ドイツ人や英国人などの外国人渡航者が米国入国の際に拘束されるという事例が相次いで報告されている
欧米メディアは最近、ドイツ人や英国人旅行者や、就労ビザを申請しようとしただけのカナダ人、また米国での永住者に付与されるグリーンカードと呼ばれる身分証明書の保持者までもが相次ぎ拘束された、おぞましい事件の数々を報じている
理由も説明されないままに何週間も拘留されたり
勾留中に手錠や足枷をはめられたり
裸で冷水を浴びせられるetc
英国やドイツなどの外務省は最近
米国への渡航を予定する人たちに向けた情報を更新↓
最悪の場合、米当局により逮捕・拘留される場合もあると警告
入国規制を事前に入念に確認するよう呼びかけている
ドイツでは、先の男性と類似のケースが報じられている
今年1月、20代後半のドイツ人女性は、メキシコからロサンゼルスに暮らす友人の女性と共に、徒歩で米国入国を試みた
女性はタトゥーアーティストであり、当時タトゥー用の器具を所持していたが、それによって米国での不法就労を疑われた?
国境で数日間拘留されたのち、米移民関税執行局(ICE)により先のドイツ人男性が送られた、同じカリフォルニア州の刑務所に拘留された
女性は6週間もの間自由を奪われたのちにドイツへ国外追放されたが
そのうち8日間は独房に入れられたと
女性はESTAと共に帰国便のチケットのコピーも所持していたという
地元メディア
女性
「私は家に帰りたいだけなのです」
友人によれば、女性は枕や毛布なども与えられず、独房にいた間は周囲から叫び声などを聞かされ続け
9日目には耐えきれずに壁を叩いたために手が血にまみれに
後日、この刑務所を所有する民間企業は同メディアに対し
独房などというもの自体が存在しないと、女性の証言を否定
この他英国でも同様の事例が報じられ、28歳の女性が2月末から3週間近く拘留された
女性は刑務所から空港へ連行される際、手錠と足枷の他に、胴まで鎖に繋がれていたと
移民支援を行う非営利団体の代表はAP通信の取材に
国境で職務にあたってきた22年間で、米国の同盟国である西欧やカナダからのこのような旅行者の拘束を見たことがないと
「これらのケースがこれほど頻繁に発生しているのは明らかに異常であり、人々を拘束する根拠は理解できない」
「彼らが耐えてきた忌まわしい扱いや状況は正当化されない」
考え得る唯一の理由は、苛烈な反移民の空気の存在
こうしたケースの中でも最も衝撃的なのは、グリーンカード所持者であるドイツ人男性の例
報道によれば2007年から合法的に米国に居住している34歳の男性
3/7に欧州(報道により、ドイツまたはルクセンブルクの説あり)での滞在を終え、米国に戻った
米東部・マサチューセッツ州のローガン空港に到着後、入国管理局に拘束された
地元メディアの取材に答えた母親
ようやく男性の所在が判明し直接連絡が取れたのは11日
男性が入院を余儀なくされたことを知らせてきた時
男性は空港到着後、数時間に渡り尋問され、裸にされた上、職員2人に冷水のシャワーを浴びせられたと証言
拘束の理由については、グリーンカード上の問題としか説明されていないと
母親はまた、移民局職員が男性にグリーンカードを返上しろと圧力をかけたとも
食べ物や水などもほぼ与えられず、抗うつ剤の摂取も認められない劣悪な環境に置かれている
男性は10年前、大麻所持により軽犯罪法違反の容疑をかけられていたが、カリフォルニア州で合法化されたため、取り下げられたと
また、同時期飲酒運転で罰金を支払っているものの、すでに解決済みだともされている
3/24の地元テレビは裁判所の文書を引用
男性は6月にボストンの移民裁判所で審問予定だとし
これより2カ月以上も拘留され続ける可能性に言及
同局はまた、男性が何らかの罪で起訴されたのかも不明と
独外務省スポークスマンは今月17日
これらの事例を把握していると述べると共に、状況を見極めた上で他の欧州連合(EU)諸国と連携し、これらが個別のケースなのか
米国の移民政策の変容なのかを判断し、必要に応じて渡航および安全に関する助言を調整すると
多数の報道ではこうした措置が、今年1月に発足したトランプ政権による厳格な移民政策の一環ではないかと分析
しかし、先の事例のように国境で拘束されたあるカナダ人女性は、英ガーディアン紙への寄稿で別の見方を示している
証言によると、この女性は米国で起業したことがあり、過去にも就労ビザを取得したことがあると
3/3女性がカリフォルニア州で就労ビザを再申請しようと試みたところ
突然理由も告げられずに別室に連れて行かれ
所持品を取り上げられて身体検査を受け、拘束された
ニューヨーク・タイムズ紙の取材で
拘束から6日後、女性は他の数名と共に真夜中に起こされ、アリゾナ州の別の刑務所に移送された
移動の際は手錠をかけられ、指紋を採取された
その際、性的暴行を受けたか、自殺を図ったかなどと問われた上に
他の女性らと共に妊娠検査を受けさせられた
検査のため、ドアの開いていたトイレでカップに排尿させられたと
友人がメディアに女性の窮状を訴え、報道が過熱し始めてから、女性は突然釈放されたと
ガーディアンでの女性の手記
この他にも想像を絶する過酷な状況を告発している
着目すべきは、女性が手記の終盤で行った指摘だろう
女性は、ICEによる勾留が儲かるビジネスになっていると・・・
女性は、自身が収容されていた刑務所などが民間所有であり、営利目的で運営されていると
その上こうした企業は勾留者の数に応じて政府から資金提供を受け、そのためにより厳しい移民政策を求めてロビー活動を行なっていると
ICEと契約した企業は、$数億に上る利益を上げていると
「拘留者が多ければ多いほど儲かる。これらの企業には、人々をすぐに釈放する動機がないのは当然だ。私が経験したことがようやく理解できるようになった」
カナダ人女性が名指しした民間刑務所運営会社のうち1つの取締役会長は
トランプ大統領選出後の昨秋、政権による移民対策の厳格化が
「前代未聞のビジネスチャンス」と・・・
被害者が後日訴訟を起こそうとしても、刑務所内では当然スマホで証拠動画や画像、音声の録音をすることも叶わず、証拠を残すことも困難
欧米ではこうした報道により、米国への渡航を再考する人たちが増えていると
現状(3/25現在)、日本の外務省の海外安全ホームページに、英国の例のような入国時の逮捕の可能性についての記述はない・・・
で
米移民当局、トルコ人大学院生を拘束 名門大の留学生ら次々に突然の逮捕
米マサチューセッツ州サマービルで、タフツ大学に在籍するトルコ国籍の大学院生が突然、米移民当局によって拘束
弁護士によると、トルコ国籍のルメイサ・オズトゥルクさん(30)は、タフツ大学のキャンパスに近い自宅アパート付近で25日に逮捕・拘束
防犯カメラの映像は、1人で歩いていたオズトゥルクさんを6人の私服警官が取り囲む様子をとらえていた
トランプ政権が移民に対する摘発を強める中
テロ組織関連の活動にかかわったとして拘束される外国人留学生や大学院生が相次いでいる
この中にはコロンビア大学前の自宅で拘束されたパレスチナ人活動家のマフムード・カリルさんも含まれる
国土安全保障省は26日
オズトゥルクさんについて「イスラム組織ハマスを支持する活動にかかわった」と発表
具体的な活動の内容は明らかにしていない
3/27国土安全保障省の報道官
オズトゥルクさんが関与したとされる活動について
「外交政策上、深刻な悪影響を与えかねず、米国の外交政策上の利益を損なう可能性がある」
とマルコ・ルビオ国務長官が「断定した」と述べた
ルビオ長官は27日
オズトゥルクさんがイスラエルのガザ軍事作戦をめぐる学生の抗議デモに関与したと主張
証拠は示さなかった
トランプ政権はこれまでに数百件のビザを失効させたとルビオ氏は語り
「恐らく300件以上。毎日やっている」
タフツ大学は27日、オズトゥルクさんのビザが失効したと発表
弁護士によると
オズトゥルクさんは現時点で訴追されていない
オズトゥルクさんが留置されているルイジアナ州の移民税関捜査局(ICE)施設には、先に拘束されたカリルさんと、ジョージタウン大学のバダル・カーン・スリさんも移送されている
弁護士や家族
オズトゥルクさんはF1ビザを取得して2018年からフルブライト奨学金で米国に留学。コロンビア大学を卒業し、タフツ大学の大学院に進学した
2024/3には大学新聞への寄稿で
ガザの衝突などを理由にイスラエル関連企業からの投資を引き上げるよう求めた学生団体の要求をめぐり、大学の対応を批判していた
この寄稿では、イスラエルについて
「意図的な飢餓、パレスチナ市民の無差別虐殺、ジェノサイド(集団殺害)に該当するとされる行為」
少し長い、そのままアげる
米国が国境管理措置を強化する中、ドイツと英国が新たな勧告で渡航ガイドラインを改訂した理由、ミレニアル世代向けの最新レポートはこちら
金曜日、3月21、2025
入国規制の厳格化をめぐって緊張が高まる中、ドイツと英国は米国への渡航を計画している国民に対する渡航勧告を更新した。トランプ政権下で国境管理がますます厳格化していることから、両国は旅行者が米国の入国要件を遵守し、問題を回避するために適切な書類を所持することの重要性を強調している。
これらの更新は、トランプ政権が米国国境でセキュリティを強化し、より厳しい規則を施行する継続的な取り組みを反映している。ドイツと英国からの旅行者は、米国入国時に外国人が拘留または国外追放されるという注目を集めた事件がいくつか発生したことを受けて、国境管理措置がより厳格化しているため、米国に入国する際には特別な注意を払うよう勧告されている。
ドイツの渡航勧告:米国国境での監視が強化される
ドイツ外務省の最新の渡航勧告は、渡航者が米国に入国しようとするときに直面する不確実性の高まりを強調している。このメッセージによると、有効なESTA(電子渡航認証システム)または米国ビザはもはや米国への入国を保証するものではなく、最終決定は米国国境管理官のみに委ねられている。ドイツの最新の渡航ガイダンスは、入国およびビザのすべての条件を順守することの重要性を強調し、渡航者に追加の書類を準備するようアドバイスしている。
旅行者は、滞在終了時に出国する意思があることを示すために、フライト予約など帰国の証明を携帯することが強く推奨されている。ドイツ外務省は、旅行者が米国国境で入国を拒否された場合、決定は最終的なものであり、外交ルートを通じて異議を申し立てることはできないため、法的手段は利用できないことを明確にしている。この警告は、米国空港に到着したドイツ国民が拘留され、国外追放されるという複数の報告を受けて発せられたものである。
米国境でドイツ国民が拘束される事件が警戒を呼ぶ
更新された勧告は、米国国境警備隊に拘束され、その後国外追放されたドイツ国籍者3名の報告を受けて出されたものである。そのような事例の1つは、メキシコのティファナから米国に入国しようとしたドイツ人観光客に関するものである。彼女は米国市民の友人と一緒に旅行していたが、それにもかかわらず国境で拘束され、9日間独房に入れられたと主張して怒りを巻き起こした。拘置所は独房に入れられたという主張を否定したが、この事件は、現在の米国国境政策における外国人の扱いについて深刻な懸念を引き起こした。
この状況を受けて、ドイツ外務省はドイツからの旅行者全員に強い警告を発し、米国の国境管理制度が進化していることを十分に認識するよう促した。旅行者は、米国当局が入国決定に関して完全な裁量権を有しており、入国許可を得た旅行者であっても、すべての要件を満たさない場合や国境警備官にフラグを立てられた場合には、到着時に問題に直面する可能性があることを改めて認識している。
英国の最新の勧告:米国入国規則の厳格な施行
ドイツに加え、英国の外務・英連邦・開発省(FCDO)も米国に向かう英国国民向けの渡航ガイドラインを改訂した。更新されたガイドラインでは、トランプ政権下でますます厳格化されている米国入国規則を厳守することの重要性が改めて強調されている。英国人旅行者は、到着時に問題を回避するために、入国、ビザ、その他の条件をすべて遵守するよう勧告されている。
FCDOはまた、米国入国規制に従わなかった場合、拘留または逮捕される可能性があることも強調した。厳格な施行を考慮して、FCDOは旅行者に対し、渡航前に米国大使館または英国の領事館に相談し、自分の状況に適用される可能性のある具体的な要件を確認するよう促している。
これらの展開は、トランプ政権の移民と国家安全保障への取り組みの特徴となっている米国の国境管理措置の継続的な強化を反映している。監視が強化され、違反とみなされる行為に対しては容赦ない姿勢を貫くため、外国人旅行者は米国に入国する前にすべての要件を満たすよう、ますますプレッシャーにさらされている。
トランプ政権下での入国手続きの厳格化
トランプ政権の国境政策は、その厳しさと予測不可能さから、国内外で批判を浴びている。こうした政策の背後にある意図は、米国の国家安全保障を守るための手段と説明されることが多いが、入国規則の厳格な施行により、米国国境での拘留、国外追放、遅延が増加している。特にドイツや英国などの国からの旅行者にとって、こうした展開は、有効なビザや承認されたESTA認証があっても米国への入国手続きに不確実性を生み出している。
国境違反に対する政権のゼロ トレランス アプローチにより、米国入国地点での外国人の扱いに対する懸念が高まっています。多くの旅行者は、有効なビザ、ESTA 承認、必要な渡航書類など、入国の基本的な要件を理解していますが、米国国境警備官に与えられた裁量権に対する懸念が高まっています。これにより、多くの旅行者が米国訪問に伴うリスクを再考し、旅行計画に対してより慎重なアプローチを取るようになりました。
旅行業界、米国の国境政策強化の影響を懸念
旅行業界は、これらの更新された渡航勧告が国際観光、特にドイツや英国などの主要な送客市場に与える影響について懸念を表明している。米国が国境管理を強化するにつれて、入国要件に関する不確実性や拘留または国外追放の可能性により、外国人が米国を訪問することを躊躇する可能性がある。
米国の入国規則をめぐる不確実性は、より厳しい政策により海外からの観光客が米国への渡航を思いとどまらせるかもしれないと懸念する旅行専門家の間で警戒感を強めている。特に旅行業界は、米国への予約数の減少や長距離旅行の減少の可能性について懸念を表明しており、これは観光経済と国際ビジネス関係の両方に影響を及ぼす可能性がある。
世界の旅行業界が米国の国境管理強化に反応
米国の国境管理政策が進化し続ける中、世界の旅行業界は新たな現実に適応する必要があります。ツアーオペレーター、旅行代理店、航空会社は旅行者と緊密に連携し、最新の米国入国要件について旅行者に十分な情報を提供しています。大使館や領事館とのコミュニケーションを増やすことは、厳格化する国境管理政策に関連するリスクを軽減するために、旅行計画の重要な側面となっています。
旅行専門家は、出発前に書類を再確認し、米国入国要件をすべて満たしていることを確認するよう顧客にアドバイスしています。米国は引き続き厳格な国境政策を実施しているため、旅行者は今後数か月以内に発令される可能性のある新しい勧告や入国規則の変更について最新情報を把握しておくことをお勧めします。
結論: 米国の旅行規則の新たな現実を理解する
トランプ政権下で米国が国境管理を強化する中、ドイツや英国などの国からの旅行者は入国要件の遵守にますます注意を払う必要がある。両政府は渡航勧告を更新し、米国国境での拘留や強制送還を避けるために必要なすべての手順に従うよう国民に促している。これらの措置は国家安全保障を強化する可能性があるが、渡航者を米国に送る際により複雑で予測不可能な環境を切り抜けなければならない世界の旅行業界にとって大きな懸念も生じている。
米国への渡航を計画している人々にとって、メッセージは明確です。準備とコンプライアンスが鍵です。厳しい監視と拘留の可能性があるため、旅行者は入国要件をすべて満たし、裏付けとなる書類を持参し、米国の国境政策の進化に注意する必要があります。旅行業界は、これらの動向を今後も注意深く監視していきます。これらの動向は、近い将来、米国への海外旅行の将来を間違いなく形作ることになるからです。
・・・ロシアや中国じゃあるまいし
その内
アメリカ人も・・・
で
おフランスとかは早速ラブコールしてるし
しかし
刑務所が民営だとは・・・
今日は~
梅/Prunus Mume
盛りは過ぎてるけど・・・満開
27日は南の方で桜を見たけど・・・
しかし
世の中が
目まぐるしい