2023年8月7日月曜日

アルツハイマー治療薬

ちょっと古いけど

2021年06月09日 16時00分サイエンス
規制当局の承認を受けたアルツハイマー治療薬に研究者から非難の声

医薬品規制などを管轄するアメリカ食品医薬品局(FDA)が新たに承認したエーザイのアルツハイマー病治療薬ADUHELMについて、研究者などが脳腫脹のリスクが40%もある、有効性が確認されていない・・・
A “disgraceful decision:” Researchers blast FDA for approving Alzheimer’s drug | Ars Technica

https://arstechnica.com/science/2021/06/a-disgraceful-decision-researchers-blast-fda-for-approving-alzheimers-drug/

2021/6/8日本の医薬品大手・エーザイとアメリカ最古参の医薬品メーカー・Biogenが共同開発したアデュカヌマブ(商品名:ADUHELM)がFDAの承認を受けました
ADUHELMはアルツハイマー病患者の脳内に多く存在することが知られるアミロイドβプラークを減少させることでアルツハイマー病に作用する医薬品
エーザイの内藤晴夫CEO
「アルツハイマー病治療の歴史に新たな1ページを開くことができたことを大変嬉しく思います」

しかし、このADUHELMの承認に対して研究者などから非難の声があが
こうした非難の声は、問題のある治験データ、疑問の残る統計的評価の2点

問題のある治験データ
2019年に行われた2つの無作為型二重盲検プラセボ対照第III相試験についてのもの
上半期に行われた試験が効果なしという結論でBiogenによって早々に試験を打ち切られたという経緯が疑問視されています
ニュースサイトのArs Technicaによると、Biogenは1度目の試験が失敗に終わった後、同年下半期にわずかながら利点が見られたとして再試験を実施
1度目の試験よりも用量を増やしたところ
78週にわたってアミロイドβプラークがわずかに減少した
認知機能テストでわずかな改善が見られた
という結果が得られたものの
同時に
被験者の約40%で脳腫脹が確認された
エーザイはこの点について
「ADUHELMは、次のような重篤な副作用を引き起こす可能性があります。アミロイド関連画像異常(ARIA)は、通常は症状を引き起こさない一般的な副作用ですが、重篤になる場合があります」

疑問の残る統計的評価
2020/11にFDAの査読者
「Biogenの分析結果は無根拠であり、治療効果や症状悪化を減速させる効果に関する説得力のある実質的な証拠はない」
「確たる結論を述べるためには別の研究が待たれる」
という統計的評価を発表しただけでなく、FDAの独立査問委員会を構成するメンバー11人のうち10人までが
「Biogenの提出したデータをアデュカヌマブに有効性があるとする一次証拠とみなすかどうか」という設問に
「No」と投票した
残る1人のメンバーは「不確かである」という結論を見送る選択肢に投票

以上のようにFDAは2020/11月時点でADUHELMに対し否定的な結論を出していましたが
突如として意見を翻して今回の承認を出しました
こうした経緯について、レディング大学の神経科学者であるマーク・ダラス氏
「認知症患者に具体的な利益をもたらすという明確なビジョンは存在しません。これは危険な前例です」
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのロバート・ハワード氏
「意義のある認知症治療研究を狂わせかねない」
王立科学協会でコラムニストも務める医薬品業界の専門家のデレク・ロウ氏
「恥ずべきこと」

・・・アデュカヌマブはレカネマブとも云われてる?
治験結果は素人がみても有意のある結果とは・・・
非常にアヤフヤな内容
こんなんに大枚をだす?
・・・日本では承認されなかった

あとレカネマブ、ドマネマブってのもあるみたい
どっちも高価に?
効果は・・・ちょっと・・・
副作用はまだ・・・
非常にコスパが悪いと
ただでさえ健康保険がひっ迫してるのに・・・

で
必須アミノ酸ロイシンから作られる成分ベータ・ヒドロキシ・ベータ・メチル酪酸(HMBは
筋タンパク質の合成の促進や分解の抑制などの効果があり、筋肉増強サプリメントとして服用されることが
そんなHMBのサプリメントを服用すると、アルツハイマー病の進行による認知機能の低下が抑えられる可能性があることが報告されています
Muscle-building supplement β-hydroxy β-methylbutyrate binds to PPARα to improve hippocampal functions in mice: Cell Reports
https://doi.org/10.1016/j.celrep.2023.112717

Bodybuilding Supplement May Help Stave off Alzheimer’s
https://www.rush.edu/news/bodybuilding-supplement-may-help-stave-alzheimers

Bodybuilding Supplement Shown to Stave Off Dementia in Mice : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/bodybuilding-supplement-shown-to-stave-off-dementia-in-mice

記憶力や思考力が徐々に低下するアルツハイマー病の原因は明らかになっていませんが
アルツハイマー病患者の脳にはアミロイドβタンパク質とタウタンパク質が集まって形成されるプラークと呼ばれる塊が蓄積することが明らかに
そのため現在ではプラークが脳内のニューロンの機能不全を引き起こし、アルツハイマー病につながると考えられています

これまでにさまざまな研究者が、アルツハイマー病の原因やその治療法に関する研究を行ってきましたがアルツハイマー病の治療法は見つかっていません

ラッシュ大学の神経科学者であるカリパダ・パハン氏
「アルツハイマー病の仕組みを理解することは、脳を保護しつつアルツハイマー病の進行を食い止めるための効果的な医薬品を開発するために重要です」
そこでパハン氏らの研究チームは、脳内にプラークが形成され、アルツハイマー病のような症状を持つマウスに対してHMBを経口投与
するとマウスの体内でタンパク質の数が増加しただけでなく、脳内のプラークが縮小し、ニューロンの成長因子を強化して学習力や記憶力の低下が食い止められたことが報告されています
投与したHMBはマウスの脳内のPPAR-αと呼ばれる核内ホルモン受容体を刺激して、脂肪酸の代謝を助けているとのこと
脂肪酸は脳内でニューロンや神経を保護する役割を果たしています
つまり筋肉を増強させるHMBのサプリメントを服用することで、アルツハイマー病による認知機能の低下を食い止めつつ、歩行が困難になったり、体が硬くなったりするアルツハイマー病に関連した身体的症状の進行を抑えることができる可能性が

HMBは専門の医師による処方箋や危険性のあるステロイド剤ではなく
一般的なドラッグストアやスポーツ専門店などで入手できる市販のサプリメント
ボディービルダーは定期的にHMBを摂取することで、運動パフォーマンスを向上させつつ、筋肉サイズの成長を促します
これまでの研究で、HMBを長期間服用しても、身体に悪影響を及ぼすような副作用がないことが明らかにされています

パハン氏
「今回のマウスでの実験は、アルツハイマー病患者の病気の進行を食い止め、患者の記憶を保護するための最も安全かつ簡単なアプローチの1つかもしれません」
「HMBを投与したマウスの結果をアルツハイマー病の患者でも再現できれば、アルツハイマー病治療への道が開かれるでしょう」

・・・こっちのがヨさげ
健康被害もなさそうだし
はよ治験を

今日は~
メセンの?

しぶとい
見つけたら速攻で抜く
しかし
根の一部が地中に残る
小さいハッパがポロリして
そこから芽をだすから始末が悪い
どんだけ小さいかというと
右下のちょっと茶色がかったのが
コツボゴケ

2023年8月6日日曜日

ガラガラポンは避けられない?

 予言者と呼ばれた進化人類学者が予測

進化人類学者ピーター・ターチン1957年ソ連西部のオブニンスク生まれ
当時反政府的な活動をしていた父親とともに、977年にソ連を離れ、アメリカに亡命
動物学の博士号を取得
動物環境学における興味深い諸問題はすでに解決されていると感じ
彼は専門を歴史学に変更する
「同じ複雑系科学のアプローチを、過去と現在における人間社会の研究に応用するにはどうしたらよいかを考えるようになりました」
ターチンとその同僚たちは、このアプローチをクリオダイナミクスと呼ぶ
彼らは、自分たちが人類の歴史を通じて何度も観測されるパターンを発見したと信じていた
このパターンは統合と分裂のサイクルを含んでいた=国家の形成と崩壊
彼らの研究には常にある問いが内包されていた
もし人類史に繰り返しのパターンがみてとれるならば、同じパターンが未来において発生する前に、それを予測できるということ?

科学雑誌ネイチャーが、ターチンと他の学者たちに
10年後の未来を予測してくれと頼んだことがある
これは2010年のことで西洋における政治的ムードがいまほど暗くなかった時代
当時ターチンは
「自分の理論モデルによれば、2020年代前半に、アメリカにおいて政治的不安定さがピークを迎える」
「アメリカのような国家が景気の長期低迷や賃金の低下、貧富の格差拡大、高学歴若年層の過剰生産、社会不信、公債の爆発的増加といった問題に直面するとき、別個にも見えるこれら社会指標は、実のところダイナミックに結びついているのだ」

社会が混乱を極めた2020年夏、ターチンは予言者と崇められた
新著『終焉の時代』について、そして来るべき米国共和制の衰退についてのインタビュー

ーあなたの本を引いて、2023年の米国の状況は1987年のソ連に似ていると示唆する人たちがいますね。
まあ、実際どのくらいの人がそう言っているのかはわかりませんけど
ーそれほどはっきり言われているわけではないかもしれませんが、「もはやこの帝国(アメリカ)は、虫の息でなんとか立っているんだ」という意味で言っている人はいます。
複雑な人間社会というものは、どれもやがて激動の時期を迎えることになります。
終焉の時代に突入するのです。
この点においてのみ、我々はアメリカとソ連を比較することができます。
両国には、エリートの過剰生産という深刻な問題を生じさせてしまった共通点があります。
ですが、ソ連後期においてエリートが過剰生産されたメカニズムは、アメリカとは異なります。
ソ連では技術系の学位、とりわけ工学の学位の過剰授与が深刻でした。
1980年代後半から1990年代前半にかけておこなわれたデモを調査し、実際に反政府運動に参加していた人たちを確認してみると、その大多数が工学の学位取得者だったのです。
─いまのアメリカにおいて、それに対応するような学位はなんでしょうか?
一番危ないのは法学の学位でしょうね。
─なぜでしょう?
それは、アメリカにおいて官職・公職に就く方法が次の2つだからです。
ひとつは富を持っていること、もうひとつは適切な信用保証を持つことです。
最も優れた信用保証が法学の学位なのですね。
それゆえ、政治家になりたい人たちはロースクールに行くわけです。
ロースクールはエリートと反エリートの両方を最も多く生み出す場所です。
名前は忘れましたが、極右民兵組織「オースキーパーズ」のリーダー(スチュワート・ローズ)は、イェール大学ロースクールの卒業生ですね。
─あなたはアメリカの民主主義への脅威を、主に政治的右派に見ておられます。
なかでも国民保守主義運動を名指しされていますね。過激な改革派閥が共和党を牛耳りつつあると主張されています。
これこそ反エリートが集結し、潜在的には第二次内戦に向かう政治的原動力になりうる場所なのでは?
ーええ、同意します。しかしだからといって、私は保守でもリベラルでも、それらに類するものでもありません。
─あなたは科学者ですものね。
ーそう、私は科学者です。私は真実を支持する者であり、政治的党派のひとつを支持することはありません。
実際、ある種の人々が反発してマルクス主義と呼ぶ方針を、科学は指し示していますよね。新著では私がマルクス主義者のように語っている、と指摘する人もいます。
─歴史のパターンがどのようなものか解明しようと取り組んできた歴史家は、どの世代にも見受けられるんじゃないでしょうか。
遡れば、マキャベリ、古代ローマの歴史家たち、古代ギリシャの歴史家たちなど……。
ーええ、もちろんそうです。
─こうした思想家たちが常にやってきたのとは違って、自分はできすぎた物語を語っているだけじゃないと、あなたが自信を持てるのはなぜでしょうか?
あなたにはデータがあり、また機械もあるというのはわかるのですが、それらに信頼を置きすぎているということはないでしょうか?
ーふむ、ちょっと遡ってみましょうか。
まず強調しておきたいのですが、現時点でもっとも実証的であると思っている私の理論は、実のところ合成されたものです。
マルクスから取ったものもありますし、マックス・ウェーバーから取ったものもありますし、エミール・デュルケーム、トマス・マルサスさえ用いています。 
これらすべての要素があるのです。
この理論は、場合によっては不愉快な回答をもたらします。
回答の一部はリベラルにとって不愉快なものです。また、保守派にとってあまり愉快でないものもあります。
─例を挙げてみていただけますか?
ーたとえば私の理論においては、労働者の賃金を守る制度が存在しないのに大量の移民を受け入れるのは、現実問題として悪いことと考えます。
これは広範囲にわたる経済の弱体化を引き起こす要因のひとつです。
政治的なスペクトラムで極左に位置する人々にとって、これは明らかに不愉快な話ですよね。
ですが一方で、ウェルス・ポンプ(他の大多数を犠牲にし、少数の富裕層・富裕国にさらに富を集中させる経済状況のこと)を抑制したければ、そこにはおそらく富裕層に対する高い課税が含まれてきますし、これは保守派にとって不愉快な話となります。
したがって、私はみなに嫌われるという幸せな状況にあるわけです。
どこかで読んだことがあるのですが、ビル・ゲイツと平均的なアメリカ国民の富を比較すると、西暦400年に最も金持ちだったローマ貴族と平民の富の差にだいたい等しいそうです。
もしかしたらちょっと間違えて覚えているかもしれませんが、ともかく私が言いたいのは、これはとても許しがたい数字だということです。
ーその方法は私も使いますよ。ある年のトップの資産を平均年収と比較するのです。これもパターンを見出す方法のひとつですね。
─そこで2020年前半のアメリカを見たとき、こうした指標が赤信号を示しているのがなぜなのか、教えていただけますか?
エリートは過剰生産されています。
あなたがおっしゃるところのウェルス・ポンプもあります。移民問題もあるし、政治の機能不全も問題です。
こうした問題を噛み砕いて、アメリカにおける今後10年が、社会の暴力的な激動の時代になるとあなたが予測する理由を、我々にもわかるように説明していただけないでしょうか?
ーわかりました、人口の弱体化からはじめましょうか。
アメリカ人の身長の伸びはもう止まっています。
さらに寿命も短くなっています。
一方のヨーロッパでは、寿命は伸び続けています。
これはショックでした。
アメリカでは新型コロナより前の時点で、すでに平均寿命が下がりはじめていたのです。
衰退のなかで、すべてがよくないほうに向かっています。
また、こうした指標、たとえば平均収入といったものは、どれも回復の兆しを見せません。
エリートの過剰生産に関しては、実のところ物事が変わりはじめているのかもしれません。
次に挙げる例は必ずしもよいことではなく、状況がいかに悲惨であるかを指し示しているのですが、
たとえば5〜7年前には、高校卒業から間を置かずに大学に入学する学生の率は67%だったのが、いまは62%です
これは本当によいことでしょうか? 弁護士の総数はいまだにとても多いままですが……。
─本当に弁護士が嫌いなんですね。
ー私の理論モデルにはとても重要な存在です
─弁護士たちに注目! ですね。
ーそう、弁護士たちに注目、富に注目、です。
─英国にも、ものすごくたくさんの弁護士がいます。
シェイクスピアにはこんなセリフがあります。
「最初に我々がやることはだな、弁護士たちをぶっ殺せ!」(『ヘンリー六世 第二部』4幕2場より)
ーさて、こんなにたくさんの弁護士たちをどうしたらよいのでしょうか?
ーまあとはいえ、英国の首相になりたかったとしても、弁護士になる必要はないですからね。
法学の学位もいりません。オックスフォードにさえ行けばいいんですから。
─あなたはオックスフォードでPPE(オックスフォード大にある哲学、政治学、経済学を同時に専攻するコースのこと)を教えていますね。
ですが、トニー・ブレアはやはり弁護士でした。
最近の英国は、あなたの理論モデルにどう当てはまるのか伺ってもよろしいですか?
ーエリートの過剰生産については、どの国にも当てはまる一般原則があるのを思い出してください。
しかしここで重要な問題は、エリートはどのようにして生み出されるか、です。
エリート的な野心のある人たちが官職・公職に就こうとするとき、彼らは何をしなければならないのでしょうか。
たとえばフランスだと、法学の学位ではなく、エリート学校のひとつに入学しなければなりません。
中国では、高級官僚になるためにはいくつかの試験に合格しなければなりません。
エリートになる方法という特定のパラメーターにも、多くのバリエーションがあるのです。
それぞれの社会において、適切な勉強が必要になってくるのです。
─この時代のいったい何が、我々にこれほど時間をかけてエリートについて語らしめるのでしょうか?
ー複雑化した人間社会のすべてにエリートが存在します。
エリートたちが必ずしも悪いわけではありません。
人が「自分はエリートではない」と言いがちなのは、エリートであることにはある種の罪悪感が伴うからなのです。
─お前はエリートで、貧困層を抑圧しているのだ……ということですね。
しかしなぜいま、エリートについての社会学が無限に生成されつづけるのでしょうか。
ーそれはわかりません。しかしアメリカでは、権力をあつかう社会学は妨害されてきました。
というのも、そうした学問が主要科目になることを、エリートはもちろん望まなかったからです。
そしてアメリカのエリートたちは非常に秘密主義でした。
彼らは内輪にこもるのを好むのです。
権力を研究する社会学者たちは、この流れに反発しています。
─終焉の時代はどうしたら終わるのでしょうか? 我々の社会の崩壊が到来することによって、ですか?
ーそうです、新著にも書きましたが、ニュージーランドに移住するというような人もいますね。これはよく好まれる方法のひとつです。
あと、アメリカでも都市から離れたところに土地を買うという人もいますし、まあそんなような手です。
─彼らのそうした手段は有効だと思いますか。
ーいいえ、社会で革命が起きているときに、そんなことをしても無駄です。
私はソ連で育ちましたから、皮の服を着た人民委員たちがモーゼル銃を手にモンタナの避難先までやってきて、自分を攫っていくような光景も簡単に想像できますよ。
─しかし、実際にそういうことが起こる可能性はどのくらいなのでしょうか?
ー実のところ、誰にもわからないというのが科学的な答えでしょうね。
危機に至る道筋がしっかり整えられていることは、我々みなが知っています。
それは細い道筋ですが、しかしそれでも危機を迎えてしまうことはありますし、
どのような道であれ、そこに至る可能性はあります。
なので、アメリカにおいて社会革命が起こる可能性がゼロだとは決して言えません。
50%ということはないかもしれませんが、0と50のあいだくらいかもしれませんね。
こうしたことは常に予測もしないときに訪れるものですから。
─なるほど。するとこれから10年のうちに、アメリカで深刻な暴力が持ち上がる可能性が無視できないくらい大きいと?
ーはい。ですが、エリートたちが結集し、我々を正しい方向へ導くという可能性もあります。
他にもいろいろ可能性はありますが、一番あり得そうなのは、右派・左派の地政学的状況に従って国が分断するということですね。
─正式に国が二分されるということでしょうか?
ーそうです。私は現実的なシナリオだと思いますよ。
2つの国になるか、あるいは3つになるかもしれません。
西海岸、東海岸が内陸部から分離するような形で。
─それはアメリカでは現実的な可能性として語られていることなのですか?
ーまさにそうです。現実的な可能性ですよ。
(トランプが当選した)2016年以降は、主にリベラルが多数派の州で、合衆国を離脱してカナダに合流するということが語られていました。
2020年以降は、主に保守派が多数派の州で語られています。
テキサスでは離脱運動が起きていますし、カリフォルニアの沿岸部でも似たようなことが起きています。
─1989年の時点では肯定的に見られていたソ連の崩壊も、ウクライナ戦争後の2023年では違った見方をされなければならないでしょうね。
ー1993年のモスクワでは、戦車が国会を銃撃していましたね。
一連の血塗られた戦争、民族紛争があり、直近の例では現在もアルメニアとアゼルバイジャンのあいだで紛争が起きています。
中央アジアの諸共和国でもひどい戦争が起きています。
これを人々にとっての「春」ということはできません。
─ですが、それは西欧のリベラルたちのためのものでした。
つまり、西欧リベラルは1989年という時代、すなわちソ連の終焉を、まるで純然たる善であるかのように語ったものですが……。
ーふむ、私は1976年にソ連を去りました。
その後はじめて足を踏み入れたのは1992年のことです。
そのときのロシアは終わった国でした。本当に終わっていたんです。
何もかもが壊れていました。あまりに多くの悲惨があったのです。
それが純然たる善であるなどと言えるのは、国の崩壊を外側から見ていた人たちだけですよ。
アメリカのエリートたちには、純然たる善だったのでしょうね。
彼らの地政学的ライバルが突然にして消滅したのですから……。
─現在の人工知能といったものを、どうご覧になりますか? これは融和的な力になるでしょうか、それとも、分裂をさらに進めるものとなるのでしょうか?
ーもし、これが多くのホワイトカラー労働者を失業させる技術だったとしたら、たとえば私もAIに失業させられるかもしれません。
いま私がインタビューする代わりに、ここにチャットボットを連れてきて、あなたとチャットボットがスリリングな会話をしてるあいだ、私は外で待っている、なんてこともあるかもしれません。
最悪の場合、チャットボットが優秀なので君はもういらないよ、なんて編集長に言われるかもしれませんよね。
で、あなたは清掃員になる羽目になると……。
─木こりになるかもしれませんね。
ーこれから英国で被害を受ける職種のことを考えると、基本的にこうした話はホワイトカラーにたいそう嫌がられるでしょうね。
被害を受ける職種として次にくるのは弁護士です。
ある見積もりでは、弁護士の仕事のうち約45%は、すでに現段階のChatGPTによってオートメーション化できるそうです。
ーそう、いまアメリカでは、依頼案件に対してその3倍の弁護士が生産されています。
なので、依頼案件が半分になったとすると、発生する仕事に対して、その6倍の弁護士がいる計算になりますね。
弁護士たちは大あわてということになるでしょう。
ー彼らはとても賢く、互いに緊密につながっていますし、野心もあります。
それにまとまるのも上手です。こうして大惨事への道筋が作られていくわけです。
─AIは、あなたが本で語っていた有害な結果へと我々を駆り立てることになると。
ーどんな技術も使い方次第です。
かつて内燃機関(エンジン)が開発され、やがてそれはある労働者階級の大虐殺へとつながりました。
つまり馬たちです。馬たちには膠(にかわ)工場行きを逃れるすべがありませんでした。
実際、AIがよきものであり、オートメーション化がよきものであることを証明するために、社会は然るべき集団的方策を取らなければならないのです。
できれば人間にやらせたくない汚れ仕事や危険な仕事はたくさんあります。
こういう仕事はオートメーション化すべきです。
また、たとえばあなたの職業にもオートメーション化しうる退屈な作業があるでしょうし、それが実際にできたらよいことですよね。
機械と争うべきではなく、機械とともにやっていくべきなのです。
しかし実際、こういうのは個人でできることではなく、集団的なプロセスとして進めなければなりません。
オートメーションを専門とする省庁みたいなものを創設する必要があります。
そうすれば、オートメーションが全体の利益であること、ごく一部の人々の利益のためのものではないことがはっきりするでしょう。
─2024年の大統領選挙についてはどう思いますか?
ー怖いですね。どちらの党も機能していません。
しかし、理由は本でも書きましたが、共和党は実質2つの党になっています。
そして民主党は、これまでうまいことバーニー・サンダース派閥を抑えてきていますが、いま彼らが何を考えているのかはわかりません。
野心のある善良な人たちはたくさんいます。
(大統領候補として)なんでもっとマシな人を思いつかないんでしょうね?
─あなたは暴力的な幕間があるだろうと予測されてますが、2020年代のうちにアメリカが実際に分裂するとは考えていないのですか?
ーウェルス・ポンプ的状況が解消できなければ、ええ、分裂も起こりえる結果だろうということは言えます。
我々のデータによれば、暴力が回避されるケースも存在します。
改革が動乱を止めたこともあります。
英国のチャーティスト運動期がよい例です。
1920年代からのアメリカもそうです。
ロシアにも改革期がありましたが、これはロシア革命を50年遅らせました。
共和制ローマの初期においても同様の例がありますが、これはウェルス・ポンプに関わるいくつかの問題を解決しています。
非常に似通った状況が、現在のアメリカにも見てとれます。
─アメリカのエリートたちは、現状がいかに危険なものであるかを理解し、さらに真剣な改革を推し進めることができると思いますか?
ーここには2つの別個な問題がありますね。
エリートたちは気づいているのか? そして彼らは問題を解決できるのか? というものです。
状況がいかなるものであるかを把握し、改革がなされないのなら社会革命が起こるしかないということがしっかり納得できるならば、彼らは解決できると思います。
ですが、自分たちの置かれてる状況を彼らが理解しているという証拠はまったく見受けられません。
とにかくトランプを抑え込まねばならず、そうすれば物事は通常に戻るだろうと考えているようです。
しかしトランプはまだいますし、トランプがいなくなってもJ・D・ヴァンスがいます
。ちなみに彼はトランプよりずっと優れた右派ポピュリストになれるんですよ。
アメリカでは、右派ポピュリスト指導者ならたくさん見つけられます。
─あなたはアメリカの未来を悲観的に見ているのですか?
ーああ、そうですね。私はもともと楽観主義者なのですが、すっかりペシミストになるには充分な人生を生きてきました。
ですが当然ながら、私の説が間違っていて、物事がなんらかの方法で魔法のように解決される可能性だってあります。誰もわかりませんよ。
アメリカはいま、混乱のなかにあります。
私はこれを15年前からわかっていました。ホラー映画みたいなもので、そうですね、ボーリングの玉が顔面に転がってきて、それがどんどん近づいてくるのに避けようがないって感じです。
いずれ直撃してしまうんですよ。

・・・結局ガラガラポンになる?
人類の歴史を通じて何度も観測されるパターン
って
ヒトは歴史に学ばず進歩しない・・・

今日は~
ザミア プミラ/Zamia pumila

6月末
新芽
で、古いハッパはカット

2023年8月5日土曜日

あの地のセンセイ

韓国・全羅北道のセマングム地域で開かれているボーイスカウトのキャンプ大会
世界スカウトジャンボリーを巡る懸念や雑音が絶えない中
2023・8・3民主労総全北本部
「開幕から3日も経たないうちに熱中症患者が400人以上続出している」
「予見された惨事だ。ジャンボリーのキャンプ場は干拓地で木が一本すらなく、日陰がない上、海を急に埋め立てた土地なので湿度が高く、蚊や羽虫が大発生している」
~
「セマングムジャンボリーは準備過程から政治的利益のために論議を呼んでいた。文在寅政権、全羅北道、民主党の政治家はセマングムジャンボリーを口実にセマングム新空港の予備妥当性調査を免除した」
とし、「拙速な形で推進されたセマングム新空港事業は米軍基地の第2滑走路建設事業だったという事実が次々と明らかになっている。自分たちが犯したことには目をつぶり、楊平高速道路の予備妥当性調査で終点が変更されたことを問題視している民主党の政治家のダブルスタンダードに呆れる」
「セマングムジャンボリーの会場は本来観光・レジャー用地だったが、ジャンボリーを推進する際に農地管理基金を転用し、敷地を埋め立てたのは拙速だった。このため農業用地に転換されたジャンボリー用地は、イベント後に用途を巡る寸劇を控えている」
「政治的な利害関係で急に造成された人工用地であるセマングムジャンボリーの会場は大自然の中で友愛を分かち合うというスカウト精神とは程遠い。人間と資本の貪欲に覆われた土地であり、どんな浩然(こうぜん)の気が得られるというのか」
「既にさまざまな団体と専門家がセマングムジャンボリーで重大災害が発生しかねないと警告した。その上、セマングムジャンボリーはスカウト精神とはかけ離れ、政治的利害関係で開催された行事だ」
「政治的な利害得失にこだわり、参加者の生命と安全を脅かしてはならない。さらに大きな災害が発生する前にセマングムジャンボリーを直ちに中断せよ」 

・・・韓国の労働組合って
文さん支持じゃなかったの?
アカラサマな
誤りを繰り返す共に民主党に
呆れた?

で
楊平高速道路の予備妥当性調査で終点が変更された件
韓国野党・共に民主党が尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏一族による利権疑惑を指摘しているソウル~楊平高速道路の代案ルート案(終点・楊平郡江上面)
複数の民間企業は当時、経済性と環境性、住民に受け入れられるかなどを検討し、楊西面を終点とする既存ルート案を代替ルート案に変更することを検討すべきだと国土交通部に報告
野党が主張するように、尹錫悦政府が路線変更を指示したわけではないことに・・・

国会国土交通委の幹事を務める国民の力の金汀才(キム・ジョンジェ)議員
国土交通部は文在寅政府下の2022/1から
「ソウル~楊平高速道路妥当性調査」を推進
2001/4に予備妥当性調査を通過した原案を含め複数の代替ルート案の検討を始めた
妥当性調査は予備妥当性調査を受け、最適な路線を具体的に選定するために必要となる手続き
国土交通部は同月、妥当性調査の委託に向けた入札公告を出し、同年3月に設計専門業者であるトンヘ技術工事、キョンドンエンジニアリングに調査を委託
両社は約2カ月間の検討の末、昨年5/19に事業妥当性などを理由に現在議論になっている路線を代替案として国土交通部に報告
検討期間中に新政権が発足し、国土交通部による報告は尹錫悦政権で初代の国土交通部長官である元喜竜(ウォン・ヒリョン)長官の就任3日後に行われた
国土交通部
「民主党の主張に従えば、元長官が就任3日後に文政権で選定された業者に圧力をかけ、路線を変更したことになるが、常識的ではない」
業者側
「政治的考慮のようなことは関知しない。技術者の視点から判断した。外圧などは受けていない」
民主党はこれまで、尹錫悦政権発足後の昨年7月、金建希氏が保有する土地付近に終点が変更する代替ルート案が初めて登場したと主張してきた
業者は代替ルートへの「終点部路線帯の変更検討」を国土交通部に要請するに当たり
南漢江を2回越える原案の問題点として
「特別保護区域通過時に強化された汚染水排出規制基準が適用される」
「防音設備など鳥類保護対策が必要」
「地域住民の苦情および工事費がかさむこと」
と指摘した
その上で、南漢江を渡る回数が1回だけとなる代案ルートを検討する必要性として
「上水源特別保護区域の通過が少ない」
「環境破壊の最小化」
「アクセス性を向上させるためのIC追加設置」
などを挙げた

これは予備妥当性調査を通過した原案に楊平郡内で高速道路にアクセスできるICがないため、民主党所属の楊平郡守と地域委員長などが
「江下ICを江下面に設置してほしい」
と主張した地元世論を反映したもの
原案のルートは江下面を通過しない
民主党の要求通りに江下ICを設置するには代替ルートへの終点変更が避けられないという民間業者の判断を受け、国土交通部は検討を進めた
代替ルート案は5~6年前からすでに地域で公然と議論されてきた
2017/1楊平郡の地元メディアはソウル~楊平高速道路が国土交通部の
「高速道路建設5カ年計画」に含まれると
「中部内陸高速道路の南楊平ICと接続する案も議論されている」と報じた
これは現在の代替ルート案と似ている
2018年には大宇建設がソウル~楊平高速道路を民間資本事業として推進しようとする過程で
今回の代案ルート案に近い案を検討した
江下ICを設置し、江上面経由で中部内陸高速道路とのJCTを設ける案
当時、京畿道驪州・楊平選出の鄭柄国(チョン・ビョングク)元議員
「問題になった路線はすでに18年に建設会社が民間資本で推進すると提案した案だ」と
国民の力の金汀才議員
「代替ルートは文在寅政権期から推進されてきたもので、国策事業に障害だけをもたらした民主党の主張は真っ赤なうそだ」
民主党真相究明タスクフォース団長の姜得求(カン・ドゥック)議員
「我々が把握しているところでは、これまで郡守がが変わっても楊西面を終点とする原案は一度も変わったことがない」

・・・はあ~
どうして、すぐバレるウソを

ついで

2023/8/3共に民主党の金恩京革新委員長
老人蔑視発言を謝罪するため、ソウル竜山区の大韓老人会中央会を訪れた席上

金浩一会長は事前に準備した金恩京委員長の写真を手でたたき
「しっかりしろ」
「真剣に謝罪し、二度とこのようなことがないようにしてほしい」

 2023/7/30金恩京(キム・ウンギョン)委員長
青年懇談会で
「なぜ老い先短い方々が(青年たちと)同じように表決(投票)するのか」
という息子の発言に言及
それを「合理的だ」と評し、「高齢者蔑視」論争を引き起こした

・・・確かに?老害とかは・・・
でも、これは筋が違う
あまりにも明後日
日本のがチョコっとだけ・・・
いや、最近は?な発言をするセンセイが・・・

今日も~
モナンテス・ポリフィラ/Monanthes polyphylla

6月半ば
鉢一杯に広がり
妙な花が満開
ただ変な方向に・・・
日当たりが偏ってた?

2023/8/6
修正

激情化した世界

 南半球アンデス山脈 真冬の気温37.8℃
強力な高気圧が形成されヒートドーム現象が・・・
アンデス山脈のふもとの海抜約1000m~1400m地帯で35℃を超える異常高温
一部地域では朝の最低気温が-1℃~4℃水準だが真昼には38℃くらいに上昇
過去最高気温を記録
平年の昼間の最高気温は22~25℃水準
熱帯夜現象で夜中の最低気温も低い高地帯では20℃台中ば

カナダの気象学者であるティエリー・グース氏
「大きな日較差を見せ新記録を更新している。チリの特別な冬の猛暑」

アンデス山脈の反対側のアルゼンチンもほとんどの地域で30~35℃を示すなど平年より2倍暑い猛暑が続いている
7月中旬から暑くなり始めたブラジルの場合30℃以上の暑さが続きこれまでの記録も色あせている
パラグアイ、ボリビア、ウルグアイなどでも連日記録的な猛暑

オーストラリアやアフリカなど南半球の他の地域でも非正常に暖かい気温が観測されているが
南米が特に劇的な理由は、パラグアイを中心に強力な高気圧が発達しヒートドームが天気を支配
現在ヒートドームは南米大陸の中南部を横断し東から西に伸びている
気象学者ら
「ヒートドームを発生させる高気圧帯が気候変動により今後さらに頻繁に発生するだろう」

猛暑による山火事も頻発
アメリカ カリフォルニア州では今年に入って最大の山火事が発生
先月28日からモハベ砂漠があるモハベ国立保護区域内のニューヨーク山脈で広がり始めた
山火事は2日現在331平方kmを焼いた
ヨークファイアと呼ばれるこの山火事は手が付けられないほど大きくなり、先月31日には近隣のネバダ州まで襲った

現地消防当局によると、1日に一部地域で雨が降り山火事の30%ほどが鎮火したが、激しい風が吹き火の勢いはなかなか衰えずにいる
一部地域では山火事にともなう熱気により6m近い火柱状の火災旋風が目撃されたりもした

CNNは今回の山火事のニュースを伝えながら
「生物多様性の重要な場所であるモハベ地域が大きく毀損されている」
特にモハベ砂漠の象徴ともいえる常緑樹のジョシュアツリーが火炎に包まれ
「モハベ砂漠の景観を劇的に変えてしまうだろう」

・・・カナダ・南ヨーロッパ・アラスカ、シベリアはど~なった?

2023/8/2 荒波が打ち寄せ、強風が吹いているフランス北部
連日の猛暑が一変し、気温が一気に低下まるで“冬の嵐”
地元住民
「気温を考えると、11月のような気がします」

一方、スパークリングワインの一種カヴァの生産地として知られるスペイン・カタルーニャ地方
干ばつのため、ブドウの実が干しブドウのようにシワシワ

カヴァ生産の専門家 エバ・プラサスさん
「ブドウの木は枯れてしまいました。根が深いので、水が届かなかったのだと思います」
ブドウ栽培 オリオル・ロイグさん
「この状況が続くのではないかと心配しています。一番怖いのは、この干ばつがもっと広がってしまうことです」

干ばつの影響でこのブドウの収穫量は、例年と比べ最大55%減る可能性が
生産者たちは干ばつに強い品種を使うなど、対策を模索

・・・シワシワのブドウ
熟していたら、美味しいワインに?
農業は露地では無理に?
工場にしても嵐でツブされる?

台風6号の進路は予測不能みたいだし
はあ~めちゃくちゃ
コレ
?十年前から、ある程度予測されてた
ソレを無視?甘く?見てたツケ
ヒトは進歩しないのね~

今日は~
フウラン/Vanda(Neofinetia) falcata

たぶん・・・豆葉ピンク根?
ピンク根が出てない
7月半ば
花芽・・・何年ぶり?

2023年8月3日木曜日

ドイツの物流を支えるライン川

ドイツ産業界が貨物輸送の新たな方法を模索している
ドイツ経済を混乱させている

ライン川は全長1230km,世界有数の観光名所であり、ドイツ国民にとって心の拠り所の1つ原油や天然ガスも含めた物資の内陸輸送の80%を担う経済の大動脈
その重要河川で2018年と2022年に長期の水位低下が発生
今年も再び複数地点で、満載状態で最大トラック1150台相当の貨物を運ぶ貨物船の航行が困難になるほど水位が低下している
ライン川を航行する輸送船にとっての要衝であるカウプでは、今週に入って水位が今年最低の水準まで低下

ドイツ国内で昨年、水運により輸送された物品は1億8200万t
2021年比で6.4%減少し、東西ドイツ統合以来最低に
ヨーロッパ南部を深刻な熱波が襲うなかドイツの連邦水路水運総局では、こうした減少傾向は今後も続くと予想

ドイツの化学メーカー・コベストロは完成品の30%以上をライン川経由で出荷する
原材料の多くもライン川経由で届く
コベストロでライン川問題対策チームを率いるウベ・アルンツ氏
「気候変動と水位低下の発生増加は、当社だけでなく、他の企業にとっても大きな課題となっている」
そこで同グループは低水位対応の荷船2隻をチャーターした
これならケルン周辺のライン川の水深が40cmまで低下しても、同社製品の塩酸を顧客に供給できる

約260km下流に立地する化学大手BASFも低水位対応の船舶の利用を開始
原材料の約40%をライン川経由で受け入れている生産拠点、ルートヴィヒスハーフェンへの供給が目的
可燃物や有毒化合物を輸送する方法としては、ライン川が唯一の現実的な選択肢であることが多い

物流協同組合DTGによればカウプ周辺での水深が1mを切ってしまえば、従来の輸送船では積載量を半分以上も減らし1500t以下にする必要がある

だがBASFが新たに導入した低水位対応タンカー シュトルト・ルートヴィヒスハーフェンであれば、30cmというきわめて浅い水深でも2300tの貨物を積んで、カウプの難所をクリアできる

BASFのバーバラ・ホイヤー副社長
BASFはライン川の水運に依存しており、ナフサを含む液状原材料のほとんどはライン経由で運ばれている
「生産を続けていくためには多くの原材料が必要だが、これほどの量を運ぶのは非常に難しい」

2018年、鉄鋼大手ティッセンクルップ
渇水期に、十分な原材料を入手できなくなったとして不可抗力を宣言
その後、貨物列車の長期チャーター契約を結び、製鉄事業に必要な約3000t/日の石炭供給を確保した

水位低下による影響を受けているのは大企業だけではない
ライン川水運が減速したことにより、ドイツの国内総生産は2018年に0.4%縮小
キール世界経済研究所
経験則として、2022年及び2018年に見られたようにカウプでの水深が30日連続で78cmを下回ると、工業生産が1%低下すると

ドイツ銀行はドイツ経済の2023年の成長率を-0.3%と予想しているが
水位低下が長引けば、景気後退からの回復は遅れる可能性があると

一方、DTGのロベルト・スプランジ取締役
経済活動の低迷に合わせて輸送需要も低下しており、水位低下による影響は、これまでの数年に比べれば対処しやすくなる可能性があると

輸送料金と低水位対応の輸送船のチャーター費がかさんだことで、産業界では利益率が圧迫されている
だが物流企業は、低水位対応の船舶への需要が増大したことによるメリットを享受

シュトルト・ニールセンでゼネラルマネジャーを務めるマイケル・ウィジテバール氏
「気候変動により、ライン川の水位異常が発生する頻度は上がると予想している」
同社では、ライン川沿いやその近辺に立地する複数の顧客とのあいだで低水位対応の輸送船について商談を進めている
各社ともサプライチェーンの健全性維持を懸念していると

ケルン市公共事業体の傘下にある独HGKシッピングは、こうした低水位対応船舶3隻を顧客向けに建造中
HGKシッピングのステファン・バウアー最高経営責任者(CEO)
エネルギーや化学、鉄鋼といった分野の企業にとって
大量の原材料を輸送するための選択肢が限られていると
「鉄道や道路など代替手段への転換に関しては、短期的にも中期的にも、輸送容量やインフラ、そして人員といった点が不十分だ」

やはり低水位対応の船舶を利用している化学大手エボニックも同意見
ドイツの鉄道システムは徹底的な刷新が必要で
世界有数の工業国は二流の鉄道網では支えられないと

・・・JRにやらせたら?
まあ、最終的にはヒトなんだけど
日本は2024問題があるけど
何でもかんでも安けりゃイイ・・・って
そのツケ
イビツなシャバが透けて見える
日本はJR・海運がある
JRも、海運もそれなりに事情があるけど
長距離はソレでいくしかねえだろうな~

今日は~
ネケイロプテリス オバタス/Necheiropteris ovatus?
ミヤマムギラン/Bulbophyllum japonicum
ミツデウラボシ/Crypsinus hastatus

7月
オバタスちゃんがキッチリでてきた
やれやれ
ミヤマムギランやミツデウラボシが隠れてく

2023/8/5
加筆

2023年8月2日水曜日

ヤクザの園芸?

倉庫内で大麻124株栽培 逮捕された暴力団幹部「趣味でやっていた」
2023/7/10北海道石狩市の倉庫で暴力団幹部の男ら3人が"営利目的"で乾燥大麻約2キロを所持したとして再逮捕
大麻取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕されたのは札幌市中央区に住む暴力団幹部の41歳の男と、札幌市手稲区に住む塗装業の38歳の男、札幌市東区に住む建設業の32歳の男の計3人
3人は共謀して7月10日、石狩市樽川にある倉庫で、乾燥大麻約2kg(末端価格約¥1000万相当)を営利目的で所持していた疑いがもたれています
警察によりますと現場の倉庫では乾燥大麻のほか、大麻124株が栽培されていて、栽培に使うLEDライトやデジタル計測器などの道具類も押収
警察が一連の捜査の中で3人が大麻を栽培している疑いが強まり、営利目的に栽培した疑いなどで10日に倉庫を家宅捜索し3人を現行犯逮捕

調べに対し暴力団幹部の男は当初「趣味でやっていた」
今回の逮捕でも「(大麻を)持っていたのは間違いないが、営利目的ではない」と引き続き否認⁈

・・・なんか本格的
機材も、整理されてる工場も
趣味でここまでヤる・・・
んなアホな

今日は~
デンドロビウム キンギアナム /Dendrobium kingianumシルコッキー

5月末
長らくコルクに着いてたコ
全然咲かないのでヘゴに着けかえ
このクソ暑い中でも
今のところ元気

2023年8月1日火曜日

家族と同居より独居老人のほうが幸せでボケない


高齢者が健康に暮らすには、どんな生活スタイルがいいか
医師の和田秀樹さん
「家族と暮らせない老後は可哀想という固定観念は捨てるべきだ。高齢者の独り暮らしには、自分に居心地のいい空間をつくりあげ、近所の人と交流しながら暮らせるというメリットがある。そのうえ独り暮らしの高齢者のほうが認知症になりにくいし、進行も遅い」

薬を飲まないと本当に病気になるのか
たとえば、血圧が高い患者さんに、医師はよくこんな言い方で薬を飲ませようとします
「ちゃんと薬を飲まないと脳卒中になるよ。脳卒中で死ぬよ」
「飲んでたら大丈夫だからね」
脅したりなだめたりしながら、きちんと服用させようとするのですが、こうした言葉にどのくらい意味があるの?

アメリカで、血圧が160mmHgくらいで、薬を飲んだ人と飲まない人を集めて6年後の状態を調べた有名な研究が
かなり大規模な調査で、エビデンスのしっかりした研究とされる
これによると、薬を飲まない人は10%が脳卒中になっていましたが
飲んだ人では6%
この数字から、有効であるとされた

・・・この4%の差に意味があるのか、無いのか・・・

医師がもし「飲まないと脳卒中になるよ」と言っていたとすると
薬を飲まない人の90%は、脳卒中になっていないことに
飲まずに脳卒中になった10%の人は運が悪かった人
薬を飲むと、94%は脳卒中にならないですみ
かかった人は6%に減っていますが、薬を飲んでも脳卒中になって、もっと運の悪い人が6%もいる
飲んでいても6%は脳卒中になるのですから、「飲んでいたら大丈夫」と言うのも詐欺的

このくらいの数字で有効であると効果が認められているわけで
「薬を飲まず、かつ運の悪い人」との差がもっと小さい薬はいくらでもある
医師の“脅し”を鵜呑みにする必要はありません
そもそも薬は体調をよくするために飲むもの
異常となった検査数値を正常に戻すために飲むものではない
処方された薬で、だるさやめまいといった症状があったら、遠慮せずに、医師にはっきり伝えましょう

健康診断や人間ドックの検査データには、基準値に正常とされる幅があり
基準範囲と呼ばれる
この基準範囲は、1000人とか1万人とかの健常者の検査数値で
分布の中央95%区間という意味
したがって、健康であっても5%の人は、この基準範囲から外れる
外れているからといって異常とはいえない・・・
検査データを判読するための目安にはなりますが、正常か異常かを判別することはできない

95%の人を正常とし、そこから高すぎたり、低すぎたりして外れた5%を異常とした統計値
つまり最大で、健康な100人のうち5人が異常となる
もともと健常者を集めた検査
異常でも病気ではありません
しかも若い人のデータがもとになっているので高齢者は含まれていない
高齢者の場合は、基準範囲からズレてくるのが当たり前
範囲に収まってさえいれば健康にお墨付きが出たと考えて暴飲暴食をしたり
外れていれば必要以上に心配して、数値を正常にするために薬を飲んだりしがち

・・・反省

どんな薬でも体に影響を与えるので、ある臓器の数値がよくなったからといって、健康になるとは・・・
検査データの異常が持つ意味を正しく知っておかないと、無用の薬を飲んでかえって健康を損なうことに

どんなものにもメリットとデメリットがあるので、それぞれの確率を考えて判断することに
端的なのは薬を飲むか、飲まないかを考えるとき
たとえば、副作用の確率が3%といわれたとしましょう
服用したことで、いまかかっている病気が悪化する確率とか
死亡率がどのくらい下がるのかを知りたくなりますよね
病気予防のための薬なら、発症の確率がどのくらい下がるのかが問題
当然、メリットとデメリットをそれぞれの確率から判断するはず

血圧の薬を例に、脳卒中になる確率は飲まなかった場合は10%だったものが
飲んだら6%に下がるとしましょう
もし副作用が表れる確率が20%あったとしたら、飲んだほうが損だと考えられる

家族についてもメリットばかりではありません
大家族で孫に囲まれて暮らすのが幸せというイメージを持つ人も多いかと思いますが
高齢者の自殺率は、独り暮らしの高齢者よりも、家族と同居する高齢者のほうが高いことが知られています

・・・ほんま?

福島県の調査では、独り暮らしの高齢者の自殺者は全体の5%以下で
そのほとんどが家族と同居していたことが明らかになっています
その理由
介護や看護をさせて申し訳ない
家族に迷惑をかけて心苦しい
といった心理状態なのではないかと・・・

独り暮らしの孤独からうつになる人はいるし、自殺する人もたしかにいます
でも独り暮らしだからといって孤独とはかぎりません
自分にとって居心地のいい空間をつくりあげ、近所の人と交流しながら暮らすのは、それはそれで満ち足りた毎日
独り暮らしの高齢者のほうが認知症になりにくいし、進行も遅い
現代では、むしろ理想的な姿?
家族と暮らせない老後は可哀想という固定観念は捨てましょう
家族との同居こそデメリットになっている場合がある
在宅介護をしている家族にアンケートをとると、30~35%くらいの人が
「虐待をした経験がある」と
具体的にどんなレベルの虐待なのかは不明ですが、言葉による虐待、叩く、つねるといったことが多いように思われます
同じことを施設で行えばニュースになって、激しく批判されることは確実
それが家庭内ではかなりの頻度で起こっている
人間は心理的に疲弊すると、どんな行動をするかわかりません
実際、“介護殺人”は、年間におよそ50件
統計上、日本では殺人事件が年間1000件を下回っているので
その5%は介護がきっかけになっている
いまだに高齢者を施設に入れることに対して、ひどく罪悪観を持つ人が
自分を責める必要はないように思います
単純なイメージでは独り暮らし=孤独で、子供や孫などの親族と離れて暮らすのは不幸に見えるかもしれませんが
同居のほうがかえって不幸だったりする

いま日本では、お産で妊産婦が亡くなることはごく稀
2020年の出産10万例あたりの妊産婦死亡率は2.8でした
この数字はきわめて低いだけに妊産婦が死亡すると産婦人科医が訴えられるようになりました
とはいえ、1960年代までは妊産婦死亡率は100を超えており、お産は命がけでした
不幸なことですが、いまでもゼロにはならず、一定の確率で妊産婦の死亡は起こっています

確率は低いけれどもゼロではないことはたくさんあります
たとえば、街を歩いていて車に轢かれて死ぬ確率は、相当低いけれどもゼロではありません
ただ、そんなことは起こらないと思っているから、高齢者が運転して死亡事故を起こすと大騒ぎをする
運転者が誰であろうが、統計上日本では1日に約10人が交通事故で亡くなっている(2021年調べ)
都合の悪いことは起こらないと考えていると、リスクの確率を考えたうえでものごとを決定することができません
当然リスクへの対策も立てていないので、想定外のことが起こるとパニックになってしまいます
東日本大震災における東京電力の原発事故も、今回のコロナ禍も、そうした思考が背景に

別の言い方をすると、これは日本人にありがちな頭の固さそのもの
日本の場合、いったん決定したらなかなか変更しないし、変更したらもとに戻れないという感覚が強すぎる?
政策でも何でも、ダメだったら戻ることができるという思考回路があればこそ試行錯誤できるはずなのに
そう思えないから改革が進まないというところも
うまくいかなかったら、柔軟にやり直せばいい
少なくともいったん決めたことはずっと守りつづけないといけないという意固地さや
逆に、いったん変えたら後戻りができないと思い込む柔軟性を欠いた発想は
頭がいい人の頭を確実に悪くします
確率の考え方を取り入れると、ものごとは起こるときには起こるのです
リスクに対処することも必要だし、想定外のことが起こったとき、柔軟に対処することも織り込んでおくという姿勢を勧めたい

・・・一人だと、生活する上での緊張感が違う
刺激がある
それを生かせるかどうか・・・
え~
家族と暮らす方が
刺激的だったり・・・

今日は~
シモツケソウ
7月の初め
割とアチコチにあるけど
ここんとこ見てなんだ
イイ花だけど
場所取り