4月11日、南シナ海のスカボロー礁の入り口に停泊する漁船の衛星画像。Vantor/Handout via REUTERS
2026//4/11ロイター
南シナ海のスカボロー礁を巡るフィリピンとの緊張が高まる中
中国は同礁への入り口をふさぐように船舶や障害物を配置
今月10日と11日に撮影された写真には
4隻の漁船、中国の海軍または海警局 の船舶1隻、そして1つの新たな浮遊式バリア が写っている
衛星画像提供会社Vantor(旧マクサー・テクノロジーズ)
中国の海軍または海警局の巡視船と思われるものは10日に入り口のすぐ外側で確認できた
中国国防省はロイターのコメント要請に応じていない
フィリピン沿岸警備隊の報道官
中国政府が10日と11日に同礁の入り口に全長352mの浮遊式バリア を設置したと「同礁内には中国の海上民兵船6隻が確認され、さらに3隻が外側で目撃された。これらはBDM(バホ・デ・マシノック=スカボロー礁のフィリピン名)への入り口を妨害しているように見えた」
で
世界がペルシャ湾の島々に注目する中、中国は1発も撃たずに
北京の船団は、ベトナム沿岸から400km沖合で、驚くべき速度で人工島の造成を進めている
さらに衝撃的なのは、世界がこの露骨な権力の奪取をおおむね黙認してきたことだ
ベトナムが最初の強い正式抗議を行ったのは2026年/3
海底や土砂の掘削・堆積作業を行う浚渫(しゅんせつ)の開始から5カ月以上も後
中国は、フィリピンで長年行ってきたのと同様に、ローフェア(法を武器化する戦い)を遂行し
実力行使(キネティック)による戦争のリハーサルを公然と重ねている
国際社会は、南シナ海で新たな危機が起きるのを避け、台湾をめぐる紛争で中国が軍事的優位を得るのを阻むためにも、アンテロープ礁における中国の行動に対抗すべき
アンテロープ礁は、西沙諸島(パラセル諸島)西部のクレスセント諸島(クレスセント・グループ)に属する海洋地形
西沙諸島は1974年、中国が南ベトナムから奪取して以来、中国の支配下にある
アンテロープ礁については、中国・台湾・ベトナムが領有を主張している
国際法上アンテロープ礁が岩なのか礁なのかについては見解が分かれる
いずれにせよ、法的に12カイリの領海と200カイリの排他的経済水域(EEZ)を生み出す島ではない
中国は海洋の憲法とも呼ばれる国連海洋法条約(UNCLOS)を独自に解釈
アンテロープ礁を自国のものだと主張
UNCLOSでは、地形の法的地位は埋め立て前の状態で固定される
つまり、中国はアンテロープ礁の上に人工島を造ったとしても、それが今、島になったことを根拠に、周辺EEZの経済資源すべてに対する主権的権利を中国が有するとは主張できない
中国がアンテロープ礁で作業を始めたのは3年前だが世界はそれを見過ごした
2023/2海南省政府はアンテロープ礁の環境収容力評価に関する入札を実施
衛星画像は、浚渫(しゅんせつ)が2025/10に始まったことを示している
2026/1にニューズウィークが、ロールオン/ロールオフ(RoRo)船向けの桟橋を含む礁での建設を最初に報じた
2026/2までに、カッター・サクション式浚渫船22隻が礁で作業していた
この活動はすでに数平方kmの新たな陸地を生み出し、15平方km超の範囲で顕著な埋め立てが確認できる
衛星画像は、北西側に直線状のエッジも示しており、約2700m(9000フィート)の滑走路を容易に設けられる
ヘリポート、コンクリートプラント、連絡道路(コーズウェイ)を含む灰色屋根の建築物が50棟以上確認できる
浚渫船団は、礁の造成にあたり国際法に違反
船団はマカオと香港の間にある珠江河口に集結
その後、南下する前に自動識別装置(AIS)のトランスポンダー信号を組織的に停止
国際法は、海上の安全確保のため、これらトランスポンダーの作動を求めている
建設開始から最初の3カ月間にAISを送信した浚渫船は1隻だけだった
米国が制裁対象とする中国交通建設(CCCC。China Communications Construction Company)の子会社が建設を行っている模様
中国による同様の島嶼(とうしょ)造成活動は、UNCLOSの下で違法と認定されている
2013年~2015年にかけて中国は南沙諸島(スプラトリー諸島。新南群島)で大規模な埋め立てを行い
主としてフィリピンとベトナムが領有を主張する海域に7つの人工島を建設
これらの前哨拠点は、中国の情報収集・監視能力を高め、プレゼンスと主権主張を強化
作戦上の優位性を拡大
中国の人工島造成計画は、近隣諸国のEEZにおける主権的権利も侵害してきた
2016年フィリピンと中国の間の画期的な仲裁判断において仲裁廷は
大規模浚渫が広範なサンゴ礁破壊を引き起こしたことは、汚染および生態系損傷の防止・軽減・管理の義務を含む、海洋環境の保護と保全に関するUNCLOS第12部上の義務に違反すると認定
アンテロープ礁での建設を正当化する中国の論理は、仲裁判断の前後に南沙諸島について述べていたことと呼応する
2015年中国外務省は人工島建設について
「機能を最適化し、そこに駐留する要員の生活・勤務条件を改善し、領土主権と海洋権益をより良く守る」
ことが目的だと述べた
2017年には報道官が、施設建設の目的は駐留要員の生活・勤務条件の改善と主権のより良い防衛だと述べた
そして2026年、中国外務省は3/23
西沙諸島は「本来の中国領土であり、争いはない」
「自国領土での必要な建設は、島々の生活・勤務条件を改善し、地域経済を発展させることを目的としている」
中国は建設を日常的な国内統治として再定義している
民生利用に焦点を当て、民間の存在を確立することで、主権に関する問いから目をそらそうとしている
中国は黄海に最近建てた構造物についても、同様の主張を展開している
アンテロープ礁への戦力集積は、中国の偵察抑止能力と潜水艦攻撃能力を強化
中国は2016年の仲裁判断を「無効」で「紙くず」だと宣言
ただし一定期間、南シナ海で新たな島を造ることは停止していた
仲裁判断後は南沙諸島での造成をやめ、アンテロープ礁での最近の建設は
2017年以来初となる重要な島嶼造成であり、同国の島嶼造成キャンペーンの大きなエスカレーションでもある
中国は、以前よりはるかに速く島を造れることを世界に示しており
将来のいかなる事態にも対応し得る能力を実証している
アンテロープ礁の埋め立て地は、南シナ海で最大の人工島になるペースにある
中国はしばらくの間、南沙諸島を軍事化していないと主張してきたが
アンテロープ礁の軍事化については隠していない
アンテロープ礁のラグーンの規模は、大型の大型海警船と海上民兵のプレゼンスを常駐させるに足り
西沙諸島におけるそれら艦隊の強力な拠点となり得る
アンテロープ礁は、中国人民解放軍南海艦隊の三亜港にある潜水艦基地から約300km
アンテロープ礁での戦力増強は、米国の偵察活動を抑止し、基地周辺の潜水艦を標的にする中国の能力を強化する可能性がある
南シナ海仲裁から10年の節目が近づく中、国際社会は中国に国際法を遵守するよう圧力をかけなければならない
米国による西沙諸島での航行の自由作戦は継続すべきだ
しかし違法な島の周りを航行しても、それが建設されること自体は止められない
法を遵守する国家は、中国の違法行為を明確に非難すべきである
南シナ海周辺国が協調して外交声明とメディア・キャンペーンを展開し、米国・日本・豪州・欧州がそれを後押しすれば、中国を守勢に立たせることができる
過去の透明性の取り組みは、中国の違法行為を遅らせ、あるいは止めてきた実績がある
こうした取り組みは、中国の行動を適法だと見せかけようとする地域での言説にも対抗する
米国は、中国交通建設および中国の違法建設に関与する他の組織・事業体に対し、対象を絞った経済的圧力を主導することもできる
AIS信号を発信していない船舶は、適切な状況下では臨検(乗船検査)を受け得る
中国の違法行為は、法的責任を問うこともできる。ベトナムは、国際的支援を得たうえで、UNCLOSに基づく慎重に範囲を限定した仲裁を検討すべきだ。ハノイは南シナ海で自ら浚渫も行っており、それが主張を複雑にする。しかし、ベトナムのEEZにおける中国の権利侵害と、礁の環境破壊に対する中国の違反に焦点を当てた訴えであれば、強固な法的根拠に立つことができる。
2016年の仲裁判断は中国の違法行為の一部を抑止し
それ以降の南シナ海における国家行動を形づくってきた
この判断を強調し2つ目の訴訟で補強すれば
その正当性はさらに積み上がり中国が地域におけるならず者の主体であるという位置付けを固めることになる
コンクリートが固まる前に、世界は中国の違法行為に対抗するために行動しなければならない
・・・らしい
着実に進めてく
この点はドッカにもマネしてほしいわ
サナエさん、ぼけてんの?
今日は~
紅梅
やっぱ早いわ
忙しさに・・・
剪定してない
ハッパが出る前に・・・