2020年1月13日月曜日

石炭火力が止まらない

ぼや川より
女房と・出会う前まで・戻りたい
・・・そんな・・・

いまだに中国では石炭火力発電所の新設が続いている
すでに完成した施設の過半数は停止したまま
なぜ発電所の新設が続けられている?
TEXT BY DANIEL OBERHAUS
TRANSLATION BY TOMOYUKI MATOBA/GALILEO
WIRED(US)
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Smoky Neighborhood Streets Beneath Power Plant
PAUL SOUDERS/GETTY IMAGES

パリ協定は2016/11に発効したが多くの国々は排出削減目標を達成できそうにない
アメリカは協定からの離脱手続きを
巨大テック企業は化石燃料業界や気候変動否定派に接近
一方で大都市は海に沈みつつあり、山火事が米国西海岸・オーストラリアで猛威を
氷河の融解は進み、海は死にかけている
今すぐ変わらなければ取り返しのつかない事態に

世界の石炭火力発電量は19年、史上最大の減少
国連の推計
石炭火力による発電量は今後10年で3分の1にまで削減する必要がある?
ただ中国は石炭火力を増やしてる
・・・せめて日本の高効率の石炭火力にすれば・・・

Global Energy Monitorで石炭プログラムディレクターを務めるクリスティーン・シアラーは
「中国は一時、石炭からクリーンエネルギーへの移行を進めているように見えました。しかし、石炭はいまも同国経済の主軸のままです」
「排出削減に関して、残された時間はわずかです。ところがクリーンエネルギー開発は、石炭火力発電所の建設にとって代わるのではなく、同時並行で起きているのです」
Global Energy Monitorの分析
パリ協定で定められた目標達成のため中国は今後10年のうちに石炭火力発電の容量を40%削減しなければならない
だが既存の約1,000GWの発電容量に加え、中国は計121GWの発電容量をもつ多数の石炭火力発電所を建設中
これは他国すべての建設中の石炭発電容量を合計したよりも多い
しかし奇妙なことに中国が新設した石炭火力発電所は過半数が停止したまま
石炭火力の発電量はすでに十分に足りているのに?

カーネギー・メロン大学の経済学者リー・ブランステッター
中国が石炭ブームに沸いた1980年代に制定されたエネルギー規制
当時は市場経済への改革が進むなか加速する経済発展にエネルギー供給が追いついていなかった
石炭は中国国内に豊富に存在する天然資源
中国政府は石炭火力発電所の建設を奨励するエネルギー政策をとった
こうして発電所に政府が認可を与え次々に建設されていった
中央政府が石炭火力発電所の新設を認可していた時代は電力の需要と供給が一致するよう調整
ところが2014年、中央政府が地方政府に対して省内の発電所建設を認可する権限を与えた
権限委譲の本来の目的、数年を要する新規発電所の認可プロセスをスピードアップし
予想されるエネルギー需要を満たすことで中国経済の成長を促すことだった
「表面的にはいいアイデアに思えます。認可プロセスを脱中央集権化して、シンプルにするのですから」
「しかし残念ながら、中国では堰を切ったように石炭火力発電所が爆発的に増加する結果になりました」
経済生産性を向上させよという多大な政治的プレッシャーにさらされる地方政府にとって石炭火力発電所の新設は手っ取り早い方法だった
80年代から90年代の中国のエネルギー政策下では新たな石炭火力発電所をつくれば確実な収益が見込めたから
省の役人たちには域内のできるだけ多くの新設計画に認可を与えるインセンティヴがあり、彼らは実際にそうした
こうして2015年、中国で新たに認可を受けた石炭火力発電所の発電容量は3倍に跳ね上がった
中央政府は、すぐに間違いに気づいた
発電所の新設ラッシュを巻き起こしたルールは16年に撤回され、数十の認可済み新設計画が延期または中止された
しかしGlobal Energy Monitorのシアラーらが認可書類や衛星画像を分析したところ
多くの発電所はいまなお建設が進められていた
これらの新規の発電所がすべて中国の電力網に組み込まれたとしても発電容量がフル活用されない可能性は高い
「発電容量を増やしては持ち腐れ、というのが中国の昔からのパターンです。欧米的な見方では無駄で非効率ですが、新設された石炭火力発電所が電力網で利用されない可能性は大いにあります」
実際、石炭火力発電所の数が爆発的に増えているにもかかわらず中国の石炭発電量は横ばい
カーネギー・メロン大学でエネルギー政策の経済学を専攻する大学院生デイジー・レン
中国の石炭使用は20年ごろにピークを迎えると予測される
「中国が将来もっと石炭を燃やすようになるかどうかは注視が必要です。ただ、石炭火力発電の容量を増やしたからといって、それだけの石炭を実際に使用するとは限りません」

中国は21年、第14次5カ年計画を発表し、25年までの同国の政治的・経済的優先目標を提示する予定
同国の国立気候変動戦略センターは次の5カ年計画のなかで、炭素排出量の厳格な上限を定めるべきだと主張
しかし国立エネルギー委員会の委員長として中国のエネルギー政策を決定する立場にある李克強首相
「安全で環境に配慮した石炭採掘と、クリーンで効率的な石炭火力発電の開発を促進する」
中国が再生可能エネルギーの利用で世界を牽引していることに変わりはない
が、石炭に依存する最大の炭素排出国である

・・・わが国も
小泉さん
受け狙いばっか
ただブレイクスルーの可能性も

今日は~
シクラメン
今年は早めにやってきた
白に爪ピンク・フリフリの花
ハッパも縁がギザギザ

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