2024年11月29日金曜日

COP29で化石賞 受賞の日本は・・・

アゼルバイジャンの首都バクーで開催された国連気候変動枠組条約第29回締約国会議
COP29
先進国が途上国に拠出する気候資金の目標額をめぐり議論が紛糾
2日間の延長の末2024/11/24閉幕
途上国の温暖化対策に先進国が拠出する気候資金の目標額を2035年までに現在の3倍超
大雑把にいえば
世界は約50の先進国と約150の途上国によって構成されています
そして、日本を含むG7を筆頭とした先進国側が、途上国側に対して気候資金を支払ってきた
現在の年間$1,000億という目標ですら、達成までに2年遅れて14年も掛かった
わずか10年でそれを3倍以上にするなんて、本当に可能なのでしょうか?
そして、この合意案が奇跡的に達成できたとしても、それは途上国側が必要な温暖化対策の経費として要求している金額の1/4
国連のグテーレス事務総長は、今回のCOP29の開催に当たり
「途上国はクリーンエネルギーへの移行やすでに直面している厳しい気象に対処するために緊急の支援を必要としており、COP29では数兆ドルの新たな資金目標に合意する必要がある」
2日間の延長の末この合意案の内容が発表されると、会場は拍手に包まれました
しかしインド代表として参加していたチャンドニー・ライナ氏
「この文書に書かれた金額はあまりにも少なく、私は目の錯覚かと思った。こんなハシタ金では私たちが直面している重大な課題に対処することはできない」
小島嶼国(しょうとうしょこく)連合(AOSIS)のセドリック・シュスター議長
「私たちの島々は海に沈みつつある。そんな私たちの国々の人々や子どもたちのもとへ、こんなにも不十分な合意文書を持って帰れと言うのか」

ここで昨年度のCO2排出量のワーストランキングの上位5カ国の排出量は
1位 中国  11,218.37
2位 米国  4,639.71
3位 インド 2,814.32
4位 ロシア 1,614.73
5位 日本  1,012.78
単位は100万t

インドはいつまで途上国側?
確かにインドの貧困率は高いですが、その一方で、もの凄い大富豪もたくさん
温暖化による海面上昇で海へ沈み行くツバルなどの小島嶼国のように、ほとんどCO2を排出していないのに大国のシワ寄せで被害を受けている途上国への支援は当然ですが
インドのように自分の国で大量のCO2を排出していながら、先進国からカネを・・・
自国の大富豪たちの資産に高率の税を課すなどしては?
世界最大のCO2排出国であり、世界2位の経済大国でありながら、未だに途上国として優遇されている中国
今回も先進国側が主導した成果文書の草案を批判
気候資金の年間$1兆3,000億への引き上げを要求する途上国側の立場
先進各国からは
「中国はCO2排出量を増やしながら経済成長して来たのだから気候資金も応分を負担すべき」・・・
中国は途上国間での南南協力などの枠組みで
2016年以降にトータルで約$40億の気候資金を拠出したと表明
中国の途上国への資金援助はすべて見返りありきのビジネス
この自称 気候資金の実体は?

・・・つまり途上国へだした銭の総額?
当然、高利で貸した銭etcも・・・

2017年に当時のドナルド・トランプ大統領
「中国やインドやロシアは何も貢献していないのに、アメリカだけが$何十億も払わされる不公平な協定だ!」
パリ協定から離脱したのも・・・
そんなアメリカは、2021年にジョー・バイデンが大統領に選ばれたことでパリ協定に復帰し
途上国への気候資金もオバマ政権時の約4倍の年間$110億の搬出を掲げました
そして毎年増額し続け、昨年2023年には年間$95億と、日本に次ぐ先進国2位の貢献
今回のCOP29では様々なテーブルで話題の中心になったのが
「温暖化などデマだ!」と連呼し「パリ協定からの再離脱」を公言するドナルド・トランプを選択してしまったアメリカへの失望

COP29に参加していたケンブリッジ大学の気候変動をめぐる国際交渉の専門家、ジョアンナ・デポレッジ教授
「途上国への支援を行なっているアメリカ以外の先進国は、トランプ氏が大統領に就任したらアメリカが1セントも支払わなくなること、そして、その不足分を自分たちで埋め合わせしなければならなくなることを認識して危惧しています」

結局のところ、CO2排出量が多い世界ワースト5カ国の中で
毎回のように不名誉な化石賞を受賞しながらも、どの先進国よりも多額の気候資金を支払い続けている日本以外は
4カ国とも極端な自国ファーストであり、本気で温暖化を止めようなどとは考えていない?

こうした残念過ぎるCOPという形だけの国連会議について
スコットランドのリベラル系オンラインマガジン ベラ・カレドニアのマイク・スモール編集長
11/24日付で
COP – Corporate Oil Propaganda – Copaganda?(COPとは、石油企業によるプロパガンダ、名づけてコパガンダじゃね?)という記事を発表


今日は~
きのこ

10月半ば
グリーンファーム
きのこが出てた
この時は量も出てた
今年は夏に雨があったトコは出た
しかし雨が無かったトコもあり

そこは、ほとんど出なかった
なんで場所により差がおおきかった
豊作と云われたマツタケも
知人のマツタケ山は出なかった
で、グリーンファームも
きのこが多く並んだのは2~3週間くらい
物足りなかった







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