2022年10月7日金曜日

月5万円の年金生活

 年金月5万円の71歳「今が一番幸せ」

月5万円の年金で生活する紫苑さん
やりくりするために、生活上でさまざまな創意工夫
例えば新しい洋服が買えなかったとしても、帽子ひとつでオシャレ度はぐっとアップする
テレビを見ればあれもこれも値上げ値上げなうえ、以前取り沙汰された老後資金2000万円問題
老後が不安
そんな中、年金わずか月5万円で暮らすひとりシニア紫苑さんの節約生活
紫苑さんはシングルマザー、2人の子どもたちが独立してから貯金をはたいて都内に築40年の小さな中古住宅を購入
フリーランスだったため年金は国民年金月5万円
「今が一番幸せ」と言い切る紫苑さんの衣食住と考え方を紹介した新著
『71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』より一部抜粋

私が節約ブログを書きはじめたのはコロナ禍のなか、69歳のとき
お金について考えるのが苦手というか、この年になるまでお金とちゃんと向き合った経験はほとんどありません
逃げていたのだと・・・

・・・それが普通
いやでも向き合わないとならないと

母子家庭で2人の子どもを育てていた上、フリーランスの仕事で収入は不安定
そのためつねに漠然とした不安を持ちながら長い間暮らしてきた
一般的に子どもが育つまでには¥1000万とも¥2000万とも言われていた時代
2人の子を育てあげるまでにはどのくらいかかるのか、それを考えるだけで気が遠く
老後資金¥2000万にしても同じ
そんな数字を考えていたら意気消沈するばかり、前に進む気力もなくなります
そんなことで、数字には目をつぶって生きてきた
というかそのようにしてやって行くしかなかった
あまりの不安で夜眠れないこともありましたが、息も絶え絶え、どうにかやっていました
そこにコロナ
外に出ることさえ危ないという事態に
仕事もなくなり、どうしよう
改めて年金振り込み通知書を穴のあくほど見つめてみましたが、何度見ても金額が変わらない
さて、どうする?
人生で初めてお金に向き合う生活の始まりです。69歳。あまりに遅い目覚め

外に出られない、1人での食事を始めるにあたり、いくつか決めたことが
①1人でも3食ちゃんと食べる。
②食費は月に1万円前後とする。
③安く、美味しく、かつ栄養のあるメニューを考える

1人でもちゃんと食べる、は、家族がいないと料理をする気力がわかない
作る気がしないという人が多いのを知り、これは避けたいと思った
これから70代、80代を過ごすためには健康は大きな課題
・・・ワタスは今2.5食
1食でもいい気が・・・枯れた

1人で病気、あるいは1人になって毎日身体がいうことをきいてくれなくなるのはツラいなあと
ちゃんとした食生活は健康の基本
そんなことから、とにかく3食ちゃんと食べることを自分に課した
始めてみると、この生活は私には快適
好きなものを好きなように食べることがでる
加えて量も質も、自分好みに
今では安い食材を工夫して食べることは習慣に
そのお陰で身体まで丈夫、元気に
・・・ケーキ好きはどうすれば?

もっとよかったのは、お金の心配、不安がなくなったこと
元気になったのは、この不安がなくなったのが大きな原因かも
“完全自炊”で食費は月1万円以下
お金を遣わない生活は多くのメリットをもたらしてくれましたが
ここでそのうちの5項目を
① 安く美味しく身体にいい食生活で若がえった
身体にいい食材は安い。その理由は旬ものしか買わないから
スーパーに行くとまず安い野菜(わが家の近くのスーパーでは100円前後のもの)を探します
ごぼう、小松菜、大根、キノコ類など、身体にいい食材ばかり
あとは定番のたまねぎ、じゃがいも、もやしなど
それらをシンプルに料理することで、簡単に美味しい料理が楽しめる
キノコは胃腸に優しく、ごぼうは腸活にいい
こういった知識も少しずつ増やしていきました
その結果、長年の過敏性大腸炎がいつのまにか治っていた
毎朝の快腸生活は身体全体を元気にしてくれ、なにより気持ちいい朝の習慣

年金5万円で暮らせるという安心感
② お金への不安がなくなった
食を決めることで、それほどお金を遣うことなくやっていけるメドがたった
年金内で生活できるとわかった、これは大きい成果
食生活だけではなく、ほかの部分も見直し、年金の範囲内で暮らせるというか
暮らすしかないという生活ですが、コロナ禍の中、何か月か試した結果
それで暮らせるとわかったときには安心することがでた

③ お金の遣いどころがはっきりしてきた
メリハリのある遣い方ができるように
プチプラ生活を続けるなかで、片付けやリメイク、DIYを始めるように
あまりに多くのモノがあると、生活が煩雑になるから
リメイクはもちろん、ファッション代を浮かせるため
リメイクについては、着物に夢中になっていたときから興味を持ち始めました
夢中になり始めたばかりの頃は知識がなく、
サイズが合わない、フリマで買ったもののまったく色や材質が違うといったことが頻繁に
でも捨てるには忍びなく、ほかのモノに変身させ始めた
それまではブランド物も欲しいなあと物欲のカタマリでしたが
今では買うより作るほうが楽しい生活
買うは一瞬の喜びですが、作るのはそのプロセスも楽しく
出来上がったモノも世界に一つしかない
それに「この着物やシャツを、こうしようと」とひらめいたときには脳が若がえったような気が
・・・正しい頭の使い方
他人を、どうダマそうか考えるより・・・

節約するときは数字から入らない
④節約は無理したり、我慢したりしなくても楽しくできる
「節約」という言葉が嫌いで実際に「節約生活」は苦手
とにかく数字に弱く、数字を前にすると頭がくらくらしてくる
大きい数字は心理的に負担に感じ、小さい数字は不安が襲ってくる
お金に向き合うと平静ではいられない
だから、なるべくお金というものからは逃げたい、避けたいという気持ちに
ですから1万円食費、プチプラ生活を始めたときも食費を減らそう、生活費を切り詰めようと数字から入ったわけではなく
安く美味しい食材は何だろうと、とにかくお金は遣わないというこの2点だけから始めた
日々の生活のなかで、「今日は何を食べよう」「どんなふうにすれば美味しくできるかな」と毎食の食事作りに集中
味付けも食材も自分の好み、値段が安い上に美味しい食生活はストレスフリーの生活
そのせいか、ストレス買いもなく、ストレス食もなくなった
スイーツは大好きでしたから、最初はベッドに入っても夜中にスイーツの夢を見て、突然目が覚めたことも
それも少しずつ収まり、今ではあまりに甘いものを口にすると逆に気分が悪くなるほどに
節約は無理しなくてもできるとわかるようになると、もう一歩進んで楽しむように
自分で工夫することが楽しみになってきた
お金がないことが苦境、辛いことだとしたら
節約はそれを乗り切るための方法の1つ
そしてそれを楽に実行するにはズボラなくらいのほうが楽しい
あまりに細かい節約は息が詰まるようで、私にはストレス
すぐに止めていたと思う
お金のことはひとまず棚に上げ、目の前の美味しいモノ、面白いことにだけに集中する方法は私には合っていた

⑤ 将来=死への不安もなくなった
プチプラ生活を始める前は死への不安や怖れがとても大きかった
「死ぬ瞬間」「人は死んだらどうなるのか」といった本を読むことが多かった
1つの不安材料は、きちんと見つめない限りほかの不安をも呼ぶのかも
いわゆる漠然とした不安がいつもつきまとっていた
中古の一軒家を購入するまでは賃貸でしたから、毎月家賃が出ていった
それにまだ生命保険にも入っていたので(のちに解約)、そのお金も月に2万円も払い続けていた
家を購入していなかったので貯金はあったが、それは徐々に減っていく
貯金はあっても減っていくのは心細い
孤独死は嫌、死にも見栄を張っていた
そんな不」をごまかすためか、着物をはじめ、いろんなものをよく買っていた
不安でストレスが起きる→モノや食べ物でごまかそうとする→お金が出ていく、食べ過ぎなどで体調を崩す→ますます不安になる
というまさに悪循環の日々
家族ともあまりうまくいかない、不安は募る
不安まみれの生活のなかで、どんなふうに死ぬんだろうとよく考えた
どうせ死ぬんだからと、どんなふうに死ぬんだろう
の間で揺れ動いていた
現実の不安をちゃんと見るのが嫌で、そんな生活を続けていくことの怖さが飛躍して死へと繋がっていったのかも
無意識のうちにストレスになっていたのか、当時は週に3日もジムに通っていたにもかかわらず体調が崩れることが
死への不安が今はまったくないというとウソになります
でもプチプラ生活で体調がよくなり、これでやっていくとの覚悟ができたせいか、見栄を張るどころではないと気づいたせいか
ふっと肩の力が抜けて楽になりました。
死への不安のなかには、なぜか見栄もあった
どんな見栄かというと孤独死だったり、お墓だったり、みじめに死にたくないといったこと?
死においても見栄を張る、とはどんだけ小物なんだと・・・

70歳を前にして人並みに終活なるものを
せめて死んだあとには、家のなかにモノをあまりの残さず、自分が倒れた時に誰かが家に入ってきても、あまり汚い場所は見せたくないなど、外や子どもたちに向けての気持ちが大きかった
その一環として始めたプチプラ生活は、いつのまにか生活
つまり生きるための活動になっていた
不安がなくなり、きちんとした食生活で身体は若い時以上に元気になり
後ろ向きの気持ちから前向きに変わっていった
もちろん、年は取っていく
年齢的にはより死に近づいているのですが、なぜか死は前より遠のいていった気が
それが錯覚だとしても、それはそれでいいのではないでしょうか
不安も錯覚ならお金のあるなしも錯覚の1つ
同じ錯覚なら、元気という思い込みのほうが何倍もいいに決まっている

節約生活で身体が、心が、人生が変わっていった
この本は、69歳というぎりぎりの年齢、多くの人が終活をする年になってようやく、終活どころか、生活のためにあれこれやった(やらざるを得なかった)私のささやかな工夫の記録
でも、その工夫はこれまでにない健康な身体と心をもたらしてくれ、新しい世界を開いてくれることに
まさに身体が、心が、人生が変わった
本のなかの工夫や考え方が、少ない年金で暮らしている人だけではなく
これから厳しくなっていく年金世代の方にも少しでも役に立つことを祈っています

・・・なんとなく不安な年金生活
¥5万でもヤれるんだ
という安心?をもらえた

何か不安に、なった時
目の前の、具体的にできるコトをヤる
些細なコマゴマしたコトでもヤる
すると・・・
人の死にしても
実際に周り、ましてや本人にデキることはロクに無い
流れの中で淡々とデキるコトをヤるだけ
コワがったり、悲しんだりしてらんない
そういや
友人の親父の通夜の後
客が帰った後
遺体の横で麻雀
そのまま寝たっけ

今日は~
モナンテス アミドロス/Monanthes amydros

8月終わり枯れ枯れ
多分、水切れ・・・
もう小さいのが1株しかないんで・・・
種がコボれてるはずなんで
このママ維持するつもり

2022/10/8
加筆

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