2024年11月10日日曜日

空へSO2を撒く・・・

冷却クレジットを販売しているアメリカのベンチャー企業メーク・サンセッツのウェブサイト
温室効果ガスの排出量取引に使うカーボンクレジット」模した商品で投資を呼びかけ、複数の日本の在住者が購入していることがわかった
こうした行為は科学的な評価が定まっておらず、副作用もあるとして世界で批判が起きているが、規制する国際的な枠組みはない
効果が不明瞭なまま、環境ビジネスが過熱する実態が・・・

この企業は、アメリカ有名投資家などから出資を受けて2023年に事業を始めたメーク・サンセッツ(サウスダコタ州)
気球に二酸化硫黄(SO2)を入れて打ち上げ、上空20キロの成層圏で破裂させる
まかれたSO2は化学変化してエアロゾルとなり、人工雲を作る
これが太陽光を遮って地球を冷やす
巨大火山の噴火で地球が冷やされることに着想を得たという
共同創設者のアンドリュー・ソング氏(38)
これまで打ち上げは100回を超え、計73キロのSO2を散布した
火山噴火をシミュレーションした過去の研究などから二酸化炭素(CO2)7万3000t分の温室効果を相殺できたと試算する
だが、これは地球全体の排出量(22年に約368億t)に比べればごくわずか
メ社はウェブサイトで、散布による冷却に相当する分の温室効果ガスが削減できるとする独自の冷却クレジットを販売して投資を募っている
1クレジットは$10で、年間1tのCO2による温室効果を相殺する分だという
ソング氏によると、これまでに650人が購入し、うち16人は日本在住だった
定期購入者も155人おり、個人だけでなく企業経営者らの購入もある

だがメ社に対し、科学界からは厳しい目が向けられている
エアロゾルを大気中にまく行為は、環境汚染や予期せぬ気候変化を招く可能性もあるためだ
メ社は22年、予備的な気球の打ち上げ実験をメキシコ北西部で行った
これを受け、メキシコの環境・天然資源省は2023/1
国内での大規模な散布の実施を禁止すると発表
同省
「事前通知はなく、メ社は実験の結果を把握しておらず、気球は監視も回収もされなかった」

メ社はこうした声を受けても事業を続けている
ソング氏
「200万トンのSO2を毎年成層圏にまき、太陽のエネルギーを1~2%ほどカットすれば、現在の温暖化は相殺できる」
しかし結果はモニタリングしておらず、これまでの散布で冷却できたという根拠はない

ある日本の研究者
「散布する技術自体はシンプルなため、こうした人たちが出てくることは想定されていた。食い止めるようなルールが必要だったのではないか」

・・・気球は飛ばしっぱなし
が、あたりまえの世界なんだけど・・・
環境への影響・効果の検証が無いのは・・・

今日は~
アジアンタム レニフォルメ/Adiantum reniforme

親から分けて2?年
勢いがなくなったり、盛り返したり
ここんとこ調子がイイ

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