2025年12月31日水曜日

$ 基軸通貨の行方

少し前まで、こうした問いは机上の空論として一蹴されてきた
しかしトランプ米大統領が国際関係の常識を多方面から揺さぶったことで、状況は変わり始めた
$支配を巡る議論の焦点は、得られる利益とその代償、そして先行者としての地位にある
$が基軸通貨であることで、米国は世界の金融システムに一定の影響力を持つ
その影響力は権限として機能し、金融制裁という形で行使されてきた
さらに$建てで資金を調達する借り手は、相対的に低いコストで資金を確保できる
世界的に$資産への需要が極めて高いためだ
一方で$資産への需要の高さは$高を招き、そのしわ寄せは米国内の製造業に及ぶ
多くの経済学者は、こうしたコストと利益のバランスは、依然として基軸通貨としての$優位に分があるとみている
だが、今のホワイトハウスの見方は異なる
米国は利益を維持したまま代償を取り除けると考えている

こうした発想を示しているのが米大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長で、米連邦準備制度理事会(FRB)の理事も務めるスティーブン・マイラン氏
通商障壁によって米国の製造業を後押しし金融介入でドルの競争力を保つ一方
($安にしよう)
同盟関係の見直しを示唆するなど経済以外の手段も使って
世界の金融インフラにおけるドルの地位を維持しようとしている
($を最大の基軸通貨のままに)
通商障壁が経済を強化するとの考え方には疑問が残る
(通商障壁を設けたアメリカ国内の産業が弱くなる)
もっとも、ここではその是非はいったん脇に置こう
仮に関税によって世界貿易が分断され、その結果として米製造業の雇用が回復し、経済が押し上げられるとしよう
こうした意図的な貿易分断の政策は、トランプ政権が唱えるよう
基軸通貨としての$の地位を維持することと両立するのだろうか?
しばらくの間であれば、米国が経済力や軍事力といった別の面で相対的に弱まったとしても、ドルの支配的地位は維持され得る
理由は単純で支配的な通貨は便利だから
取引が円滑になることで参加者全体の利便性が高まり、いわゆるネットワーク効果が生まれる
米国が資本市場を適切に機能させ、高インフレや金融不安を回避しながら経済運営を首尾良く続ける限り
その恩恵は結果として広く共有される

こうした利点は中心の仕組みを支えるだけでなく
自己強化的にも作用する
国際取引で$建ての売買が行われれば、取引主体は$建ての金融資産を保有するようになる
$資産への需要が高まれば、米国債などの価格が上昇
結果的に$金利は低下
$で低コストに資金調達できれば、取引はさらに$建てで行われやすくなる
しかし相応の衝撃が加われば、この仕組みは逆方向に回りかねない
貿易の分断によって$建て取引が減れば、$で低コストに資金を調達できるという優位性は損なわれる
その結果$建て取引はさらに縮小

$の支配的地位は、ほかの要因によっても支えられている
とりわけ大きいのが、現実的な代替通貨が見当たらない点
€は、欧州連合(EU)の低成長や政治の機能不全に加え
銀行・資本市場同盟を十分に構築できていないことが足かせに
中国の人民元も改革は進んだ?ものの政府による統制や制度面の未成熟さが制約となる
それでも、米国の経済運営に対する不満が強まる中で、通貨覇権を巡る競争が再び活発化する可能性はある
トランプ政権もこの危険を理解しており、手を打ち始めている
例えば、BRICS諸国が脱$化構想を進めれば、報復措置を取ると威嚇
ただ、こうした対応だけで十分とは言えない
むしろ最終的には逆効果になりかねない
米国に依存するコストを浮き彫りにし、代替が必要だという考えをかえって強めて
しまう恐れがある
高関税措置の乱発や、$決済網に依拠した金融制裁の多用
そして先の読めない行動
トランプ政権のこうした姿勢はいずれも従来の秩序から得られていた利益を相殺し
かつてのパートナーたちに別の選択肢を意識させている

ドルの地位を脅かすもう一つの大きな要因は、ドル建て資産がもはや安全ではないのではないか?との見方が広がりつつあること
米国は過剰な借り入れに依存する体質に陥っているとの指摘がある
政治の世界では歴史的な規模に膨らんだ財政赤字をどう抑制するかについて
十分な議論が行われていない
債務が返済困難な水準まで膨らめばインフレによって実質的に債務負担を軽減する選択が取られかねない
その過程で政治からの独立性が揺らぐFRBが、その実行役を担わされる恐れも?

・・・その独立をおびやかすトラさん
日本銀行は政権の下僕だし

こうした動きはいずれも$覇権への信認を高めるものではない。
実的な対抗通貨が現れなくても金融の分断は加速し得る
基軸通貨が€や人民元に移行するという、なお想像しにくい展開ではなく
世界は徐々に標準なき状態や、複数の標準が併存する方向へ向かう可能性がある
体制を一変させるような危機が起きないとしても、世界は重要な何かを失うことになりかねない
(とりあえず$ という認識)
そして、その代償を最も大きく払うのは、ほかならぬ米国

今のところ投資家は動じていない
こうした状況もいずれ過ぎ去ると考えているのかもしれない
トランプ氏は例外的な存在であり、政権2期目の最初の1年は、その基準で見ても異例尽くしだった
さすがに、この状態がずっと続くとは考えにくい
やがて政治は次の局面へ移り、平常が戻ると考える向きも多いだろう
たしかに、そうかもしれない
だが、もしそうならなかったとしたら、$覇権の持続性よりも、もっと深刻な問題が表面化しているはずだ・・・

・・・最近の為替をみると
¥は、もはや投機の対象?

今日は~
白菊

画は11月半ば
蝶の蜜源なんでダイジにされてます

2025年12月29日月曜日

ロシア防衛企業の苦悩

  ロシアによる2022年のウクライナ侵攻は、科学者のウラジーミル・アルセニエフさんにとって千載一遇の好機に思えた
アルセニエフさんは戦車に乗り込む兵士が使用する通信装置の部品を製造するモスクワの企業 ボルナ中央科学研究所を経営
ウクライナ侵攻後は防衛関連の受注が殺到したが
この受注で苦境に追い込まれた
ロシア国防省が設定した価格で受注し、猛烈なペースで生産を拡大
厳しい納期に間に合わせなければならなかったから
失敗は許されなかった
ロシア政府はソ連時代の独裁者スターリンの恐怖体制さながらに、契約義務を果たさなければ刑務所に送ると脅した
2023年春までにアルセニエフさんの工場は生産計画に遅れが生じ、幹部同士の対立が激化していた

少数株主のセルゲイ・モシエンコさんは、会社が納期を守れないと見て内部告発
モシエンコさん
「国防省が顧客だ」「彼らは常に正義なのだ」
工場長によると、アルセニエフさんが当局者に助けを求めても無視された
会社が破産寸前に追い込まれた2024/7/26
アルセニエフさんはモスクワの赤の広場に足を踏み入れた
ロシア革命の指導者・レーニンの霊廟近くでアルセニエフさんは全身にガソリンをかけ、自らに火を放って焼身自殺を図った
一命を取り留めたものの重度のやけどを負い数週間入院
アルセニエフさんは契約に問題があったとの主張を否定し、自分をおとしめようとする人たちが当局に根拠のない苦情を送ったと主張

アルセニエフさん
「受注が増え、納入を履行している会社がなぜ倒産するのか」
「おそらくそこに問題があるということだろう」
ロシアの大統領府と国防省は、アルセニエフさんの事例や防衛契約全般の取り扱いに関する詳細な質問に回答しなかった
ボルナ中央科学研究所は部品価格を巡る政府との対立が資金不足を招き、納税不履行により同社の口座は凍結された
給料が払えなくなり訴訟も起こされた

アルセニエフさん
「突然、破産寸前に追い込まれた」
2024/9債務回収のために執行官が派遣されたが、差し押さえ可能な資産を見つけられなかった
アルセニエフさんの苦境は、生産拡大を長年求められてきたロシア防衛企業が受けている圧力を表している
モスクワの裁判所の判決を調べたところ
アルセニエフさんが経験した困難は特異な事例ではなかった
モスクワの裁判所のウェブサイトに掲載された文書によると
ロシアのウクライナ侵攻後に国が発注した防衛品納入を妨げたとして刑事訴追された人は少なくとも34人
この中には少なくとも11人の企業トップと2人の幹部が含まれる
ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を命じて以来
ロシアのメーカーは砲弾やミサイル、戦車、ドローン(無人機)の生産を増強してきた
それらはウクライナが生産できる量や、西側の同盟国から調達できる量を上回っている
しかし、ロンドンのシンクタンク、チャタムハウスのコンサルティングフェローのマチュー・ブレグ氏や、西側諸国の複数の安全保障アナリストによると
この分野は非効率性と汚職に悩まされている
結果としてコストの急騰、生産遅延、割当量の未達成が生じている
ロシア大統領府の対応策、すなわち国防省と国営防衛企業ロステックへの意思決定の集約や、請負業者への厳格な規則の適用が企業の革新と近代化の能力を損なっていると
ブレグ氏は7月に発表した論文で
短期的にはロシアがウクライナや西側諸国に対する脅威であり続ける能力に影響を与えないだろうと
一方で「ロシアが敵対国との競争力を維持することはより困難になる」

ロステック
ロシア防衛産業が衰退しているとの見方を「プロパガンダによる作り話だ」
ロステックはテレグラムのアカウントを通じて「ロシア防衛産業は全く問題ない」

ロシア大統領府によるメーカー対応は、防衛産業を監督する軍事産業委員会の委員長を務めるメドベージェフ前大統領(ロシア安全保障会議副議長)が指揮している
メドベージェフ氏は23年3月の業界幹部との会合で
スターリンが第2次世界大戦中に送った電報を読み上げた
そこには武器を期日までに納入できなかったメーカーを「犯罪者のように粉砕する」
メドベージェフ氏が自身のテレグラムのアカウントに投稿した動画
同氏は「諸君、私の言葉を聞いて最高司令官の言葉を覚えておいてほしい」
メドベージェフ氏による脅しの根拠となるのが
17年に制定された法律
の法律では、私利私欲のために防衛契約を損なう行為を犯罪とし
最高で禁錮10年の刑を科すと
ウクライナへの侵攻前、モスクワの裁判所のウェブサイトに記録された起訴事例はわずか1件だった
この法律は22/9に改正され
起訴対象となる過失行為の適用範囲が拡大
現在では防衛契約の拒否や履行不能も対象に含まれており
特定の状況下では被告が私利私欲を追求していたことを立証する必要がなくなった
23/1プーチン大統領は検察官に対して
防衛発注の期日通りの履行について「監視を強化する」ように促した

赤の広場で抗議行動を行った後、一命をとりとめた前出のアルセニエフさん
会社の財務面および法的な問題を解決しようと、入院先の病院からも仕事を続けたと
しかし成果はほとんど得られなかった
会社は今も存続しているが人員削減を余儀なくされ、受注規模も大幅に縮小している
アルセニエフさんはいまは職場に復帰しているが
多くの時間を裁判に費やしている
焼身自殺を図った件では、重要な場所で無許可デモを行ったとして、裁判所から罰金を科されたという

補足
ウクライナ戦争で好況を迎えたとみられるロシア防衛産業が人員不足、制裁による需給問題、そして財政問題で困難に直面している
制裁のために西側で作られた部品・材料を確保するのに困難がある中
過去に定めた供給価格を強要され、さらにロシア政府が代金の支払いを先に延ばす状況
軍事メディアのディフェンスブログがウクライナ戦争を支えてきた
ロシア防衛産業が深刻な危機に直面しているというロシア内部の評価が出ていると
戦争が長期化し、莫大な軍の需要があるが、複合的な問題がロシア防衛産業全般を圧迫
1つ目、防衛産業企業で勤務していた熟練労働者が戦争に動員されたり犠牲になったりし
防衛産業企業は生産ラインを維持する十分な人材を確保できずにいる
その結果、一部の工場は大量の注文を消化している?

2つ目、西側の制裁の余波で核心部品・原材料の確保が難しくなった
半導体以外の潤滑油・精密コーティング材料などの輸入がふさがったり価格が急騰
ロシア内部で購入する努力もあったが、ロシア産代替品は性能が落ちるという評価を受けている

3つ目、防衛産業会社の財政状態が悪化している
ロシア政府が防衛産業会社に対する代金支払いを延ばし、このため戦車を生産する企業は1月に引き渡した戦車の代金を受けていない状況で契約を引き続き履行しなければならない
政府の支払い遅延はそうでなくとも厳しい防衛産業会社の財政状況を悪化させている
ロシア軍の中高度長期滞空無人機オリオンを生産するクロンシュタットは数億ルーブル規模の債務請求訴訟がいくつか提起されている

政府が定めた価格政策も問題を悪化させている
企業は政府に過去の固定納品価格で契約を結ぶが
必要な部品は市場価格で購入している
こうした契約構造のため企業に損害が生じている

4つ目、ウクライナの攻撃で基盤体系が破壊された
ドローンとミサイル攻撃、そして鉄道網の破壊などのサボタージュは主な防衛産業工場、物流拠点、燃料と潤滑油供給施設に被害を与えている

5つ目、輸出市場の縮小
伝統的にロシア防衛産業企業は外国への輸出で損失を補填してきたが
制裁のために輸出が遮断されたり取引が延期されたりするケースが増えた
例えばインドネシアとエジプトはSu-35戦闘機を購入する計画だったが、これを取り消した
インドは海軍艦艇に搭載するガスタービン部品の需給問題で契約を取り消した
輸出による収益が減り、企業は内需用低価格契約で生じる損失を埋めるのが難しくなった

ディフェンスブログは危機が単なる一時的な障害でなく
ソ連崩壊後の最悪レベルの構造的危機と分析

・・・実情を無視してるロシア
赤字になるから、納期が間に合わないからetcでも契約を断ることもできない
無理難題を強いる・・・ゴロツキ
プーさんは、そもそもロシアを維持・発展させる気は微塵もない
喰いものにするコトしか考えてない
トラさん、習さんと同じ思考
で、お互い共感を持つ部分が
だから変に仲がイイ?
オワリだわ

コレに世界が巻き込まれる
理不尽な浮世
考えてみれば
ズ~っと、こうだったんだよね~
性癖は進化しない・・・

今日は~
マスデバリア ピンクガール/Masdevallia Pink Girl

12月に入って咲いた
また安定して毎年咲きそう
ハデな配色だけど
まあ、コレはコレで・・・

2025年12月27日土曜日

金をアげたんで銀

2025/12/25銀先物に投資する中国のUBS SDICシルバー・フューチャーズ・ファンドLOF
上昇を鎮めるために取られた一連の対応策が効いた

世界的な貴金属需要の急増にあおられた数週間前からの上昇は
運用側によって持続不可能とされていた
銀のスポット価格は24日に$72.70/オンスの過去最高値を記録
2025年の年間上昇率は、1979以来の大幅となる勢い
同ファンドは今週、3日続けて10%上昇のストップ高
UBS SDICファンド・マネジメントは24日夜に規則変更に動いた
短期投資家に好まれるクラスC株の新規申し込みは、今月26日以降は100元(約¥2200)に制限される、それまでは500元だった
UBS SDICはまた、以前に発した複数の警告を繰り返した
上海先物取引所の銀先物契約という原資産の価値に対して
高いプレミアム(上乗せ価格)が付いているため、銀先物価格が反転した場合に急激な損失が生じる危険性をはらんでいるとした

貴金属は世界的に投資家の注目を集めており、銀はその渦中にある
10月には驚異的なスポット価格上昇を受けて、大規模なショートスクイーズ(踏み上げ)が引き起こされ買いの勢いはさらに増した
金とプラチナ、パラジウムも急騰しており、貴金属に関連した他の中国系ファンドも大幅上昇から、投資家に注意を促している
銀ファンドは今年に入り220%近く上昇しており、上海銀先物の128%を大きく上回る伸びとなっている
24日の時点で原資産に対するプレミアムは62%に近く、月初の7%から大きく拡大していた

26日

・・・銀そのものより
それを運用するファンドの↑が大きく上回った
で、銀がサがった場合のファンドの↓が恐ろしいものになる⇒
ファンドへの非難が殺到⇒中国共産党から・・・
ファンドがビビった

今日は~
イワホウライシダ/Adiantum ogasawarense*アラゲクジャク/ Adiantum hispidulum?

画は11月
ハイドロもどき・ティーポット 仕様
イイ感じ、順調

金小話

2025/12/11ソウル市鍾路区で金買取店を運営するユーチューバー リンリンオンニが『エアコンにも金が使われている?』というタイトルの動画を公開
動画には、ある女性が変形した金属片を持ち込み
「これ、LGのエアコンから外した金のロゴです」と語る様子が収められている
調査の結果、このロゴは18金ではなく、純金(24K)であることが判明
重さは約1ドン(3.75g)未満ながら、買取価格は71万3000ウォン(約7万5598円)と査定された
このロゴは、LG電子が2005年にエアコン世界販売1位5年連続達成を記念して、先着1万人に限定提供した特別モデルの一部
2008年には芸術家の署名入り純金プレート付きモデルも限定販売されていた

動画の反響は大きく、15日には別の顧客が再来店
状態の良いWHISENロゴを持ち込み
「以前、町の金買取店では金ではないと言われたが、動画を見て思い出した」
結果、このロゴも純金と判明し、約74万8000ウォン(約7万9288円)での買取となった
取り外しには「釣り糸でこするように外すのがコツ」とのアドバイスも寄せられた

SNSやコメント欄では
「金色シールだと思ってたら本物の金だったとは」
「エアコンでエアコン代回収?」
「LGすごいな」
「もう捨てちゃった…悔しい」
etc

楽天モバイル、「純金製SIMカードレプリカ」など当たる抽選 1000万回線突破で記念企画

・・・これ以上アがらないだろう
という間にアレヨアレヨとアがった金
物価がアがってインフレ
ドコの通貨も不安
株etcも、う~ん
暗号通貨はウサンクサイ
となれば・・・金かあ~
でも、チョットお高くて・・・

今日は~
アクティノプテリス ラディアータ/Actinopteris radiata

11月グリーンファームで見つけた
お久しぶり
ドッカで増殖した?
今回は普通に土・プラ鉢仕様で
どうなる?

2025年12月26日金曜日

中国は止まらない

2020年この段階では、車両価格が10万〜20万元(約200万〜400万円)のレンジにあったEVの普及は一般消費者には深く進んでいなかった
一般消費者にはガソリンとハイブリッド車が人気
それを切り崩したのがBYD
SDVの魅力を大衆価格で提供したところが成功要因・・・
大衆車クラスにガソリン車よりも安いBEVやPHEVを導入してきた
SDV(Software Defined Vehicle)の大衆化に加え、BYDはSDVのグローバル化にも邁進
海外販売台数は2024年の41万台から、近い将来に100万台水準を超える可能性が高い
BYDの本質的なコスト競争力は、①LFP(リン酸鉄)ブレードバッテリー、②先進的な電子プラットフォームと統合されたハードウェア、③垂直統合され内製化された基幹部品にある
BYDの成功要因は大きく3つに分けられる
第1に、標準化され、部品統合度の高いEV専用プラットフォームを設計すること
第2に、電池・モーター・インバータの三電と呼ばれるEVの基幹技術に加え
ソフトウェアや半導体などSDVの要素技術を自動車メーカーが垂直統合
自ら開発・生産
第3に、SDVを基盤とした魅力的な新技術やバリューチェーン、新規事業を拡大
スマートフォンのようにアプリケーションで収益を上げること

2024年度の粗利益率を比較すると、BYDは19%、リ・オートは21%、テスラは18%
その他のメーカーは、EV事業の収益化には依然としてX、屍るいるい・・・
EVコストの34%が車載電池、9%がeアクスル(モーター、ギア、インバータ)
・・・三電で44%
BYDはこれら三電すべてを内製化
製造コストは、標準的なグローバルメーカーと比べて40%低い?
このコスト構造を生み出してきたのがブレードバッテリーとeプラットフォーム3.0
ブレードバッテリーは2020年に発売を開始
従来の車載電池はセルをまずモジュール化し、そのモジュールを電池パックに組み込む
一方、ブレードバッテリーは、薄く長い刃(ブレード)のような形状のセルを、モジュール化せず直接電池パックに高密度で配置する方式
この構造により、従来のLFP電池(リン酸鉄リチウムイオン電池)と比べて体積効率を50%向上させる
体積当たりのエネルギー量を示すエネルギー密度では、一般的な三元系(NMC/NCA)電池を円筒形にして高容量化したテスラの4680バッテリー(サイズが直径46ミリ、軸長80ミリの筒状)が優位とされてきたが
第2世代のBYDブレードバッテリーはエネルギー密度を210Wh/kgまで高め
小型化と搭載効率の向上を同時に実現
これによりコスト効率に優れたEVの開発を可能にした

中国・深圳にあるBYD本社の技術展示会場で
三元系電池と自社製ブレードバッテリーの双方に釘を打ち込む釘刺し試験
三元系電池はすさまじい炎と煙と共に熱暴走を起こしたが
BYDのLFP電池セルは何の反応もなく釘は貫通
安全性こそがブレードバッテリー最大の魅力

一般に、中国の開発サイクルは日本に比べて短期間で進む
BYDではコンセプト提示から量産まで約20〜23カ月
金型設計から量産開始まで13カ月で完了
日本メーカーの約半分の期間で完了
それは
第1に、垂直統合×標準化プラットフォームの存在
第2に、巨大なR&D組織による人海に支えられた並列開発と迅速な設計変更
による
統合度が高く標準化されたE/Eアーキテクチャに基づくSDV車両アーキテクチャ eプラットフォーム3.0により、開発工程と調達構造が簡素化
ソフトウェアとハードウェアを分離して開発・調達を進め
ECUの削減とソフトウェアの集約・再利用可能な共通基盤へのプラットフォーム化を通じて、短期開発が可能
11万人規模の開発要員は、効率追求が可能な工程では3交代勤務?
シームレスに開発を継続
人海戦術的に車両開発と生産段取りを並列させることで高速に開発
さらにデジタルシミュレーションのCAD/CAM
金型試作検証回数を意図的に減少させる開発工程管理
これらで開発期間の短期化を後押ししていると見られる
商品企画のリードタイムを圧縮し、短いサイクルで新モデルを市場投入
販売実績に基づいて成否を選別し、売れ筋へ製品ラインアップを迅速に寄せていく

開発が3交代勤務で稼働しているか否かは確証がないものの
かつての日本に見られたモーレツな働き方を実施している可能性は高い
いわゆる996(午前9時から午後9時まで、週6日勤務)は中国企業で一般化している
唯一の休日である日曜でさえァーウェイのある開発者
「メールや電話は頻繁に来て、即座の返答が必要なのだ」

エヌビディア依存の低減目指す、中国の摩爾線程が新AI半導体を発表
摩爾線程は12/5に上海に株式上場、株価は一時500%を超える上昇
2025/12/20元エヌビディア幹部で摩爾線程の最高経営責任者(CEO)の張建中氏
北京で開かれた同社のイベントで
「これらの製品は、世界トップクラスの計算速度と能力を向上させ、あらゆる開発者が求める水準を実現する」
「中国のより多くの開発者のニーズに応え、国外の先端製品を待たずに済むようにしたい」

中国当局が世界水準の半導体産業の育成を推し進める中
同国の半導体メーカーは大きな注目を集めている
エヌビディアに挑む国家チャンピオンが中国に登場すると、投資家は期待している
張氏によると、摩爾線程のアーキテクチャー花港(Huagang)は、計算密度を50%向上させ、エネルギー効率を10倍改善するという
張氏はエヌビディアに14年間在籍した後、2020年に摩爾線程を創業
新アーキテクチャーに基づく半導体は華山(Huashan)と名付けられ、エヌビディアのホッパーやブラックウェルと競合する?
17日には「中国のエヌビディア」と称される沐曦集成電路(メタX)が上場
株価は初日に一時755%急騰
摩爾線程は当初、ゲームやビジュアルレンダリング向け半導体で収益を上げていたが
その後AIソフトウエアの開発・運用に不可欠なアクセラレーターへと事業の軸足を移した
同社はイベントで、コンピューティングプラットフォームMUSAのアップデートも発表
エヌビディアのCUDAに相当する存在として位置付けた
また数万個のAI半導体を接続できるサーバーも披露

・・・リン酸鉄リチウムイオン電池・・・進化してたんだ
BYDでは 走る棺桶はなくなったのか・・・
IT・AI業界については何が出てくるのか?

中国は就職難で優秀な人材は採り放題だし・・・
そのバイタリティは・・・
966か~
アメリカでも労働強化の動きが
モウケるには、昔のように・・・

ツブれる?混乱?の要素としては
習さん
なんかアブなくなってきた
マトモな神経ではない
トラさんもヤバいけど・・・
日本の失われた30年が
世界で・・・?

今日も~
シクラメン

11月には花のツボミが
でも膨らむのが遅く
最近やっとツボミらしく

で下に小さいハッパ、葉芽も
花は取ってるんで
子が吹いた?
でもタマに実をつけてる
もしかして種がコボレて
実生?

2025/12/27
加筆

騎兵の復活?

ウクライナ軍第92独立強襲旅団
ロシア軍の騎馬部隊が陣地に接近してくるのを発見
同旅団が公開した動画には騎乗兵らが探知され、続いてウクライナ軍のドローン操縦士に攻撃される様子が映っている

ウォールストリート・ジャーナルのヤロスラフ・トロフィモフ外交担当チーフコレスポンデント
「この戦争はかねて『ドローンのある第一次世界大戦』と呼ばれてきたが、とうとうロシアは騎兵部隊まで投入することにした」

第92旅団の迫撃砲中隊長であるアナトリー・トカチェンコ
「これにお目にかかったのはわたしたちも初めてでした」
馬は静かに移動でき、車両よりもぬかるみにうまく対処できる手段と考えられている
「わたしたちはオートバイに乗った部隊を撃破してきましたが、彼らはいまは泥のせいでしょっちゅう転倒していて、バイク自体も故障しています。いろいろな要因が絡んでいます」

ウクライナ軍第47独立機械化旅団の元将校ミコラ・メリニク
「平原は現状では泥がひどすぎて、誰も通り抜けることができません。脚が完全に沈み込んでしまうほどなので、1km進むのに1時間かかることもあります」

ロシア軍の保有車両の枯渇は今年4月までにますます顕著になっていた
ウクライナの分析グループ、フロンテリジェンス・インサイトの創設者であるTatarigami氏
戦場で装甲車両の使用が減り、オートバイやバギー(俗称「ゴルフカート」)、バンといった民生用車両への依存が強まっていることは、ロシア軍の機動能力の劣化を示している
ウクライナ軍もまた、ドローンの脅威のためにトラックやピックアップ型車両、装甲輸送車が不足

ウクライナ軍第7即応軍団の無人システム部門長
東部ドネツク州ポクロウシク方面への補給物資のおよそ9割は無人車両(UGV)で運ばれていると明かしている
現在のような規模でドローン戦が繰り広げられる状況下では、攻勢作戦も一段と難しくなっている
かつて機械化戦で中核的な要素だった大規模な機動は、もはや隠蔽するのが難しく、継続していくのは輪をかけて難しい

ウクライナ軍第413独立無人システム連隊のドローン操縦士であるディムコ・ジュルクテンコ氏
は筆者の取材に、ウクライナ軍がロシア軍部隊を前線に到達するはるか手前で迎え撃つケースが増えている
「わたしのチームは(ロシア軍の)歩兵部隊や車両を前線から15〜20km離れた地点で狙います。移動中にたたくことで、実際の戦場まで到達できないようにしています」(ジュルクテンコ)
ロシア軍の戦術自体に大きな変化はみられない
一方ウクライナ側はドローンの使用をさらに拡大することで、ロシア軍の兵站のかなりの部分を破壊できるようになっている

英国の退役軍人で、2022年にウクライナ側で南東部マリウポリの戦闘に参加したショーン・ピナー氏
「前線はどこもかしこも常時ドローンで監視され、砲兵観測や対砲兵射撃が行われているので、双方とも相手側に気づかれず動くことはほぼ不可能になっています」
したがって戦場で生き残るにはシグネチャー(探知や識別の手がかり)を減らすことがきわめて重要
重装甲車両は防護力がある半面、移動速度が遅く、土ぼこりを巻き上げるなど大きなシグネチャーを発してしまうので、ドローンに探知・攻撃されやすい
そこでロシア軍は、探知されやすいシグネチャーを減らせるローテクな代替手段を試してきた
たとえば、ドローンに見つかりにくいように、補給物資の輸送にロバなどの駄獣(荷役動物)を活用している
馬やラクダを用いた事例も知られるほか、兵士は電動スクーターで戦闘に向かうこともある
ロシア軍の突撃では現在、ごく少人数(通常2〜3人)の歩兵部隊でウクライナ軍の陣地への浸透を図る戦術が採られることが多くなっている
各部隊はいったん取り付くと壕にこもり、多くの場合ドローンから補給を受ける
ロシア軍の将軍たちは、ウクライナ軍の防御線に探りを入れるために、利用可能な手段は何でも用いている
なかには地下のパイプを通じて兵士を送り込むというものもあり、ロシア側の報道によれば窒息による犠牲者も出ているとされる

馬の利用はたんなる場当たり的な対応ではない
ロシアの経済紙コメルサントは10月
ロシア軍がウクライナの前線で行動する突撃部隊に騎兵隊を導入することを検討していると報じた
同紙によると、第9独立親衛自動車化狙撃旅団の訓練場で訓練が行われており
兵士2人が1頭の馬に乗り、接近後に下馬して攻撃するといった戦術が試されていると

コメルサントは騎兵隊が復活したとしても限定的であり
おおむね象徴的なものにとどまると強調
結局、車両が容易に探知されるような地形では、馬がもたらすメリットはあまり大きくない
騎乗部隊の復活は、ドローンに支配された戦場でロシア軍の行動の自由が奪われてきたことの表れ
補給車列が常に空に対して露出した状態になる場合、軍隊はより素朴な移動手段の活用に追い込まれる
だがウクライナの戦場では、そのような手段ですら攻撃から守られる効果は薄い
ここでの教訓は騎兵が何か役に立つものとして戦場に復活しているということではなく
ドローンの存在により、もはや戦場を安全に移動する手段がほとんど残されていないということだ

・・・騎兵隊
機甲師団とかが騎兵と云われることもあるけど
モロとは・・・
中東ではラクダで編成された部隊
中国ではチベットでヤクをつかった部隊とかあるけど
ロシアは騎兵がまだ残ってたのか・・・

今日は~
マスデバリア エンジェル フロスト/Masdevallia Angel Frost

12月はじめころからツボミが膨らみはじめた

2025年12月21日日曜日

韓国で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への捜査が本格化

2025/12/17韓国警察庁国家捜査本部の特別捜査チーム
ソウル拘置所で韓鶴子(ハン・ハクチャ)旧統一教会総裁を取り調べ
国家捜査本部は旧統一教会が2018年~20年にかけ
田載秀(チョン·ジェス)国会議員(前海洋水産部長官、共に民主党)、林鍾声(イム・ジョンソン)元国会議員(共に民主党)、金奎煥(キム・ギュファン)元国会議員(未来統合党)らに
現金やブランド物の時計などを渡したとされる疑惑について、韓総裁を3時間にわたり追及
国家捜査本部はまた
韓総裁の金庫番とされるA氏にも参考人として出頭を求め、事情を聴いた
警察は15日
旧統一教会のソウル本部と京畿道加平郡にある天正宮などを家宅捜索
林鍾声元議員と金奎煥元議員ら2019年当時の国会議員10人の名前が書かれた支援者リストを押収
警察は旧統一教会の聖殿である天正宮の建設・補修に関連する働きかけがあったこともつかんだもよう
旧統一教会側が田載秀議員の本500冊を購入し、間接的に支援した疑惑も浮上
これについて田議員
「出版社経由で正常に購入したものだ」

警察は旧統一教会が与野党の政治家と接触して金品を渡し、働きかけを行った背景の解明を進めるとみられ
旧統一教会が主催する主な行事に多くの政治家が参加していたことが明らかになったため
旧統一教会が毎年開くピースロード統一大長征では
この行事はは160カ国余りで徒歩、自転車、自動車などで特定地域を横断するもの
今年8月、全羅北道全州で開かれたピースロード2025全羅北道統一大長征には
民主党の地元選出の現職国会議員である鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官と金寛永(キム・グァンヨン)全羅北道知事が書面で祝辞を送った
昨年大邱市で開かれたピースロード行事には国民の力の朱豪英(チュ・ホヨン)、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)、姜大植(カン・デシク)の各国会議員が祝電を送った
2023年に江原道高城郡で開かれたピースロード行事には林鍾声(イム・ジョンソン)元議員、昨年の総選挙で国民の力の候補として出馬した金炯錫(キム・ヒョンソク)元統一部次官が祝辞を述べた
旧統一教会傘下団体の行事にも政治家が出席したり祝辞を述べたりしていたことが分かった
旧統一教会系の天主平和連合(UPF)による 2020ワールドサミット には国連事務総長を務めた国家気候環境会議の潘基文(パン・ギムン)委員長、国民の力の李柱栄(イ・ジュヨン)元国会副議長、文在寅(ムン・ジェイン)政権で文化体育観光部長官を務めた朴良雨(パク・ヤンウ)氏が出席
民主党の千正培(チョン・ジョンベ)元法務部長官、国民の力の洪文杓(ホン・ムンピョ)元国会議員は、書面で祝辞を送った
UPFの別の行事である新韓国フォーラムには2021年に金鍾仁(キム・ジョンイン)元国民の力非常対策委員長、文在寅政権で文化体育観光部長官を務めた民主党の黄熙(ファン・ヒ)議員が講演した
旧統一教会は主催行事に有力政治家を招待する形で勢力拡大や懸案解決に向けた土台づくりを図ったとみられている
旧統一教会の全方位的な政界接触は、初代教祖だった故文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁が2012年9月に死去した後の難局打開策だった可能性もある
韓総裁は夫だった文総裁の死後、その座を継承したが
三男文顕進(ムン・ヒョンジン)氏、七男文亨進(ムン・ヒョンジン)氏と法廷紛争などをした
今年日本では高額献金などを問題視し、日本政府が旧統一教会に対し行った解散命令請求を一審の東京地裁が認め、危機に追い込まれた
こうした状況で韓日海底トンネル、対北朝鮮関連事業など教団にとって悲願の事業を解決するために政界との接触を強化したとの見方

・・・集会への祝辞とか、日本の政治家もずっと前からやってた

一票でも欲しい政治家は、30万人の信者を擁する旧統一教会の行事への参加要請を拒むことはできなかったとみられる
ある現役国会議員は「違法でなければ、スパイの助けを受けてでも票を得たいというのが政治家だ」
カギは旧統一教会が政治家と接触する過程で金品による働きかけなどの違法行為を行ったかどうかだ
旧統一教会関係者
「異端という偏見を打破するため、UPFのような非政府組織(NGO)で平和運動を広げ、政治家もそれに連帯しただけだ」
こうした中
警察に先立ち旧統一教会関連疑惑を捜査した閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官(特検)は
旧統一教会から違法な政治資金1億ウォン(約1055万円)を受け取った疑いで起訴した国民の力の権性東(クォン・ソンドン)国会議員に懲役4年を求刑した

・・・共に民主党議員も捜査
あまりに、あからさまで隠せないと判断?
日本での被害が頻発した頃(当時の自民党は・・・)
韓国内では静か?だった
なぜ今?
文鮮明が死んで13年、神通力?が無くなってきた?

ついで
2025/12/12李在明(イ・ジェミョン)大統領が業務報告の際に
『桓檀古記』に言及したことについて
学界からは「あきれて困惑している
大統領は同書に関する東北アジア歴史財団理事長とのやり取りの過程で
「歴史に対する根本的な立場の違い」と述べたが
『桓檀古記』はすでに偽書と判明して久しく、論争の余地もないから
古代史学者の崔光植(チェ・グァンシク)高麗大名誉教授(元文化体育観光部〈省に相当〉長官)
「『桓檀古記』は1910年以降に民族主義を強調するために世に出た本だ」として「史料としての信ぴょう性がなく、学界ではすでに偽書だということで意見がまとまっている」
「エセ歴史学の教本」「クッポン(過激な愛国主義)の最高頂点」
と呼ばれる『桓檀古記』は、その内容が正しいとするならば
世界の文明史を韓民族中心に書き直さなければならない
1911年に大倧教の教徒、桂延寿(ケ・ヨンス)が古書4種を筆写して編さんしたとされ
1979年に太白教の教祖である李裕岦(イ・ユリプ)が影印本(写真印刷によって複製した本)を公開したことで世に知られるようになった
『桓檀古記』は、檀君朝鮮以前に桓国3301年、倍達国1565年の歴史が存在し
韓国史の始まりは1万年前にまでさかのぼり
桓国の領土はアジア大陸のほぼ全てを含む南北5万里、東西2万里だったと
また12の桓国の一つである須密爾(スミリ、スミル)は、世界最高の文明を築いたシュメールと解釈され
世界の文明は韓民族から始まったという主張の根拠となった
中国神話の人物だった蚩尤が、『桓檀古記』では倍達国第14代の王だったと記されたことから
サッカー韓国代表の応援団のシンボルになるなど、社会的影響も少なくなかった
しかし学界では、偽書だという根拠は明白だとみている内容の大半が他の歴史書には全く書かれていない
▲1979年以前に『桓檀古記』を見た人物が李裕岦以外にいない
▲「国家」「人類」「世界万邦」「男女平権」など、近代以降に出現した漢字語が多く書かれている
▲考古学的にも桓国や倍達国の時期は国家が生まれていない新石器時代だった
etc
論争が拡大すると、韓国大統領室は14日
「東北アジア歴史財団の業務報告の過程でなされた大統領による『桓檀古記』に関する発言は、この(書物の)主張に同意したり、これに対する研究や検討を指示したりしたものではない」

今日は~
ワイルドアイビー/Cymbalaria muralis

画は11月半ば
今年はまだ花が全然傷んでない