2026年5月3日日曜日

イランに対する敵対行為は停戦によって「終了​した」と宣言

2026/5/1トランプ米大統領 議会指導部に宛てた書簡で
イランとの戦闘を継続するにあたり、‌議会の承認は不要とする自身の主張を強める狙いがある
イランとの交戦は2/28に米国とイスラエルが実施した空爆で開始
トランプ大統領は攻撃開始の48時間後​に議会へ正式に通告したため、連邦議会の承認がないまま​始めた戦争を巡る戦争権限法の下で
5/1が60日間の期限となっていた
ト⁠ランプ氏は書簡で、戦争を巡り議会に報告する期限に言及した​上で
停戦以降、イランとの間で一切の交戦は行われていないと説明
「2026/2/28に​始まった敵対行為は終結した」と表明
政権高官はこれに先立つ4/30イランとの停戦合意により敵対行為は「終了している」
として、戦争権限法に基づく期​限の規定の対象外だとする見解を明らかにしていた
泥沼化したベト​ナム戦争を教訓に1973年に制定された戦争権限法は
米国の軍事行動に関して、終了‌するか、⁠議会承認を求めるか、軍の安全上必要な場合に30日間延長を求めるかのいずれかを、60日以内に行うよう大統領に義務付けている

議会の民主党議員らは、政権の示した見解は法律に基づいていないと反発
米軍によるイ​ラン港湾封鎖が続​いており、敵⁠対行為が続いていると指摘
イラン交戦で大きな被害が出ているほか、世界市場やエネルギー輸送の混乱​により、さまざまな価格上昇につながっている
11月に​中間選挙⁠を控える中、世論調査でイラン交戦への支持率は低く
トランプ氏の支持率も今週、就任以来の最低水準となった
米憲法では議会のみが宣戦⁠布告でき​ると定められているが
短期的な作戦や​差し迫った脅威への対応の場合には適用されない
イランとの間で戦闘が再開された​場合、トランプ氏が新たな60日間の期限が始まったと主張する可能性もある

・・・なんとも
戦争状態が続いている?いない?
の解釈が
厳密に決められていないせい
ただ、普通の感覚では戦争状態が続いていると・・・

おそらく、トラさん支持者は減ると・・・

今日は~
マメヅタ/Lemmaphyllum microphyllum

画は3月はじめ
この冬は枯草の保護をしなかった
結果
ちと痛みが・・・
特に上の方が凍みたんだと
後から伸びていった方は平気
次の冬は、ど~すべ

2026年5月2日土曜日

イスラエル人入植者が学校を襲撃

20264/23CNN 
イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で、
14歳の少年などパレスチナ人2人を射殺
パレスチナ保健省などが明らかに

現場をとらえた映像には、ヨルダン川西岸中部の村ムガイルで戦闘服姿の男がライフル銃を持って学校に近付き、少なくとも8回発砲する様子が映っている
活動家によると、この男は過去にもこの村を襲撃したことがある入植者だった
ムガイルの住民は、ほぼ毎日のように入植者の襲撃を受けている
パレスチナ保健省によると、殺害されたのはアウス・ナアサンさん(14)と、同校に通う生徒の保護者ジハード・アブ・ナイムさん(32)

ヨルダン川西岸ではここ数日の間に学校や児童生徒に対する襲撃が相次いでおり、別の学校は校舎が全壊
入植者が通学路に有刺鉄線を張り巡らせて、最年少で5歳の子どもたちの通学を妨害している場所もある

21日に襲撃された男子校のバッサム・アブアサフ校長
武装した入植者少なくとも5人が正午ごろ、ムガイル村に近付いた
銃撃が始まった時、一部の生徒は校庭に出ていたと

イスラエル軍は今回の事件について
予備役1人を含むイスラエル人数人の乗った車が投石を受けたことが発端だったと主張
「予備役が車を出て、その場にいた容疑者に対して発砲した」
パレスチナ人2人が殺害され、ほか数人が負傷したという「主張」については「認識している」
「本件については検証中」

CNNは、9年生のアウスさんが射殺された瞬間の映像を入手した
映像には、友人たちが駆け寄ってアウスさんを運び出す様子が映っている
もう1人の犠牲者のアブ・ナイムさんは、近くに住む同校生徒の保護者
銃声を聞いて学校に駆け付けたところを銃撃された
校長によれば、ほかにも生徒や保護者ら4人が負傷した

学校前で撮影された映像には、道路に血が飛び散り、遠くで銃声が響く中
何人もの男性たちが走り回って助けを求める姿が映っている
現場から運び出される負傷者の中には、体が血まみれの男性もいた
今回の銃撃事件はパレスチナ人に対する入植者の暴力が激増し、激化する中で起きた
襲撃には兵士が加わることもある
そうした事件についてイスラエル軍は大抵、捜査中と説明するものの
多くの場合、容疑者が逮捕されることも検挙されることもない

ヨルダン川西岸では20日夜にも、入植者が別の学校の校舎をブルドーザーでなぎ倒していた
現場はCNN取材班が3月にイスラエル兵に拘束され、暴行されたタヤシル村の近くだった
この地域では数カ月前から入植者が襲撃を繰り返し、パレスチナ人住民を追い出していると、現地の活動家はCNNに語った
学校はイスラエル軍の基地から目の届く場所にあったにもかかわらず、兵士たちは破壊を食い止めようとはしなかったと

入植者が通学路に有刺鉄線を張り巡らせて子どもたちの通学を妨害していると、地域指導者のハリール・ハザリーンさんは訴える
「この道路は村の子どもたちが頼っている通学路だ。その封鎖は移動の自由に対する明らかな侵害であり、直接的な教育妨害にあたる」
通学妨害が始まった20日に地元住民からCNNに送られてきた動画には
丘の上に立つイスラエルの兵士らが映っていた
周辺には催涙ガスのようなものが漂い、20人以上の子どもたちが取り囲まれている
ハザリーンさんによると、子どもたちは毎日、通学路の近くで抗議運動を続けていると
CNNに届いた写真の子どもたちは
「学校へ行きたい」「私たちを守って」「勉強させて」などと書いた紙を掲げていた

ウムハイルでは入植者による襲撃と土地の強奪が繰り返されている
アカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」の制作にかかわったパレスチナ人活動家のアウダ・ハザリーンさんは昨年、入植者による襲撃の中で射殺された
アウダ・ハザリーンさんを死亡させた罪に問われたヨニン・レビ容疑者は、3日間の自宅拘禁処分となり、その後イスラエルの裁判所の判断で釈放された

・・・ネタニヤフさん
どういう国に、国民にしたいのか
すでにホロコーストの神通力は・・・

今日も~
ハオルチア テッセラータ/Haworthia tessellata

画は3月半ば
久しぶりに花茎が

イーロン・マスクの野望?

2026/4/28 JST
人工知能(AI)コーディングのスタートアップ、カーソル
は急成長しているAI企業の一つで、エヌビディアとの関係が深く、ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)のお気に入り
同氏はソフトウエア開発のあり方において、AIがすでに実質的な成果をもたらしていることの証拠として同社に繰り返し言及してきた
AIコードエディター(編集ツール)を提供するカーソルは
開発者が大まかな指示を与えるだけで、AIがプログラミングコードを自動生成・修正するバイブコーディング時代をリードしている
そこに現れたのがイーロン・マスク氏、同氏率いる
後者は実質的な違約金に当たる
この契約の仕組みは異例だが、狙いは
マスク氏はAIコーディングツール分野での巻き返しを図っており
カーソルは同分野で最も重要な資産の一つとなっている
エヌビディアはカーソルの利用者にとどまらず、投資家でもある
同社に出資し、さまざまな面で成長を後押ししてきた
フアン氏は自身の発信力を通じ、AIの実社会での影響を示す代表例としてカーソルを積極的に取り上げてきたほか、エヌビディアのエンジニアもチームや業務プロセス全体で同ツールを採用している
カーソルが多くのエンジニアに選ばれている理由の一つは
開発者が重視する点に応えているため選択の自由を提供している
カーソルでは、用途に応じてOpenAIのGPTやアンソロピックのクロードなど複数のモデルを切り替えて利用できる
モデルごとに得意分野が異なり、こうした柔軟性に加え、優れたユーザーインターフェースが同サービスの高い利用継続性につながっている

そのツールをイーロン・マスク氏が所有したらどうなるか
製品自体に変化がなくても、外からの見え方は重要
企業は、直接の競合が支配するソフトウエアに業務の中核となる仕組みを依存させることに慎重になる可能性がある
特にマスク氏のように攻めの姿勢が強い人物であれば・・・

スペースXとの合意は、カーソルの投資家にとっては大きな成果に見えるかもしれない
しかし結果的に普及を制約する可能性もある
焦点となるのがタイミング

OpenAIのサム・アルトマン氏は先頃、カーソルに対抗する自社ツールCodexをエヌビディア社内に導入する件を巡るフアン氏との電子メールのやり取りを公開
やり取りの中でフアン氏は意欲的な姿勢を示し、Codexを全社的に展開することに言及するとともに
より多くの計算能力が必要になるとして同社の最先端AIチップのブラックウェルをフル稼働させろと社員に呼びかけた
OpenAIは数カ月前からこの取り組みを進めてきた
同社はCodexの大企業への導入を働きかけており、エヌビディアでもエンジニア部門にとどまらず、組織全体へと利用を拡大している
カーソルの将来の所有先が揺らぎ、マスク氏の影響下に入る可能性もあるなか
エヌビディアは社内で競合製品の導入を拡大している
だからといって、エヌビディアがカーソルを見限ったわけではない
むしろ逆、筆者が取材したエンジニアの多くは、依然として同ツールを好んでおり、主な理由は前述の通り複数のモデルに一つの環境でアクセスできる点にある
これは明確な強み、OpenAIの自社モデルとの結び付きが強いCodexが
同じ柔軟性を提供できるのか疑問視する声も出始めている
こうした動きの背景にはAIを巡るより大きな変化がある
各モデルの性能は急速に向上し、その差は縮まりつつある
より重要になっているのは、開発者が実際に時間を費やす領域
つまりインターフェースやツール、ワークフローだ
カーソルはこの点を早くから理解していた
いまやOpenAIやマスク氏を含め、他の企業もその後を追っている

エヌビディアにとって最も安全な策は、あらゆる陣営に関与することにあった
マスク氏の企業群は同社製半導体の主要顧客であり、カーソルは同社にとって最も重要なソフトウエアツールの一つ
さらにOpenAIもエヌビディアの事業全体にますます深く関わるようになっている
しかしカーソルがスペースXの傘下に入れば、そのバランスを維持するのは一段と難しくなる
エヌビディアにとって最も重要な社内ツールの一つが、最も関係の難しいパートナーの一つの手に渡ることになるためだ

2026/4/23ロイター通信
時価総額$1兆7500億ドル(約¥276.5兆)と予想されるIPOを数週間後に控えた宇宙打ち上げ企業スペースX
スペースXのS-1登録届出書草案に
打ち上げロケットや衛星ネットワークと並んで1行の項目が記載されていた
S-1とは企業が株式公開前に証券取引委員会(SEC)に提出を義務付けられている書類
ロケット企業はGPUを製造しない
GPUを製造するのは半導体企業
正確にいえば半導体企業がGPUを設計し、TSMCが台湾で製造する
最先端のGPU製造には14年にわたるプロセス技術の蓄積、ウェハー1枚あたり数千もの精密工程、そして製造装置を設置する建物を建設するだけでも$数十億の資本が必要だからだ
ロイターが確認した抜粋によると
スペースXは自社の獲得可能な最大市場規模(TAM)を最大$28兆5000億(¥4503兆)と説明しており
そのうち90%以上にあたる$26兆5000億(約¥4187兆)が人工知能に関連している
最大のセグメントは$22兆7000億(約¥3586.6兆)のエンタープライズAIである
この書類には注目すべき1文が含まれている
「我々は、人類史上最大の実行可能な獲得可能市場を特定したと確信している」
ロケット、衛星、コンピューティング、半導体──そのすべてが単一のシステムに統合されつつあり、S-1はマスクがその全体像を初めて公開市場向けに示した文書なのである

S-1には3つの主張があり、それらを合わせるとスペースXが構築しているものの規模が見えてくる

1つ目は市場について
スペースXはもはや、スターシップ、スターリンク、軌道サービスから上振れが生まれる宇宙輸送企業として自社を位置付けてはいない
既存のどの企業も匹敵できない規模でコンピューティングを垂直統合することから上振れが生まれるAIインフラ企業として自社を位置付けている
ロケットと衛星はAIコンピューティングの配送手段となる
テラファブが製造拠点となる
エンタープライズAI市場が獲得可能な機会となる
これらのピースは、すべてが同時に紙面に並んで初めて明らかになる形でつながっている

2つ目は独立性について
S-1はスペースXが直接取引する半導体サプライヤーの多くと長期契約を結んでいないこと
そして「コンピューティングハードウェアの相当部分を引き続きサードパーティのサプライヤーから調達する見込みである」
これは弱点を認めているのではなく制約を説明しているのだ
スペースXの野望は非常に大きく、スタック内で最も重要なコンポーネントを外部サプライヤーに依存することは、長期的に実行可能な計画ではない
この届出書は、なぜ垂直統合が解決策なのかを投資家に説明しているのである

3つ目は規模について
3/21にオースティンのシーホルム発電所で発表され、4/7にインテルをパートナーとして正式に契約が結ばれたテラファブプロジェクトは
フル稼働時に年間1TワットのAIコンピューティング能力を生産することを目指して設計されている
マスクは公の場で
現在地球上に存在するすべての半導体製造施設を合わせても、テスラ、スペースX、xAI、オプティマス全体で必要とする量の約2%しか生産できないと述べている
既存のグローバル生産能力が自社のロードマップに対応できないのであれば、自ら生産能力を構築するしかない

テラファブの総コストは$200億〜250億(約¥3.16兆〜3.95兆)と見積もられており
インテルが14Aプロセスノードと先進パッケージング技術を提供する
建設はプロジェクト発表からわずか4週間も経たない4月初旬からオースティンで進行中
業界標準からすれば、このペースは異例
AIビジネスを構築する従来の方法は
ハイパースケーラーからコンピューティングをレンタルするか、エヌビディアからチップを購入して自社のデータセンターに設置するかのいずれか
どちらもほとんどの企業には有効だ
しかし、スペースXが構築しようとしている規模では、どちらも機能しない
ハイパースケーラーからレンタルするには相手に空き容量が必要だが、AWS、Azure、Google Cloudの将来の容量は、Anthropic(アンソロピック)、OpenAI、そして既存の法人顧客向けに大部分が確約されている
エヌビディアから購入するには、エヌビディアにチップの供給余力が必要だが、エヌビディアはTSMCのCoWoS先進パッケージング容量の半分以上を2027年まで予約している
現代のAIを動かすチップは数年先まで割り当てが決まっており、その割り当てスケジュールは早期に予約し前払いした顧客に有利になっている
「我々は既存のサプライチェーン、サムスン、TSMC、マイクロンなどに非常に感謝している
しかし彼らが快適に拡大できる速度には限界がある
その速度は我々が望むよりもはるかに遅い
そして我々にはチップが必要なので、テラファブを建設する」
同社は、テスラの車両、オプティマスのロボット、スターリンクの衛星、そして計画中の軌道上データセンター全体にわたって、既存の半導体業界が対応するために拡大する意思を持つ規模を超える需要プロファイルを構築してきた
その戦略的野望は半導体業界の顧客であることをやめ
半導体製造を直接支配する少数の企業の1つになることである
リスクヘッジではない。本命の一手なのである
インテルは現在、5nm未満のチップを大規模に生産できる世界でわずか3社のメーカーの1つであり、TSMCとサムスンに並ぶ存在
14Aプロセスノードは真に最先端であり、同社のファウンドリ事業は移行を検証するための旗艦顧客を探していた
スペースX、テスラ、xAIの組み合わせは、まさにその顧客
このパートナーシップによりテラファブは数十年にわたる製造ノウハウにアクセスでき
インテルは最先端ノードの確約された非常に大きな買い手を得ることになる

スペースXの計画では、テラファブの生産量の80%が地上ではなく軌道上のデータセンターを動かすことになる
スペースXはすでにFCCに対し、最大100万基のデータセンター衛星を地球低軌道に打ち上げるライセンスの申請を提出している
物理学的な論拠は強力だ
大気圏外の太陽放射照度は地表の5倍
真空中での熱放散は、ハードウェアをそれに合わせて設計すれば、より効率的になる
そして、この方程式で最も重要な部分であるスターシップの打ち上げ能力により、質量を軌道に移動させることが史上初めて経済的に実行可能になる
ロケットは副次的事業ではない
軌道上AIコンピューティングを可能にするインフラ
衛星も副次的事業ではない
テラファブが製造するために建設されているチップの展開手段
かつてスペースXの別々の事業に見えていた各ピースは実は1つの統合システムの構成要素
そしてIPOは、そのシステムの最後のピース、つまりすべてに供給する半導体製造能力に資金を提供する

IPO公開市場は、現在比較可能などの企業よりも野心的なビジネスモデルを持つ企業に価格を付けようとしている
この届出書を異例たらしめているのは野心ではない
異例なのは、ロケットからチップ、AIコンピューティングまでを単一の統合システムでつなぐ計画について、同社がここまで明示的であること
他のAI企業はインフラをレンタルしている
他の半導体企業は製造を外注している
他の宇宙企業はペイロードを打ち上げている
この届出書を正直に読むならば、スペースXはAIを副次的事業とするロケット企業として上場するのではない
打ち上げ能力をレガシー事業ではなくコア戦略資産とする、垂直統合型AIインフラ企業として上場するのである
市場がそのフレーミングを$1兆7500億(約¥276.5兆)で受け入れるかどうかが、今夏の問い
受け入れられれば、スペースXはこの方式で構築された初の上場企業となり、この規模で構築する方法の新たなテンプレートが生まれる
市場が躊躇すれば、このIPOは、単一の統合ビジョンが公開投資家からより段階的な証明を求められる前にどこまで大きくなれるかの、近年の記憶で最も注目されるテストとなる

ついで
・・・なんか
イーロン・マスクさんってバケモノ?

買っおうかな~
オープンAIに全振?した孫さん
今回はミスった?

細かい?けど
真空中での熱放散ってムズいんだけど
流行りの真空断熱ボトルとか・・・

今日は~
セロジネ インターメディア/Coelogyne intermedea

画は3月はじめ
ほぼ満開なんだけど
なんか花が少ない

2026年4月25日土曜日

人工知能(AI)モデルMythos(ミトス)その威力と脅威

米アンソロピックの新たな
人工知能(AI)モデルMythos(ミトス)その威力と脅威の検証は2月に、インドネシアで始まった
AI研究者のニコラス・カルリーニ氏はバリ島で出席していた結婚式の合間に席を外し、ノートパソコンを開いた
社内レビュー向けに公開されたばかりのミトスが、どのような問題を引き起こす可能性があるのかをチェックするため
アンソロピックからは、ハッカーがAIをスパイ行為や窃盗、破壊工作に悪用できるかどうかを検証するストレステストの実施を頼まれていた
カルリーニ氏は数時間のうちに、世界中で使われているシステムに侵入する複数の手法を見つけた
サンフランシスコ中心部にあるアンソロピックのオフィスに戻ってからは、ミトスが自律的に強力な侵入ツールを作り出せることを確認
そこには、現代のコンピューティングの大半の基盤となるオープンソースの基本ソフト(OS)Linux(リナックス)を標的としたものも含まれていた
セキュリティープロトコルを突破してネットワークに侵入し
オンライン上の資産にアクセスできるデジタル金庫に到達した
AIは従来、個別の防御を破る段階にとどまっていたが、一連の侵入行為全体を遂行できる段階に達していた
カルリーニ氏は同僚数人と、発見した内容についてスタッフへの注意喚起に着手した
その後も日々、ミトスが照準を定めたシステムからは重大性の高い不具合や致命的な欠陥が次々と見つかった
こうした脆弱(ぜいじゃく)性は通常、世界でもトップクラスのハッカーが発見する類いのもの

一方、アンソロピックのフロンティア・レッドチームも同様の検証を進めていた
15人の社員で構成されるこのチームの目的は、同社AIモデルが人類に害を及ぼす形で利用されないようにすることだ
ロボット犬を倉庫に持ち込み、エンジニアとともに同社のAIツールClaude(クロード)が悪意ある形でそれらを制御できるかを試したり
生物学者と協力して同ツールが生物兵器の開発に使われる可能性があるかを検証したりしている
そしてミトスがもたらす最大のリスクはサイバーセキュリティーにあると認識するに至った
フロンティア・レッドチームを率いるローガン・グラハム氏
「このモデルを入手してから数時間で、従来とは異なると分かった」
従来モデルのOpus 4.6(オーパス4.6)は、ソフトウエアの脆弱性を悪用する手助けができる兆候を示していた
一方、ミトスは自ら脆弱性を突いて攻撃できる
そう指摘するグラハム氏は、国家安全保障上のリスクだとして経営陣に警告
アンソロピックにとって新しい収益源となるはずのモデルが、公開するには危険過ぎると上司に伝えざるを得なくなった

同社の共同創業者で最高科学責任者(CSO)のジャレッド・カプラン氏
ミトスの開発過程を「非常に注意深く」監視してきたと話した
1月の時点で、同モデルが脆弱性の発見で極めて高い能力を持つことに気づき始めたと
理論物理学者でもあるカプラン氏は、こうした欠陥が単なる興味深い現象なのか
それとも「インターネットのインフラにとって極めて重大な問題」なのかを見極める必要があったが、最終的に後者だと結論付けた
2月終盤から3月初めにかけての1-2週間
カプラン氏は共同創業者のサム・マッキャンドリッシュ氏とともに、このモデルを公開できるかどうかを検討した
3月第1週ごろには、ダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)、ダニエラ・アモデイ社長、ビタリー・グダネツ最高情報セキュリティー責任者(CISO)ら経営陣が集まり、カプラン氏とマッキャンドリッシュ氏の提案を聞いた
ミトスを一般公開するにはリスクが大き過ぎるとの判断に至った
一方で、場合によって競合も含む他社にも試用させるべきだとした
カプラン氏
「これは従来のリリースとは異なる、かなり異例の対応になるとすぐに明らかになった」
アンソロピックは3月第1週までに
サイバー防御ツールとしての利用を承認し、導入を決定した
なお、アンソロピックは今月16日、AIモデル  オーパス4.7を発表した
ソフトウエアエンジニアリング能力の向上を目的としたものだが、サイバーセキュリティー用途でミトスほどの能力は持たないとい

アンソロピックがミトスの存在を公表した当日、ベッセント米財務長官とパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、首都ワシントンでウォール街の金融機関幹部らを招集
メッセージは明確だった。弱点の洗い出しにミトスを活用せよ、しかも直ちに
事情に詳しい複数の関係者によると、会合に出席した経営陣は
議論の内容を最側近の一部にも明かさなかった
会合の重大性を物語るものだ

ホワイトハウス当局者が、ハッキングツールとしてのミトスの威力に警鐘を鳴らしつつ、防御目的に活用するよう助言していることは
AIがサイバーセキュリティーで決定的な役割を担いつつある現状を浮き彫りにしている
アンソロピックはプロジェクト・グラスウィングの一環として
アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やアップル、米銀最大手JPモルガン・チェースなどに限定公開
ミトスの実験を可能にした
アンソロピックは外部公開に先立ち、ミトスの攻撃・防御の両面にわたる能力について、米政府高官に説明
さらに、各国政府とも協議を続けていると、同社関係者は匿名を条件に語った
競合のOpenAIもこの動きに呼応し、ソフトウエアの欠陥検出を目的としたツールGPT-5.4-Cyberを発表すると14日に明らかにした

アンソロピックはミトスをサイバーセキュリティーツールとして一般公開しておらず
外部研究者も同社の主張を検証する機会を得ていない
ただ、アクセスを制限するという異例の判断は
AIが脆弱性発見のコストを引き下げ、相手を調査する時間を短縮し、攻撃する技術的ハードルを下げることで
サイバーセキュリティーの経済性を変えつつあるとの認識が、業界や政府内で広がっていることを示している
アンソロピックは、自律性の高いミトスの作動の能力にはリスクが伴うと警告
初期版の検証では、数十件の「懸念される」作動を確認
人間の指示に従わないことや、まれなケースでは人間の指示に違反した際にその痕跡を隠蔽(いんぺい)する事例もあった
ある事例では制限された環境から脱出するための複数段階のエクスプロイト(攻撃手法)を自ら構築
インターネットへの広範なアクセスを得た上で、オンライン上に情報を公開し始めた

銀行アプリや病院システムを含め、現代社会を支えるソフトウエアには見つけにくいバグが多数存在
専門家が特定に数週間から数カ月を要することもある
こうした脆弱性をハッカーが先に突けば、大規模な情報漏えいやランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃などを招き、深刻な被害につながる恐れがある
ハッカーは既に大規模言語モデル(LLM)を活用し、複雑な攻撃を展開している
中国のサイバー諜報(ちょうほう)グループはアンソロピックのクロードを使い、約30の標的への侵入を試みた
AIを用いて政府機関からのデータ窃取やランサムウエアの展開、何百もの防御用ファイアウオールの突破などを行っているハッカーもいる
国防を担当する米政府当局者の間には
ミトスの登場によって、サイバーセキュリティーリスクをどう評価するかを巡り、根本的な不確実性が生じていると、事情に詳しい関係者は指摘
同モデルや同様のAIがハッカーに与えられれば
普通の兵士が特殊部隊の一員に様変わりするのに匹敵するような変化が生じる可能性があると説明
同時にミトスは、能力の増幅にもつながる可能性があると考えられると
つまり犯罪組織が小規模国家並みの攻撃力を持つことや
小国の情報機関や軍のハッカーが中国並みのサイバー攻撃を実行することも可能になると・・・

米国家安全保障局(NSA)の元サイバーセキュリティー責任者、ロブ・ジョイス氏
「AIによって安全性は高まり、一段と強固な防御が実現すると思う」
「だが、現時点から将来に至るまでの間には、攻撃側が優位となる暗い期間が存在し
基本的な対策を講じていない人々は攻撃を受けるだろう」

なお、この種の作業を行っているモデルはミトスだけではない
過去のクロードやグーグルのBig Sleepなど、多くの組織がLLMを用いて脆弱性を検出している

JPモルガンはミトスの発表以前から、同行ソフトウエアの脆弱性を発見するのにLLMを活用してきた。
ゼロデイと呼ばれる未知の脆弱性を特定し、それを悪用するコードを書くのに数日から数週間かかっていた作業が
現在では最短で1時間、場合によっては数分で完了するようになっていると・・・
JPモルガンの主な焦点はサプライチェーンとオープンソースソフトウエアにあり
脆弱性を発見した後はベンダーに通知してきたと
ジェイミー・ダイモンCEOは決算発表後の電話会見でミトスについて
「修正が必要な脆弱性がもっとずっと多いことを示している」
ミトスが一般に知られる前の段階から、JPモルガンはアンソロピックと協議し、そのテストを行っていた
現在では、他のウォール街の金融機関やテクノロジー企業も、ハッカーに侵入経路を見つけられる前に脆弱性をふさぐ目的でミトスの実験を行っている
ゴールドマン・サックス・グループやシティグループ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、モルガン・スタンレーなどが、この技術を社内でテストしているとブルームバーグ・ニュースは先に報じた

米シスコシステムズのスタッフは
侵入者がAIを利用して、ルーターやファイアウオール、モデムなど、同社の世界中のネットワーク機器用ソフトウエアへの経路を見つけようとしないか、特に警戒している
同社の最高セキュリティー&トラスト責任者、アンソニー・グレコ氏
サポート終了となり、同社による更新が行われない機器を標的とするハッカーの活動をAIがどう加速させるかについて憂慮していると

AIツールが発見した脆弱性をふさぐ作業は、依然として課題として残る
このプロセスはセキュリティーパッチの適用として知られるが、組織にとってコストが高く時間もかかる作業であるため
多くの場合バグが放置される
約1億4700万人分の個人情報が盗まれた米消費者信用調査会社エキファックスへの壊滅的な攻撃のような事例は、既知の修正が適用されなかったことで生じた

アンソロピックはAI技術の軍事利用を巡る対立で
米国防総省が同社をサプライチェーンのリスクと認定した後も、連邦政府機関との協議を続けている
米財務省は今週、ミトスへのアクセス獲得を模索しており
ベッセント氏は、このモデルが米国が中国に対してAI分野での優位性を維持する助けになると語った

ある事例では、ミトスは四つの脆弱性を連鎖させたウェブブラウザー向けエクスプロイトを作成した
脆弱性の連鎖は本来は、高度に保護されたシステムへの侵入経路となるもので
イランの核施設にある遠心分離機に損害を与えたマルウエア「Stuxnet(スタックスネット)」攻撃でも用いられたと、複数のサイバーセキュリティー研究リポートは指摘
アンソロピックによればミトスは指示を受けた場合
主要な全てのウェブブラウザーについてゼロデイ脆弱性を特定し、それを悪用することも可能だった
アンソロピックはまた、ミトスを用いてリナックスのコードのエクスプロイトを自律的に発見したとしている
これら複数の欠陥が悪用されれば、マシンを完全に制御されてしまう可能性がある

リナックス財団のエグゼクティブディレクター、ジム・ゼムリン氏
リナックスは「現代のコンピューティングの大半を支える基盤」
採用先にはアンドロイドのスマートフォンやインターネットルーター、米航空宇宙局(NASA)のスーパーコンピューターなどが含まれる
財団では現在、数十人がミトスで実験を行っている
ゼムリン氏にとっての一つの疑問点は
開発者が一段と優れたソフトウエアを設計し、脆弱性を減らすための洞察をミトスがもたらすかどうかだ
「われわれはバグを見つけるのは得意だが、それを修正するのは非常に苦手だ」

・・・こういうのは攻撃側が有利
北朝鮮・中国共産党etcがホしがる
中国は自前で作りそう・・・
最低限、ネット上の金融取引ヤめよっかな~
最近、窓口での手続きが面倒に
だけど面倒だから安心できる部分も
ネット取引してないトコからのメールはサクサク迷惑認定できるし
ただ、ID他をパクられて
ネット取引の口座なんかを作られると・・・

今日は~
フクジュソウ/Adonis ramosa秩父紅

画は3月の始め~中ごろ
ツボミがひらいてオレンジが薄くなりだした

2026年4月21日火曜日

米軍の崩壊が・・・

2026/4/17英国のテレグラフ
中東海域に配置された米国の航空母艦エイブラハム・リンカーン内部の食事写真を公開
米国のUSAトゥデイによると
この写真はリンカーンに乗船したある兵士が家族に送ったもの
公開されたトレイに盛り付けられていたのは、灰色がかった薄っぺらい加工肉と茹でたカットニンジン、乾いたパティだけ
5つの仕切りがある食膳のうち3つが空いているほど量が極端に不足
日本に駐屯していたが、このほど中東へ移動した米軍の強襲揚陸艦トリポ」の状況も変わらないと
トリポリに乗船したある海兵隊員が家族に送った写真には
細かく裂いた少量の肉とトルティーヤ1枚だけが写っていた
その海兵隊員は家族に対し
コーヒーマシンが故障したうえに、新鮮な野菜や果物もすでにかなり前に底をついたと伝えた
テレグラフはイラン戦争以前、米軍将兵にステーキやロブスターが提供されていたと
現在の食事水準が過去とは比較できないほど劣悪だと

これに先立ち、米国の政府監視団体は
米国防省が昨年9月までに$930億(約¥14兆8000億)を支出し、会計年度終了前に予算をすべて使い果たしており
このうち$1510万はステーキの購入に、$690万はロブスターの尾の購入に使用されたと明らかにしていた
派遣兵士の家族は食糧不足を心配し、現地へ食料品の小包を送っているが
戦争以降、中東地域に駐屯する兵力を対象とした郵便サービスが中断されたことで
数千個の食料品小包が倉庫に積み上がっていると
トリポリに乗船中のある兵士は3月
「補給品がまもなく底をつき、任務が終了するまで寄港する港もないため、兵士の士気が深刻に低下するだろう」

チュニジア駐在のイラン大使館はXに
「まさか信じられない」
「これこそがトランプがホルムズ海峡を開放するために自国の兵士に食べさせている食事だ」

2026/4/17英国のテレグラフ
中東海域に配置された米国の航空母艦エイブラハム・リンカーン内部の食事写真を公開
米国のUSAトゥデイによると
この写真はリンカーンに乗船したある兵士が家族に送ったもの
公開されたトレイに盛り付けられていたのは、灰色がかった薄っぺらい加工肉と茹でたカットニンジン、乾いたパティだけ
5つの仕切りがある食膳のうち3つが空いているほど量が極端に不足
日本に駐屯していたが、このほど中東へ移動した米軍の強襲揚陸艦トリポ」の状況も変わらないと
トリポリに乗船したある海兵隊員が家族に送った写真には
細かく裂いた少量の肉とトルティーヤ1枚だけが写っていた
その海兵隊員は家族に対し
コーヒーマシンが故障したうえに、新鮮な野菜や果物もすでにかなり前に底をついたと伝えた
テレグラフはイラン戦争以前、米軍将兵にステーキやロブスターが提供されていたと
現在の食事水準が過去とは比較できないほど劣悪だと

これに先立ち、米国の政府監視団体は
米国防省が昨年9月までに$930億(約¥14兆8000億)を支出し、会計年度終了前に予算をすべて使い果たしており
このうち$1510万はステーキの購入に、$690万はロブスターの尾の購入に使用されたと明らかにしていた
派遣兵士の家族は食糧不足を心配し、現地へ食料品の小包を送っているが
戦争以降、中東地域に駐屯する兵力を対象とした郵便サービスが中断されたことで
数千個の食料品小包が倉庫に積み上がっていると
トリポリに乗船中のある兵士は3月
「補給品がまもなく底をつき、任務が終了するまで寄港する港もないため、兵士の士気が深刻に低下するだろう」

チュニジア駐在のイラン大使館はXに
「まさか信じられない」
「これこそがトランプがホルムズ海峡を開放するために自国の兵士に食べさせている食事だ」

・・・以前のアメリカ軍では考えられない
これでは士気以前に精神面・健康面で不安・・・
ヘロヘロで戦うなんて
ヘグセスさん、軍人あがりみたいだけど
こんなこともワかんなかった?

イラン相手に、バカスカお高いミサイル打って玉切れ寸前
イランは、まだまだ玉を持ってる
トラさん気分で米軍etcの有能な高官を切って
お気に入りを後釜に
結果・・・継戦能力etcが

お話にでてくる暗愚な王様

今日は~
サザンカ

画は3月半ば
寒さで痛みもあるけど・・・

2026/4/15
修正

2026年4月19日日曜日

あの手この手で

 中国の標的は台湾の外交同盟国パラオ

太平洋のミクロネシア地域に位置する島国パラオ(mykhailo/stock.adobe.com)
南太平洋地域は、近年、地政学的緊張の最前線となっている
中国の一帯一路構想のもとで巨額の投資が流入し、インフラ整備や経済援助が各国を魅了する
これを経済的侵略と警戒する声が高まっている
2008年~2022年にかけ、中国は太平洋島嶼国々に莫大な開発資金を投じ、外交関係の転換を促した事例も相次いでいる
キリバス、ソロモン諸島、ナウルは2019年~2024年にかけ、台湾との断交を選択し中国側に傾いた
これに対し米国やオーストラリアは同盟強化を急ぎ、軍事・経済援助を拡大
2025年の太平洋諸島フォーラム(PIF)では、中国の影響力と気候変動、安全保障が主要議題となり
台湾寄りのパラオが来年ホスト国となる中、緊張が頂点に達している

この地域で特に注目されるのが、パラオ共和国
人口約1万8000人の小国で、台湾の数少ない外交同盟国として中国の標的となっている
2025/9/15米国インド太平洋コマンド(INDOPACOM)の国際軍事法・作戦会議で
パラオのスランゲル・ウィップス大統領は衝撃的な発言を繰り広げた
「我々はすでに戦争状態にある
中国は指導力を弱体化させ、重要サービスを混乱させ、政府への信頼を損なうために意図的に動いている」
経済的強制、サイバー攻撃、麻薬密輸を具体例に挙げ米国や同盟国とのパートナーシップを強く求めた
この声明はPIF直前のタイミングで出され、地域全体の警戒を呼び起こした

パラオへの中国の経済的圧力は、観光業依存の脆弱性を狙ったもの
パラオのGDPの約40%を占める観光収入は、中国人訪問者の減少で打撃を受けている
ウィップス大統領によると2010年代初頭には年間10万人を超えていた中国人観光客が、台湾との外交関係を理由に激減
ある中国大使
「台湾を断交すれば、100万人の観光客を送る」
パラオは拒否した結果、経済的孤立を強いられた

さらに中国系投資家による土地買収が深刻化
米軍施設近くの土地を99年リースで取得し、開発を放置したまま空き地化させる事例が相次いでいる
これにより地元住民の不信が高まり、社会的分断を助長
中国は公式に否定するが、こうしたグレーゾーン作戦は経済的影響力を外交転換のレバレッジに変える典型的手法

サイバー攻撃もエスカレート
2024/3中国関連ハッカーがパラオ政府のシステムを侵害、機密データを盗み出したとされる事件が発生
政府ウェブサイトのダウンタイムやデータ漏洩が続き、行政機能が麻痺寸前となった
ウィップス大統領はこれを中国のハイブリッド脅威の一環と位置づけ
麻薬密輸の増加も指摘
パラオの海岸に中国産フェンタニルなどの違法薬物が漂着し、若者の依存症を煽っていると
これらは単なる犯罪ではなく、国家主導の弱体化戦略だと大統領は主張
太平洋地域での中国の犯罪シンジケート活動は、経済的浸透の影で活発化しており、パラオは、すでに戦争と感じざるを得ない状況にある

これに対し米国は迅速な対応を示している
2025/7ワシントン・ポストの報道
米軍は2026年にパラオの主要港湾(コロール港)をアップグレード
潜水艦ドックや補給施設を整備し、観光船中心の港を軍事拠点化する計画
これは米パラオ間の緊密化協定(COFA)の延長に基づくもので、米軍のローテーション配備を拡大
インド太平洋地域の戦略的要衝として、パラオの位置づけを強化する狙いがある
一方、オーストラリアはパプアニューギニア(PNG)と防衛協定を締結し、地域同盟を構築したが
バヌアツは中国寄りの姿勢を崩さず、複雑な力学が浮き彫りとなった
ウィップス大統領の呼びかけに応じ、INDOPACOMのサム・パパロ提督
「抑止力は同盟で指数関数的に増大する。2カ国で4倍、3カ国で9倍」と強調
平和は「存在感による抑止」だ

パラオの事例は南太平洋の縮図だ
中国の経済援助はインフラ格差を埋める恩恵をもたらすが、債務の罠や外交的依存を招くリスクが高い
Lowy Instituteの分析では、中国の投資は軍事拠点化の布石とも見なされ、米中対立の代理戦争化を懸念させる
パラオは台湾との絆を守るため抵抗を続けるが、経済的打撃は深刻
国際社会は、単なる援助ではなく持続可能なパートナーシップを構築する必要がある

・・・あの手この手で

今日は~
セツブンソウ /Shibateranthis pinnatifida
フクジュソウ/Adonis ramosa

画は3月はじめ
このフクジュソウは、まだツボミ
もう花が開いたコも

2026年4月17日金曜日

もう1つの海上封鎖?

4月11日、南シナ海のスカボロー礁の入り口に停泊する漁船の衛星画像。Vantor/Handout via REUTERS
2026//4/11ロイター
南シナ海のスカ​ボロー礁を巡るフィリピンとの緊張‌が高まる中
中国は同礁への入り口をふさぐように船舶や障害物を配置
今月10日と11日に撮影​された写真には
4隻の漁船、中国​の海軍または海警局 の船舶1隻、そして1つの新⁠たな浮遊式バリア が写っている
衛星画像提供会社Vantor(​旧マクサー・テクノロジーズ)
中国の海軍または海警局の巡視船と思われるものは10日に入り口のすぐ外側で確認でき​た
中国国防省はロイターのコメント​要請に応じていない
フィリピン沿岸警‌備隊⁠の報道官
中国政府が10日と11日に同礁の入り口に全長352mの浮遊式バリア を設置したと「同礁内には​中国の海​上民兵船6隻⁠が確認され、さらに3隻が外側で目撃された。これらはBDM(バ​ホ・デ・マシノック=スカボロー礁​のフ⁠ィリピン名)への入り口を妨害しているように見えた」

世界がペルシャ湾の島々に注目する中、中国は1発も撃たずに
北京の船団は、ベトナム沿岸から400km沖合で、驚くべき速度で人工島の造成を進めている
さらに衝撃的なのは、世界がこの露骨な権力の奪取をおおむね黙認してきたことだ
ベトナムが最初の強い正式抗議を行ったのは2026年/3
海底や土砂の掘削・堆積作業を行う浚渫(しゅんせつ)の開始から5カ月以上も後
中国は、フィリピンで長年行ってきたのと同様に、ローフェア(法を武器化する戦い)を遂行し
実力行使(キネティック)による戦争のリハーサルを公然と重ねている
国際社会は、南シナ海で新たな危機が起きるのを避け、台湾をめぐる紛争で中国が軍事的優位を得るのを阻むためにも、アンテロープ礁における中国の行動に対抗すべき
アンテロープ礁は、西沙諸島(パラセル諸島)西部のクレスセント諸島(クレスセント・グループ)に属する海洋地形
西沙諸島は1974年、中国が南ベトナムから奪取して以来、中国の支配下にある
アンテロープ礁については、中国・台湾・ベトナムが領有を主張している
国際法上アンテロープ礁が岩なのか礁なのかについては見解が分かれる
いずれにせよ、法的に12カイリの領海と200カイリの排他的経済水域(EEZ)を生み出す島ではない
中国は海洋の憲法とも呼ばれる国連海洋法条約(UNCLOS)を独自に解釈
アンテロープ礁を自国のものだと主張
UNCLOSでは、地形の法的地位は埋め立て前の状態で固定される
つまり、中国はアンテロープ礁の上に人工島を造ったとしても、それが今、島になったことを根拠に、周辺EEZの経済資源すべてに対する主権的権利を中国が有するとは主張できない
中国がアンテロープ礁で作業を始めたのは3年前だが世界はそれを見過ごした
2023/2海南省政府はアンテロープ礁の環境収容力評価に関する入札を実施
衛星画像は、浚渫(しゅんせつ)が2025/10に始まったことを示している
2026/1にニューズウィークが、ロールオン/ロールオフ(RoRo)船向けの桟橋を含む礁での建設を最初に報じた
2026/2までに、カッター・サクション式浚渫船22隻が礁で作業していた
この活動はすでに数平方kmの新たな陸地を生み出し、15平方km超の範囲で顕著な埋め立てが確認できる
衛星画像は、北西側に直線状のエッジも示しており、約2700m(9000フィート)の滑走路を容易に設けられる
ヘリポート、コンクリートプラント、連絡道路(コーズウェイ)を含む灰色屋根の建築物が50棟以上確認できる
浚渫船団は、礁の造成にあたり国際法に違反
船団はマカオと香港の間にある珠江河口に集結
その後、南下する前に自動識別装置(AIS)のトランスポンダー信号を組織的に停止
国際法は、海上の安全確保のため、これらトランスポンダーの作動を求めている
建設開始から最初の3カ月間にAISを送信した浚渫船は1隻だけだった
米国が制裁対象とする中国交通建設(CCCC。China Communications Construction Company)の子会社が建設を行っている模様

中国による同様の島嶼(とうしょ)造成活動は、UNCLOSの下で違法と認定されている
2013年~2015年にかけて中国は南沙諸島(スプラトリー諸島。新南群島)で大規模な埋め立てを行い
主としてフィリピンとベトナムが領有を主張する海域に7つの人工島を建設
これらの前哨拠点は、中国の情報収集・監視能力を高め、プレゼンスと主権主張を強化
作戦上の優位性を拡大
中国の人工島造成計画は、近隣諸国のEEZにおける主権的権利も侵害してきた
2016年フィリピンと中国の間の画期的な仲裁判断において仲裁廷は
大規模浚渫が広範なサンゴ礁破壊を引き起こしたことは、汚染および生態系損傷の防止・軽減・管理の義務を含む、海洋環境の保護と保全に関するUNCLOS第12部上の義務に違反すると認定
アンテロープ礁での建設を正当化する中国の論理は、仲裁判断の前後に南沙諸島について述べていたことと呼応する
2015年中国外務省は人工島建設について
「機能を最適化し、そこに駐留する要員の生活・勤務条件を改善し、領土主権と海洋権益をより良く守る」
ことが目的だと述べた
2017年には報道官が、施設建設の目的は駐留要員の生活・勤務条件の改善と主権のより良い防衛だと述べた
そして2026年、中国外務省は3/23
西沙諸島は「本来の中国領土であり、争いはない」
「自国領土での必要な建設は、島々の生活・勤務条件を改善し、地域経済を発展させることを目的としている」
中国は建設を日常的な国内統治として再定義している
民生利用に焦点を当て、民間の存在を確立することで、主権に関する問いから目をそらそうとしている
中国は黄海に最近建てた構造物についても、同様の主張を展開している

アンテロープ礁への戦力集積は、中国の偵察抑止能力と潜水艦攻撃能力を強化
中国は2016年の仲裁判断を「無効」で「紙くず」だと宣言
ただし一定期間、南シナ海で新たな島を造ることは停止していた
仲裁判断後は南沙諸島での造成をやめ、アンテロープ礁での最近の建設は
2017年以来初となる重要な島嶼造成であり、同国の島嶼造成キャンペーンの大きなエスカレーションでもある
中国は、以前よりはるかに速く島を造れることを世界に示しており
将来のいかなる事態にも対応し得る能力を実証している
アンテロープ礁の埋め立て地は、南シナ海で最大の人工島になるペースにある
中国はしばらくの間、南沙諸島を軍事化していないと主張してきたが
アンテロープ礁の軍事化については隠していない
アンテロープ礁のラグーンの規模は、大型の大型海警船と海上民兵のプレゼンスを常駐させるに足り
西沙諸島におけるそれら艦隊の強力な拠点となり得る
アンテロープ礁は、中国人民解放軍南海艦隊の三亜港にある潜水艦基地から約300km
アンテロープ礁での戦力増強は、米国の偵察活動を抑止し、基地周辺の潜水艦を標的にする中国の能力を強化する可能性がある

南シナ海仲裁から10年の節目が近づく中、国際社会は中国に国際法を遵守するよう圧力をかけなければならない
米国による西沙諸島での航行の自由作戦は継続すべきだ
しかし違法な島の周りを航行しても、それが建設されること自体は止められない
法を遵守する国家は、中国の違法行為を明確に非難すべきである
南シナ海周辺国が協調して外交声明とメディア・キャンペーンを展開し、米国・日本・豪州・欧州がそれを後押しすれば、中国を守勢に立たせることができる
過去の透明性の取り組みは、中国の違法行為を遅らせ、あるいは止めてきた実績がある
こうした取り組みは、中国の行動を適法だと見せかけようとする地域での言説にも対抗する
米国は、中国交通建設および中国の違法建設に関与する他の組織・事業体に対し、対象を絞った経済的圧力を主導することもできる
AIS信号を発信していない船舶は、適切な状況下では臨検(乗船検査)を受け得る
中国の違法行為は、法的責任を問うこともできる。ベトナムは、国際的支援を得たうえで、UNCLOSに基づく慎重に範囲を限定した仲裁を検討すべきだ。ハノイは南シナ海で自ら浚渫も行っており、それが主張を複雑にする。しかし、ベトナムのEEZにおける中国の権利侵害と、礁の環境破壊に対する中国の違反に焦点を当てた訴えであれば、強固な法的根拠に立つことができる。
2016年の仲裁判断は中国の違法行為の一部を抑止し
それ以降の南シナ海における国家行動を形づくってきた
この判断を強調し2つ目の訴訟で補強すれば
その正当性はさらに積み上がり中国が地域におけるならず者の主体であるという位置付けを固めることになる
コンクリートが固まる前に、世界は中国の違法行為に対抗するために行動しなければならない

・・・らしい
着実に進めてく
この点はドッカにもマネしてほしいわ
サナエさん、ぼけてんの?

今日は~
紅梅

画は3月はじめ
やっぱ早いわ

忙しさに・・・
剪定してない
ハッパが出る前に・・・