリノ米インド太平洋軍司令官(当時)
「中国の習近平国家主席は軍に2027年に実行するよう命じられた場合の準備を命じた」

NYT紙
中国人民解放軍のミサイル、軍艦、戦闘機は近代化している
しかし台湾周辺は一年を通して風や潮の流れが強いため、中国人民解放軍が円滑かつ大規模に台湾海峡を横断できるかどうか多くの専門家が疑問視してきた

風や潮に流されないよう頑丈な脚でバージ船を海底に固定
ジャッキアップでプラットフォームを昇降できる
ネイバルニュース(1/10)
「水陸両用作戦用に特注されたように見える
中国本土から台湾の道路に大量の戦車を輸送するユニークな手段になり得る」

大型の無人水上船や軽空母を建造する広東省広州市の広州造船所で
少なくとも3隻、おそらく5隻以上の巨大バージ船が目撃されている
前部には最大140m延長可能なランプを備え
海岸道路や砂浜に到達するために使用できる
船尾には他の船が連結して巨大バージ船に荷揚げできるよう開放型プラットフォームがある
戦車や装甲車は軍の艦艇でなくても民間ROROフェリーで十分に輸送できる
巨大バージ船は軍の水陸両用作戦用に建造された可能性が極めて高い

ネイバルニュースに寄稿したH・I・サットン氏
「巨大バージ船は第二次大戦中、ノルマンディー上陸作戦のため建造された2つの可動式港『マルベリー・ハーバーズ』を思い起こさせる
22年により小型のプロトタイプが存在したようだが、巨大バージ船は最近建造された」
マルベリー・ハーバーズは連合国軍がDデイ後に橋頭堡を確保してから数時間以内に英国南部からイギリス海峡を曳航され
オマハ・ビーチ、ゴールド・ビーチ沖に設置された
ゴールド・ビーチの可動式港を使って兵士200万人、物資400万t、車両50万台が上陸した
オマハ・ビーチの可動式港は嵐で被害を受け、廃棄された
そのマルベリー・ハーバーズを彷彿させる巨大バージ船の相次ぐ建造は
中国による台湾侵攻の準備とみることができるだろう
「巨大バージ船は民間用途としては明らかにオーバースペックだ」
巨大バージ船は民間ROROフェリーに載せた大量の重機
すなわち戦車や装甲車を短期間で陸地に移動させるのに適している

英国のシンクタンク戦略地政学評議会のエマ・ソールズベリー研究員(シーパワー)
3/25台湾公共テレビに次のように語っている
「誰が撮影したのか不明だが、巨大バージ船の動画はWeChatで出回った
インターネット上で広く拡散し、複数の軍事専門家がすぐに発見した
巨大バージ船が連結され、揚陸橋が下ろされているのを見ると
この場面は意図的に準備されたものと思われる」

巨大バージ船は中国人民解放軍が海と空の制圧に成功した後
第2波の部隊輸送に使用される可能性が高い
中国では人民解放軍海軍、海警局(沿岸警備隊)、海上民兵、さらに一般の民間船舶も軍事利用される

 ソールズベリー氏
「巨大バージ船が建造されたスピードやすでに試験済みと思われることから判断すると設計は完了しており
今後の大量生産はより容易かつ迅速に行われるだろう
しかし台湾の軍事能力は優れており、長年にわたって準備されてきた」
台湾に上陸作戦に適した海岸はわずかしかない
しかも、それらの海岸は厳重に守られている
これまで中国人民解放軍が台湾への武力侵攻を試みたとしても予想上陸地点は限られていた
しかし複数の巨大バージ船が配備されると中国人民解放軍の選択肢は格段に増える
「台湾はこれを織り込み、中国の侵攻に対する戦略が確実に実施されるよう備えるべきだ
台湾侵攻は非常に困難で、簡単に中国本土から海峡を渡って台湾に上陸できるわけではない
台湾は他からの支援がなくても抵抗できる可能性が非常に高い」

元英国外交官で英キングス・カレッジ・ロンドンのケリー・ブラウン教授(中国研究)米シンクタンク、ブルッキングス研究所での対談で
「予測不可能なドナルド・トランプ大統領の下では何が起きてもおかしくない」
中国を怒らせるレッドラインは台湾や米国による独立宣言
台湾問題は互いに寄りかかった2つの大きな石のようなものだ
一方を動かせばもう一方は転がり落ちる
例えもう一方が動かないことに依存していたとしても、そのままにしておくのが一番だ

ウクライナ戦争やイスラエル・ハマス戦争に刺激され、台湾海峡の緊張もピークに達している
そしてトランプ氏は平然とカナダやデンマーク領グリーンランド、パナマ運河の併合を唱える
巨大バージ船の建造に象徴されるように中国の軍事増強で微妙な均衡が崩れるのが怖い

・・・なんか
赤壁の戦いを・・・
あれ、船を鎖でツないだ曹操軍が敗れたんだよね~
ちなみに大陸と金門島の距離は約2km
バージが8隻くらいあればツナがる

今日は~
セッコク/Dendrobium moniliforme

普通種
1月に外れた
シダとランの植え溜め行き
なんで寒い時に外れるかな~

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